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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2017.05.12【Vol.321】

カメラのフィルター効果を使ってみる

ヴィンテージ風

セレクトカラー

ドラマチックトーン

魚眼風、ジオラマ風などの特殊効果や、ポップアート、トイカメラなどといったフィルター効果を各メーカーがそれぞれカメラに搭載しており、ダイヤル操作一つでイメージ満載の作品を撮影することができます。

フィルター効果や特殊効果は、ピクチャースタイル(Canon)や、ピクチャーコントロール(Nikon)と呼ばれ、かつてフィルムの銘柄を変更していたかのような、彩度、コントラスト、シャープネスなどの設定を細かく調整しつつ、撮影された画像自体に極端な変化を施さない所謂「仕上がり設定」とは違って、出来上がる写真そのものが肉眼で見るものとはまったく異なる世界感を作り出してくれるのが特徴です。上位クラスの一眼レフカメラには機能が搭載されていないものも見かけますが、ミラーレス一眼やミドルクラスの一眼レフカメラであれば、フィルター効果が備わっている機種がほとんどです。写真教室などで教えている生徒さんの中にもこれら機能を知らなかったり、知っていても使ったことがないという方がほとんどでした。確かにその機能を使っただけの写真になるかもしれませんが、使って見ると案外一日中その機能で遊べたりします。

また、一見、視覚的効果によるインパクトある仕上がりに押されてしまうようですが、シチュエーションや被写体を選ぶことで、それらフィルター効果の魅力もグッと高まります。また、最近では、それらエフェクト(効果)をブラケットで連続撮影できるので、自分の好みにあった一枚を後からセレクトするということも可能です。特定の色を残してそれ以外部分はモノトーンで見せるセレクトカラーや通常のモノクロよりも粒子感がありノイジーなモノクロ表現ができるラフモノクロ、独特の色彩が特徴的なポップアートなど、目の前の被写体の様子を一変して記録してくれるフィルターを試してみてはいかがでしょう。

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