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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

撮影やカメラの機能、設定についてやアクセサリーなど、写真に関することを
簡単ではありますがお話しできればと考えております。
毎週更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

種清 豊(たねきよ ゆたか)

1982年大阪生まれ。京都産業大学外国語学部ドイツ語学科卒業後、
写真家竹内敏信氏のもとで約3年間のアシスタントを経て、2007年よりフリーランスに。
主に、昭和の街並みや現代の街のスナップを撮影中。
カメラ専門誌、WEBなどに写真関連記事を掲載している。

キヤノンEOS学園講師 NPO法人フォトカルチャー倶楽部講師

2017.09.29【Vol.341】

子供を撮ってみる

子供を撮ってみる 1

子供を撮ってみる 2

今回のコラムをもって最終回となります。2011年の3月より始まったこのフォトコラムも今回で341回目になりました。いつものことながら締め切りぎりぎり!?での入稿でコラムを担当してくださる関係者の皆様には、ご迷惑をかけどおしでした。また、乱文、誤字など見苦しい記事になっているものも、改めて見返すとたくさんありますが、そんな勝手気ままな当フォトコラムを丸6年半も連載させていただけたことは、とても貴重な経験でしたし、感謝しております。

さて、今回のコラムは「子供を撮ってみる」です。
あまり今までのコラムでも触れたことの無いネタですが、風景、スポーツなど色々なジャンルがあるなかで、写真の大きな目的ともいえる「記録」という観点でみると人物の写真というのはどこか特別な意味をもっているのではと思います。身近な家族やペットであれば尚のことでしょう。そして、子供の日常を記録しておくと、その時にはあまり実感がわかなくても、子供が大きく成長したときに撮影された写真の価値が出てくるはずです。

実際の撮影では、目にしっかりピント、絞り開放でボケを活かす、というのが一つはキホンの撮り方かと思います。そんな写真が1枚あると感動モノです。その際、大口径レンズといったものもほしくはなるのですが、レンズキットなどで手に入れた望遠ズーム(55mm-250mmや55mm-200mmなど)を使っても十分キレイな子供単体の写真は撮影できます。望遠側いっぱいにズームすればボケは必然的に大きくなります。デメリットは被写体からの距離が離れてしまうこと。バストアップや顔のアップにするのも一つの手です。また子供はどうしても動き回るので、AFのポイントは自動選択(カメラが手前側の被写体に自動的にピントを合わす)にしておくといいでしょうし、連写の設定が有効です。そして、AFの機能設定も、動きモノの被写体に強いコンテュニアスやAIサーボのような設定にしておくといいでしょう。

そしてできればストロボ(外付けストロボ)があると便利です。逆光のシーンなど様々なライティングが変化する屋外では重宝するアイテムです。もちろん室内では点状へのバウンスなどを活かして撮影できますし、何より高感度に頼る撮影とは一味違う撮影が行える魅力があります。

成功の秘訣はたくさん撮ることです。多少のぶれ、ボケははじめのうちは当たり前です。100枚撮って1枚あればOKぐらいの心持でいきましょう。コレはなにも人物撮影に限ったことではなく、写真全般に言えることなのかもしれません。

最後になりましたが、写真の世界はこれからもさまざま進歩があり、新しい技術も出てきて、当コラムで触れた解説などが過去の遺物もしくは無用の長物になるときも来るでしょう。しかし写真愛好家の皆さまはこの先もずっと存在し続けてくれるわけで、何かのきっかけでまたこのコラムを見てくださったり、この先も思い出していただければ幸甚です。今までご覧になっていただきました読者の皆様、本当にありがとうございました。

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