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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2015.09.11【Vol.235】

外国の街並みを撮る

キール

プラハ

ベルリン

リューベック

日本とまったく雰囲気の異なる海外の街並みは、いろいろと目に飛び込んでくるものすべてが、非常にフォトジェニックに感じます。

ドイツの街並みをテーマとして撮影に赴くことがあるのですが、高いビルが少なく、また日本とちがい電柱や電線が埋設されているために空が広く感じられるのも大きな特徴です。石組みの家が多く、築100年程度の建物はたくさんあります。街ごとに特色が残っていて、日本の都市部のような画一化された景色は見ることができません。教会のステンドグラスなど目を見張るような美しい装飾から、石畳の路地に至るまで、被写体には困りません。独立都市として機能した場所も数多く存在するので、街ごとにそれぞれの特徴を持ち、それらを活かした撮影も面白いでしょう。

ヨーロッパの町を歩いていると、太陽の角度によるのか、光の当たり方が日本とは異なっているように感じられます。特に斜めから指す射光線は大変きれいです。大きなガラス窓を使い、できるだけたくさんの太陽光を取り込む工夫がされた駅舎の屋根やアーケードも魅力的です。また日本でも明治から昭和初期に建てられた西洋風のビルディングに見られるような、特徴的なファサードを持つ建物も美しいでしょう。また環境の違いなのかウサギやリスなどの小動物が郊外の町中を自由に走り回っており、非常に穏やかな雰囲気を感じることができます。

限られた時間でまわる海外撮影であればたくさんの街を一度に見てまわるのも楽しいでしょう。観光ではなく撮影をメインで海外に赴くなら、一つの街に長く滞在してじっくり見てまわるのもスナップ撮影としてはオススメです。

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