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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2015.07.24【Vol.228】

蓮を撮ろう

蓮 順光

蓮 日陰

蓮の影

7~8月という夏季に咲く蓮の花。はちのすに似た形状から「はす」と呼ばれるようです。開いている状態のものは朝方の涼しい時間帯から午前中とされますが、日陰にある蓮だと日中でも花が開いている場合もあります。

薄いピンクや白色が美しく、花も大きいので見応えがあります。葉っぱの緑や青空とのコントラストを活かして見せるのもいいでしょう。枯れてしまったものや折れた茎の形状、水の写りこみなども蓮の特徴的なモチーフとして狙うこともできるでしょう。花の色は曇りや日陰のほうが淡いきれいな発色をしてくれます。ですが、強い太陽の光でも花びらの筋や輪郭がきれいに表現されてきれいな表情を撮影できます。

蓮に限らす、WBで写真の色を大きく変化できるのですが、日陰や曇りモードではやや赤み(黄色)が強くなってしまいます。太陽光モードでの撮影が無難なことも多いようです(太陽の角度や当たり方によります)。また、任意で色温度を指定できる場合4700Kあたりから5200Kあたりで調節してみてもいいでしょう。蓮の花の色だけに捉われ巣周辺にある大きな緑の葉っぱの色にも注意して補正を行うといいでしょう。

大きな池に咲いていることが多い花ですので300mm程度の望遠があると非常に便利です。広角や標準レンズですとどうしても近づけないなどの撮影の制約は出てしまいます。また、PLフィルターは効果的です。青空、水面、花や葉っぱの反射の調整に不可欠です。PLを最大にかけると色が濃くなりなりすぎるので、色ではなく、表面の反射の程度を調整する気持ちで使用するべきでしょう。

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