カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

閉じる

ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

インテリアを撮るVol.182 2014年08月29日更新

夏はもうそろそろ終わりが近づいてきました。もうちょっと遊び足りない気もしますが子供たちは渋々と学校へ行く準備を始め、親は内心ほっとしながら9月を迎えます。今週はインテリアの写真を撮ってみます。部屋全体を撮るのが普通だと思いますが今回は気に入った一つのコーナーのアップとか照明なんかを撮ってみようと思います。いくつかのヒントを紹介しますので参考にしてみてください。

日中の明るい時間帯がおすすめ

インテリアを撮るには日中の明るい時間帯がおすすめです。照明に凝った内装であればそれを生かして夜撮るという方法もありますが、たいていの場合は外光が入る明るい時間帯に撮ったほうがきれいに撮れます。インテリアなどの内装の撮影では昼間でも照明をつけて外光をメインに室内の照明をアクセントにする感じのバランスで撮るときれいに撮れます。私はなるべく午前中に撮るようにしています。特に上の階に比べて下の階は暗いので、1階と2階を撮る場合などは午前中に1階を集中的に撮り、2階は午後になってもいいから後回しにします。

作例1露出補正なし

作例1露出補正なし

作例2露出補正+3.7

作例2露出補正+3.7

日が入る窓の露出に注意

作例1は日の入るサンルームを撮りましたが、直射日光が当たる窓が中央にどーんとフレーミングされているため、そこに露出がつられてしまい、補正なしだと肝心の室内の様子が真っ暗に写ってしまします。作例2は+3.7補正した写真です。これだけ大幅な補正をしてやっと見た目に近い明るさの写真になりました。日の当たる窓、特にカーテンに直射日光が当たっている窓は、大きな光源と一緒だと思ってください。大きな照明を直接撮ればいくら優秀なカメラの自動露出もつられてしまうのは無理もなく、やはりこういう場合は撮影者が露出補正しないとなかなか適正な明るさにはなりません。こういった条件のときには露出に注意しましょう。

-補正で暗い中の照明を印象的に

作例3は反対に-補正した作例です。暗い部屋の片隅にポツンとともった照明を印象的に撮りたかったので-補正で周りをより暗い感じにしました。ここでは-1.7補正していますが、どの程度暗くするかの目安は、壁に落ちた照明の明かりがうっすらと浮かぶくらいの暗さにするのがポイントです。あまり暗くしすぎて壁に落ちた明かりのグラデーションが分からないようではやりすぎです。何事も「いい塩梅」にすることが大事です。

作例3露出補正-1.7で暗いイメージに

作例3露出補正-1.7で暗いイメージに

背景に入れる後ボケを考える

作例4は階段の途中に天井から下がっていたラインストーンを撮りました。ライン状に下がっているものなので向こう側が見えます。そうなると後に何を入れるかが結構重要になってきます。そこで一階のアーチ形に切ってある入り口を後ボケにすることにしました。この時大事なのはラインストーンとアーチ形を中途半端にラインストーンに重ねないことです。重ねるならきれいに重ねればいいし重ねないなら重ならないようにポジションを移動して撮りましょう。ズームの広角側を使ってアーチ形全体が画面に入るようにフレーミングしました。レンズの長さによって後ボケの大きさも違ってくるのでそういったバランスも考えながら撮りましょう。

作例4アーチ形の入り口を背景に入れる

作例4アーチ形の入り口を背景に入れる


LINEで送る
 
全社高価買取キャンペーン
全社高価買取キャンペーン