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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2013.07.26【Vol.126】

水族館での撮影 その2

くらげ

カクレクマノミ

トンネル水槽

クリオネ

暑い夏にうってつけの撮影ポイントに水族館があげられます。涼しいイメージですので、夏の被写体のようにも感じられますが、もちろん季節を問わず撮影できる、ということは以前「水族館での撮影」ということでコラムでも取り上げました。

動物園同様被写体として人気のある水族館ですが、屋内での展示形態がメインですので、撮影の難易度は動物園に比べ高くなります。水槽への写りこみの問題、ブレの問題が大きく、そして、ピントも合わせにくいという問題も挙げられます。

水槽への写りこみは水槽にレンズをつけたり、暗い服装で撮影することで防ぐことができます。水槽に対して離れた位置で撮影すると反射が出てきます。また水槽に対して斜めに撮影すると、水槽のアクリルの厚みによって水槽内が歪んでピントが合わなくなるので注意します。ピント合わせをAFにしている以上、ピントがどこかに合焦していないとシャッターが切れないので気をつけてください。

また、ブレの問題は、ISO感度を高くする、開放F値の明るいレンズを使用することで対応します。ストロボ撮影禁止の場所が多く、仮にストロボを使っても反射で写らなくなります。感度はISO800以上、ISO1600やISO3200以上でなければ止まらない魚もいます。高感度撮影になりますので、カメラとしては新しい機種が画質の面で有利になります。

数センチ程度の魚から何メートルもある大型の魚と撮影対象の大きさに応じてレンズも必要です。小さな魚は60mmぐらいのマクロレンズがF値も明るく便利です。最短撮影距離の短いレンズも便利で、広角~標準ズームレンズで30センチ~50センチ程度まで接近できるレンズが良いでしょう。ピントが合いにくい問題はじつは最短撮影距離に起因することも多いので、所有されるレンズがどの程度まで接近できるか一度確認しておいてください。

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