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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2012.07.06【Vol.071】

ハスや睡蓮を撮影してみよう

ちょうど梅雨の真っ只中、早いところで6月中旬~8月ごろまで見られる花にハスや睡蓮があります。東京だと神代植物園や上野公園などでたくさんのハスや睡蓮を観察することが出来たり、関東近辺だと埼玉県行田市の古代蓮の里なども有名です。

いろいろ調べてみるとハスと睡蓮は違う花だということがわかってくるのですが、どうやら、葉っぱに特徴があるようで、葉っぱに切れ込みがあるものを睡蓮、切れ込みがないものをハスと区別することが出来るようです。

午前中と午後で花の咲き方が違ってきたり、光の加減で微妙に色のグラデーションの変化が見て取れますので、時間帯を変えた撮影もオススメです。特にハスは午前中に花が咲いて午後にはつぼみのように閉じてしまいます。そのつぼみの状態を撮影するのもまたひとつたのしいとは思います。睡蓮は薄い白やピンクのグラデーションがきれいな花ですので、背景の水面や、葉っぱをぼかして開放気味に撮影するのも良いでしょう。また、しべの部分をマクロでアップしてみるのも手です。いろいろとバリエーションを変えた撮影が楽しめるので、一日撮影しても飽きない被写体です。

背景の水面も入れて

背景の水面も入れて

グラデーションをたのしむ

グラデーションをたのしむ

アップでの撮影

アップでの撮影

午後につぼみの状態も撮影

午後につぼみの状態も撮影

花はそれほど小さくないので標準ぐらいのレンズから撮影できますが、望遠は200mm程度、100mm~180mmのマクロレンズがあると一層撮影の幅は広がります。それと三脚もあるといいでしょう。水面に浮かぶ睡蓮は撮影者より比較的低い位置になることが多いので、構図を変更しやすい、自由雲台があると便利です。

私自身がハスを撮影した現場の状況ですが、日光を遮る場所が少ないように感じられました。屋外で見られる花ですので当然ですが、どうやら直射日光の当たる場所でもよく育つ花のようです。撮影に夢中になっても、熱中症対策はぜひとも忘れないようにしてください。