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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2016.03.25【Vol.262】

カタクリ群生地で撮影してみた

カタクリ群生地

マクロ最短で撮影

前ボケをいれて

この季節、桜が開花~満開になる時期に合わせたように、カタクリの花がきれいに咲いてくれます。3月下旬、4月の1週目には見ごろを終えてしまうようですので、ピンポイントで撮影に行かなければならないのが少々つらいところですが、淡い紫のグラデーションがとてもキレイな花ですので、非常にフォトジェニックな被写体といえます。中には白い花を付けるものもあるようですが、まだ撮影したことはありません。

花自体は地面近く、10cm~20cm弱の高さで咲いています。うつ向きながら咲くシャープな紫の花は大きく反り返り、その独特の形状もまた大変美しいものです。至近まで迫れる場所もありますが、群生地では柵などで囲われていることも多いので、望遠レンズや、望遠マクロがあると便利です。花は低い位置に咲きますから、バリアングル液晶やアングルファインダー、そしてローアングル撮影が可能な三脚もあるといいでしょう(三脚使用可能場所に限ります)。

僕が撮影した際は小雨がちで薄暗い状況でした。マクロや望遠レンズの最短距離で撮影しているのでピントあわせを慎重に行い、風で花が小刻みに揺れることもあり、小さい花の撮影の苦労を実感しました。作例は3月下旬午後1時頃、曇天下で撮影、WBはオートに設定したものです。曇りでしたので大幅な露出補正は行わず、作例はすべて+1/3~2/3で撮影し薄紫の淡いグラデーションが表現できました。

春先のほんのわずかなタイミングでしか見ることのできない小さくて美しい花を記録してみてはいかがでしょう。なお、カタクリの咲く地域、群生地の保護に取り組む自治体、市町村は全国にあるようで、容易にHPなどでカタクリの咲く地域の情報が手に入ります。

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