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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2015.10.09【Vol.239】

パターンを狙ってみる

パターン1

パターン2

パターン3

パターン4

被写体をどのように狙うかということは撮影するときに一番気にかかることではないでしょうか。それがフレーミングであり、構図の決定につながっていくのだと思います。「この被写体はこう見せるといい」というセオリーのようなものはあるかもしれませんが、何をどのようにアプローチするかは基本的に自由です。その被写体に見えてくるもの感じるものは人それぞれ違い、たとえ同じ被写体を多くの人が一斉に狙っても、少しずつその画面は変化していきます。まずは、被写体のどの部分を見せたかったか、イメージをどのように伝えたいかがシンプルにわかる撮り方をしてみてもいいでしょう。

今回の写真は被写体の中に見えてきたパターン(連続性)に注目してみました。本来は窓枠であったり、建物の外壁であったりと日常的に見慣れている素材の中で見つけたパターンです。また、パターンといっても、規則的に配列されたものから、植物のように存在そのものが対照的に見えてくる被写体まであります。目を凝らしてみる、すこし角度を変えてみる、それだけで簡単に発見できるものばかりです。肉眼だけでなく一度ファインダーを通してみることも大切です。レンズを通してみた世界は肉眼とは違い、被写体の発見に大きく影響するかもしれません。

その被写体の発見、気づきということが写真撮影に至る過程の中で一番大切なことです。その先に技術や知識を使って撮影を行います。普段こういった撮り方はしない、ということではなく、一度カメラを向けて見る、角度を変えてモノを見てみると以外と身近で撮影できる被写体は多いのではないでしょうか。

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