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川の流れを撮るVol.231 2015年08月14日更新

先日また川に行ってきました。家族旅行のキャンプです。山に行くと川の水は冷たくて、冷たい水のそばにいるだけでかなり涼しかったです。いつもは子供と泳ぐばっかりでなかなか仕事モードになれないため、ほとんど写真を撮っていなかったのですが、今回は川の水の流れを撮ってみました。川の水は常に流れているので止めて撮るには高速シャッターが必要ですが、今回はスローシャッターで流れを撮るヒントを紹介します。

機材は三脚と一眼レフ

今回はスローシャッターで水をぶらして撮るため三脚が必要です。カメラも一眼レフがおすすめです。コンデジだとシャッター速度を自由に使うことができない機種が多く、使いたいシャッター速度が使えないことがあるからです。三脚は自分が立った状態でファインダーをのぞきやすい高さのものがあるといいでしょう。三脚なしで手持ちで無理に低速シャッターを使うと手ぶれになってしまうことがあります。(作例1)

作例1三脚なしだと手ぶれになってしまう

作例1三脚なしだと手ぶれになってしまう

低速シャッターで水をぶらす

作例2はシャッター速度1/100秒で撮った写真です。高速というほどのシャッター速度ではありませんが見た目の印象通りに撮れています。作例3のほうはシャッター速度1.6秒です。こちらは水の流れの泡立った部分が白くぶれて煙のように写っています。このように低速シャッターで水をブラすことで見た目とは違った印象の写真を撮ることができます。渓流や滝などの写真で、水が部分的に白く煙のように写っているのはこのように低速シャッターを使って撮った写真です。どの程度の低速にすればよいかは、流れの速さやどの程度ブラしたいかによって違うので一概には言えませんが、デジカメの場合モニターでたいたいの写りを確認することができますから、モニターを見て自分が撮りたいイメージになるようにシャッター速度を調節して撮ってください。

作例2高速シャッター

作例2高速シャッター

作例3低速シャッター

作例3低速シャッター

ISO感度オートは解除する

明るい日中に低速シャッターを使うにはISO感度を低く設定して絞り込めばより遅いシャッター速度を使うことができます。ただし、ISO感度オートが設定できる機種の場合はこの機能は解除しておきましょう。ISOオートがONになっていると、いくら絞り込んでもカメラ側でISO感度を勝手にあげてしまうことがあり、十分な低速シャッターになりません。また、晴天の日中など明るい状況で撮影するときは日向の明るい部分では十分遅いシャッター速度を使えないことがあるので、日陰を狙うとか時短体をずらして、朝霞夕方の暗い時間帯を狙うなどの工夫をしましょう。

ぶれない被写体を一緒にフレーミングする

こういった方法で水をブラすときは画面のどこかに動かないものを入れておくのがコツです。作例4は画面いっぱいに水の流れをフレーミングしてしまったので、画面全体がぶれてしまっています。こういう方法もダメとは言いませんが、なかなかきれいにまとめるのは難しいでしょう。作例5は川の石を入れてフレーミングしています。このように画面のどこかにぶれないもの、つまり動いていないものを入れておくのがコツです。ひきで川全体を撮るなら岸の風景なども入れて撮るといいでしょう。

作例4画面全体がブレ

作例4画面全体がブレ

作例5画面の一部がぶれている

作例5画面の一部がぶれている


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