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修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー

2016.04.01【Vol.1333】

手前箸作り

手前箸作り

東武池袋カメラ修理講座の皆様とMy箸作りと蔵前にあります指物師工房へお邪魔してMy箸作りに挑戦です。
墨田区は物作りの街です。街興しでしょうか?体験講座が多々あるようです。

手前箸作り

渡されました楓の教材とミニ鉋(かんな)に中央に溝が刻まれた台座。本当に小さな鉋なのです。無骨で節くれ立ったおやじの手には馴染みそうもありませんよね。
最初に鉋のかけ方。削る場所等の説明が終わり、指物師の実演がありました。
鉋が滑る音色、鉋屑が平均な厚さでニョロニョロと渦を巻きながら出てきます。
手の平だけはおやじと変わらないのですが、鉋を握る手は流石に指物師の手であり、ミニ鉋が吸い着いています。

手前箸作り

思うような鉋屑(かんなくず)になりませんね。指物師に手直しを戴きながら徐々に箸らしい形に近づきます。

手前箸作り

仕上げは2種類のサンドペーパーで仕上げます。
最後にOILを塗布し参加者それぞれの思いがこもったMy箸が完成しました。

手前箸作り

橋の欄干に力士の飾りある蔵前橋をテクテク両国へ向かっています。

手前箸作り

水面にカルガモが不規則な水紋を描く旧安田庭園を横切ります。

手前箸作り

昼食は久しぶりのちゃんこ巴泻。子会社時代の忘年会は此方が人気で木造のお店でした。
美味しく人気のお店で予約が取れないほどでした。その後、新館が出来接待にも利用したのです。東京を麻痺させた大雪は二昔前の1994年かな~ぁ!と記憶が曖昧で杯を重ねる毎に屋根や道路は白きペンキに覆われていきました。
交通機関が動いている内に。。。と切り上げたのですが、地下鉄を除き公共交通機関は止まり横浜へたどり着いた頃は夜が明け始めてしまったそうです。

手前箸作り

ちゃんこ鍋は汁物。お腹満たされても別腹と言うものの収まる容量がありますやら。
おやじ集団は意に介さないようで女将に導かれたのは甘味処國技堂でした。
楽しみましたのは人気のせんべいクリームあんみつ。ヘモグロビンA1cが上昇しますね。

手前箸作り

交差点を渡り明暦の大火(1657年)で亡くなった菩提を供養する為に建立された回向院へ向かいます。犯罪人は墓を作ることが禁止されていた江戸時代ですが義賊として虚構の鼠小僧次郎吉とした作品を河村黙阿弥が世に送り出し、庶民に人気が出ました。
現在も人気がありますね。墓石を削って財布に入れておくと金回りが良くなるとも言われ墓石を削られては大変と「欠き石」が置いてあり、姿が小さくなっていました。
参加者の一人もあやかりたいと持ち帰りました。

手前箸作り

回向院の裏手が旧本所松坂町(現両国2・3丁目)。忠臣蔵で有名な吉良邸跡が公園になっています。映画やTVでの吉良邸は部屋数も多かったと思います。現在の吉良邸跡は当時の1/86と説明がありますから実感は出来ませんでした。
理解できるのでしょうか?海外からの旅行者と思われる方も見受けました。

手前箸作り

高齢者は入場料が半額。江戸東京博物館を始めて見学し、大名籠に乗り喜ぶ隠居人でした。

手前箸作り

何度も読み返した杉浦日向子監修「お江戸でござる」の中に「貸本屋」の項ががあります。
江戸時代紙は高価で読み物となれば尚高価ですから貸本屋が大流行でした。
隠居人、幼少時代も貸本屋は存在していましたが、江戸時代は、それ以上繁盛していたようです。展示されていた貸本は、貸し出されたであろうと推測すれば綺麗な状態でした。
そこで思い出しました。リサイクルの項に「本をめくると時、左下の角だけをもってめくるという、取り決めがあり、子供の頃より教えられた」と記述がありました。

隠居人 田口由明

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