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料理の手順を撮るVol.299 2016年12月09日更新

クリスマスやバレンタインデーなど定番のお料理がつきもののイベントが近づくとなんとなくお料理関係のサイトを眺める機会が増えます。私はクリスマスにはローストチキンとクリスマスケーキは必ず作るのですが(ローストチキンなんて一年に一回しか作りません)お料理に凝るほうではないので、基本的にはおんなじものを毎年作っている状態です。それでも盛り付けとかケーキのデコレーションだけをちょっとアレンジしてみたい時にいろいろな人のアイディアを見ることができるので「ネットって便利だなー」とつぶやきながらスマホの画面を眺めています。今回はドーナツの作り方手順を例にしてお料理の手順を撮ってみましょう。

材料と道具の集合写真も載せてあげると親切

レシピサイトには必ず材料の分量が箇条書きで書かれています。当たり前のことではありますが、できれば材料と使う道具の集合写真(作例1)を載せておくと親切だと思います。文章に書いてある物を読めばわかることはわかるのですが1枚の写真で見ることができるとわかりやすいです。特に道具などは文章で羅列するよりも写真で見たほうが「あ、これとこれね」と、すぐに把握することができます。長女が小学生の時ですが、初めてレシピを見ながらお菓子を作ったとき、分量を間違えてなんだか予定とは別のものができてしまったことがありました。何をどれくらい入れたのかを後で聞いてみたら「それおかしいでしょ、なんで気が付かなかったの?」というレベルで分量を間違えていました。たぶん写真を見ていたら気が付いたと思います。

作例1 材料と道具の集合写真

作例1 材料と道具の集合写真

手順も逆光で撮るのがおすすめ

料理の写真は順光で撮るよりもちょっと逆光で撮ったほうがきれいに写ります。手順の写真も同じでちょっと逆光で撮ったほうが、立体感が出ていいと思います。作例2は生地を丸く抜くためにコップを抜型に使っているところです。生地をだいたいどれくらいの厚みにしたらいいのかとかコップの使い方など目で見てわかるように写しましょう。ストロボは使わず、できれば窓の近くで逆光気味に撮るのがおすすめです。窓からの自然光なら色もきれいに出ますし、電灯などの照明よりもきれいに写すことができます。また、道具の使い方ですが、作例3はペットボトルのキャップで穴を抜くところです。抜型を使うなら説明しなくてもだいたいどう使うかの見当が付きますが、本来ペットボトルのキャップはこういうことに使うわけではないので、どう使ったらいいのかをわかりやすいように写真で見せてあげると親切です。

作例2 手順写真も逆光がおすすめ

作例2 手順写真も逆光がおすすめ

作例3 道具の使い方を見せる

作例3 道具の使い方を見せる


色がわかりやすいように気を付ける

火を通すときどれくらいの色になったらいいのかを言葉で説明するのは難しいものです。「こんがりとしたら」などの表現だと人によって「こんがり」のイメージが違ってくるので、なかなか伝わりにくいものです。どの程度揚げればいいのかは、やはり写真で見るのがわかりやすいと思います。(作例4)揚げ物の写真はちょっとこんがり目のほうが写りがいいとされていますが、料理の手順説明の時は忠実に色を再現しておいた方がいいでしょう。ここでもやはりストロボを使うより自然光がおすすめです。室内の照明をつけて撮るとその照明の色がかぶることがあるのでできれば室内の照明は消して撮るのがベストです。その分暗くなってしまったら、ぶれないようにISO感度を高めに設定して撮るといいでしょう。

作例4 色がわかりやすいように

作例4 色がわかりやすいように


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