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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2015.02.20【Vol.206】

室内で花を撮る

プラス3補正

ピント位置を移動して撮影

水滴

季節柄撮影する被写体も少なく撮影に出かける機会が減ってしまう方も多いのではないでしょうか。天候も不安定なことが多く、曇りの日が多い毎日です。そんなときでも室内でちょっとした準備があれば小物や花の撮影も楽しめます。
曇りや雨の日でも日中であればレースのカーテン越しは立派な白背景に早変わりです。また太陽の強い光が差さないことから影も出にくくストロボ無しできれいな花の写真が撮影できます。レースのカーテン越しということでシチュエーションとしては逆光のライティングと似ています。そのため被写体手前側が暗くなるので、大幅なプラス補正が必要で、レフ板があるとより効果的です。また絞りは開放からF5.6程度にとどめておいてボケを生かした写真を狙うといいでしょう。

用意するものは

  • 花(小ぶりにまとまったアレンジメントや30cmぐらいの一輪挿し)
  • 60mm~100mm程度のマクロレンズ もしくは2番3番のクローズアップフィルター
    (マクロレンズがなければ望遠ズームレンズの最短撮影距離を使えばマクロのような撮影が可能です)
  • レフ板(アルミを張った板でも可能)
  • 三脚

の4つだけです。

そのほかに敷物や背景にボケを作るための予備の花や水滴用の霧吹きやスポンジなどもあるといいでしょう。撮影できる時間帯はこの季節であれば午前から午後4時頃まで撮影できます。4時ごろだと少し暗いかなと思いますが、ISO感度を上げれば大丈夫です。三脚を使うことで手ブレは抑えられますが、小さな花は少しの風で動いてしまうので、じっくり観察してゆれが収まるのを待って撮影しましょう。

作例はレフ板無しでプラス3補正したもの、レフ板ありプラス2補正、露光中にピントリングを回して柔らかさを演出したもの、マクロレンズの最短で水滴を撮影したものです。

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