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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2014.08.01【Vol.178】

静物撮影の話

アクセサリー

ワインボトル

絵の世界でも静物を題材にした作品はたくさんあるかと思います。一般的には動かないモノ、花や果物、食器などをモチーフにするようです。写真でも静物撮影というジャンルがあり、最近ではテーブルフォトと呼ぶことも多くなってきたようです。

部屋の中に置かれているなんて事のないモノが撮影の題材「被写体」になります。もしくは部屋のどこか、台所、窓際、書斎など場所を変え、そこの雰囲気もモノと一緒に写し取ることもあります。街中のスナップや風景撮影のような被写体を動かせないものと違い、撮影者の意思で被写体の位置を変更できる静物写真は画面構成の自由度があり、面白いものです。

また、レンズから被写体までの距離を確かめたり、光の当たり方を変更、確認しながらの撮影もできるので、構図以外のライティングに関する発見もあります。こうあるべきだという構図、ライティングはひとまず置いておき、積極的にいろいろな角度や光で撮影を楽しんでみましょう。暑い日、雨の日でも家の中で撮影を楽しめるチャンスです。

なお、部屋の片隅など比較的小さなスペースでの撮影になるので、50mm~100mm程度のマクロレンズがあると便利です。マクロレンズは開放F値が明るいので室内の撮影でのメリットがあります。一方でピント範囲が狭くなるので、特に被写体を緻密に隅々までピントを合わす際はF16やF22などに絞る必要も出てきます。その際は必ず三脚とリモートレリーズを忘れずに使用しましょう。構図の決定はフル画面で見えるライブビューがオススメです。被写体までの距離感、レンズの焦点距離など変えることで、モノの写り方や大きさにさまざまな変化が出てきます。実験の意味もこめて一度撮影してみてはいかがでしょうか。

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