レストランやカフェで撮る│フォトレッスン

フォトレッスン

思い出が“ぎゅっ”と詰まった写真を撮ろう

家具やインテリアでお店の雰囲気を表現

お店の雰囲気を写真で伝えるには、シンボル的なインテリアや建具を入れるとよい。作例は、二つの窓と壁の証明が背景の中心になるようにした。一見存在感があるようには見えないが、証明はお店の写真では名脇役。照明が入るように、フレーミングをした。

縦位置は、高さや奥行きは出るがスペースが大きすぎると物足りなさを感じる。それを補うために画面を斜めに傾け構図に変化を出した。ふたつの窓が上まで入るように左に傾けた。

手前のテーブルにサンドイッチのプレートを置き、店の奥に向かって広角側で撮影した。このように広角側で撮影すると広い範囲が写し込めるため、お店の様子も写し込める。

曇りのお昼の時間帯。手前のテーブル横の窓からの光で明るくなるポイントにサンドイッチのプレートを置き、テーブルから50センチくらい離れたところからしゃがんで撮影した。

逆光や斜めのアングルで撮ると、ものに立体感が出せる。ここではこの２つを組み合わせて強い立体感を出し、ドラマティックなイメージを作った。

オープンカフェのパラソルを互い違いに見えるアングルからアップで切り出し、パラソルの黄色とジグザグのラインを主役にした。単体では主役として弱いものは、一部を切り出して並べると強い主張を持つ。

黒塗りの看板と印象的な白いイラストを撮影。白は、暗い色の中にあるとよりいっそう際立つため、黒や濃い緑でフレーミングしわざと露出をマイナス補正して周りを暗く落として撮影した。

ストロボを使わず、窓からの光と店内の照明を活かして撮影することで、木のテーブルの重厚感や落ち着いた雰囲気を作り出せる。