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修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー

2016.09.02【Vol.1376】

Periflex 3 編(FBのお友達)

Periflex 3

巻き戻しの回転に不具合があります。
其れには秒時速度カム部を分解していかなければなりません。
攻め込むか?撤退か?冷却期間を置くことに致しました。

Periflex 3

分解するにあたり、速度秒時ダイアルの位置を確定しなければなりません。
如何なる秒時にするか悩み、カム盤に接する二つの連絡板がストレスを感じない位置はBと推測したのです。

Periflex 3

速度連絡板のCリングをと座金を分離しましても余裕が無く分離出来ません。
巻き戻し軸受けに目印の線を引き、①と②のネジを外せば順次外せるのではと考えます。

Periflex 3

Periflex 3

Periflex 3

Periflex 3

Periflex 3

Periflex 3

全部でカム盤と押え盤は7枚になりました。

Periflex 3

巻き戻し軸受けはパトローネ室側より3本のネジで固定されています。
記事を書きながら閃いたのです。最初にこの3本ネジを外せば巻き戻し軸受けにカム盤が取り付いたまま外せたのでは無いかと、推測した次第です。
と申すのも組み立て時に楽に組み込めるからです。でもね!検証する余力はありませんでした。次回に検証するとしても出会いは難しいですね。

Periflex 3

やっと巻き戻し軸が分離出来ました。回転が重い原因は摩耗した際の金属片でした。

Periflex 3

組み立てが終了したのですが、巻上ノブ部&巻き戻し部の化粧皮がありませんでした。
どうするのか?適当に塗料で誤魔化すか!なのです。
其れには穴開けポンチが必要であり、厚さの薄い皮が必要になります。厚ければ削ぎ機で削いで貰わなければなりません。 思い悩んだ末に革製品を生業としているFBのお友達にメッセージを送りました。
返信が嬉しかったですね。快く「喜喜屋」さんは引き受けて戴き3種の皮の打ち抜きが届きました。
早速貼り付けてみました。良いですね!喉に刺さった小骨が抜けた気分です。
此度は人と人の繋がり、相談事を引き受けて戴けた気持ちに感謝!感謝!です。

隠居人 田口由明

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