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修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー

2013.11.08【Vol.1022】

OM ZUIKO AUTO-T 100mm1:2 編

OM ZUIKO

接着剤を多用しているOM ZUIKOは招かざる客です。昨年痛めた右肘の状態が良くないのです。年ですからプッンしてしまったのでしょうか?
先日心配頂いた方より湿布薬と塗り薬を戴いてしまいました。ありがたいです。
話は変わりましてOM の100mmですが、社名環を外しますと前群レンズが内径一杯を締めており汎用工具で外すのは剣呑です。専用工具が必要のようです。
待てよ!マクロ90mmはマウント側から外せたよね!と直近に得た情報を頼ることにしました。

バヨネット環

(1)~(3)のネジを外し、バヨネット環を外しました。

バヨネット台座

バヨネット台座を止めている(1)~(3)のネジを途中まで緩め状況を確認します。
引っ張りバネは絞り作動環を開放側に戻す作用をします。両端がネジの括れに掛けてあります。外すと変形しそうですのでそのままと致しました。

外す

バヨネット台座・絞り作動環を共に外すことが出来ました。

絞り値

絞り値連絡板を外します。

X印

X印のネジを外してはいけないようです。と申しますのはネジを止める穴が調整するような仕様になっているからです。この様な仕様は調整を必要すると判断致します。
(1)~(3)のネジを外します。

後群レンズカム環

注意しながら後群レンズカム環を引き上げるとコロに咬合していました。
矢張り外してはいけないネジでしたね!

ネジ

後群レンズカム環を除けた底部に3本のネジが見えました。(画像では2本しか見えません)3本のネジを外します。

前群レンズ側

3本のネジを外しますと後群レンズカム環と共に後群レンズと共に分離できました。
分離できたことで前群レンズ側のゴミやカビの清掃が出来ます。
今回はマクロ90mmと違い収差補正のカムの仕様になっていたことでした。
無理に後群レンズを外そうとすればコロを痛めるところでした。
未知のレンズを分解するに当たっては十分すぎる注意が必要です。

隠居人 田口由明

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