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修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー

2013.09.13【Vol.999】

桧原蕎麦の播種2013

雲

例年天候に恵まれていました檜原蕎麦の播種日。今年は数日前からグズグズした気圧配置です。檜原街道を下川乗地区より更に上りました所に奥多摩湖があり、貯水量が減り続け数年振りに人工降雨装置を作動させるとのニュースがありました。
利根川水系も同様で第二次取水制限かと言われています。
AM5:30分起床した時は小雨がアスファルトを濡らしています。慌ててPCの電源を入れ、雨雲レーダーを確認します。予報は西から雨雲が断続的に東に移動しています。
事務局に連絡すると決行との返事で一路雨に濡れながら中央道を八王子へ向かいました。
途中地元の方宅によります。雲の動きを見まして昼ごろには上がるとの事でした。

耕運

蕎麦を播種するには耕運をしなければなりません。しかし、畑は背丈ほどに伸びました夏草に覆われてしまいました。草刈りの日は暑い盛りでしたね!隠居人、都合が悪く参加できませんでしたが草刈り機で薙ぎ倒したままでしたので小雨の中片づけを致します。
茂っていたのはオオアレチノグサかヒメムカシヨモギの背丈の高い外来雑草の様です。
ヒメムカシヨモギは明治維新の頃に渡来し「ご維新草」「根維持草」の別名を付けられました。又、オオアレチノギクは遅れて渡来し、鉄道敷設に伴い全国に広がったとあります。
オオアレチノギクを分解するとオオ・アレチ・ノギクとなり伊東左千夫の代表作の野菊と比べるにも値しない渡来雑草です。隣の休耕地には、未だ、背比べ中の渡来雑草で覆い尽くされています。

耕運機

トラックターが入る事が出来ない2面の畑はたかさご会保有の耕運機で致します。
覆土流出を防ぐために石ころだらけの耕運は深耕が出来ません。

雑草

隣家との境には防草シートを敷設してありましたが、降雨により土砂に覆われ雑草が喜んでいた次第です。草刈り大王、捨てておけず横浜の蕎麦友の助けを借りて除去したところです。お隣さんがビックリする事でしょう。

ギシギシ

この地で最小の畑はギシギシで覆われていました。ギシギシは地下茎を地中深く伸びますので育てすぎると駆除が大変です。
鍬・シャベルを動員して大方を掘り出しました。

トラクター

道路下の畑は直接トラックターが乗り入れられます。小雨降る中一回目の耕運の始まりです。

播種

一度目の耕運が終わったところで鶏糞・骨粉・お店から持ち込みました鰹出汁殻を散布致します。そして二回目の耕運を致し、蕎麦を播種致します。

ミツバチ

屁糞蔓の花でミツバチが蜜を集めています。厳しい寒さ故か?都会のミツバチより体毛に覆われている気がします。蕎麦の花が咲く頃は宜しくお願いを致します。
調べますとトラマルハナバチのようでミツバチ科でした。毛深いので花粉を媒介するには打って付けの昆虫のようです。

ロープ

道路上の二面の畑に施肥後、ロープに沿い溝を切り、手蒔きを致します。
傾斜もきつくなり全ての作業に辛さがありますね!

防鳥網

昨年は萌芽が最悪の年で収穫量も最低でした。何故、萌芽しなかったのか?播種後に降雨が見込めなかったのか?地元の方の情報ですと野鳥が啄んでいたとか。全面的に防鳥網を張る事は出来ませんが、脅しを兼ねて防鳥網を敷設しました。
山里の畑は動物たちとの闘いです。成果は一週間後に目にする事が出来ます。

ありがとうございました

根小屋からお助けに駆けつけて戴きましたトラックターが檜原村を後にします。
上りより下りの方が剣呑です。急な曲がり角、急な下り坂、お気を付けてお帰り下さい。
今年もお助けいただきありがとうございました。80日後には良き収穫が待っている事を願わずにはいられません。帰りの道が込みますので一部の方は暇を致しました。
残りました参加者は、野良仕事の汗を流すべく数馬の湯に向かいました。
朝が早かったので眠気に襲われています隠居人です。

隠居人 田口由明


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