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キャンプのスナップではストロボを上手に使うVol.281 2016年08月05日更新

夏休みになると子供つながりのお友達から「今年はどこか行くの?」と聞かれることがよくあります。夏休みは旅行に行く家庭も多いでしょう。親の実家であるおばあちゃんのうちに行くとかキャンプに行く人もいます。私はもともと実家の近くに住んでいるので夏休みだから実家に帰るという感じではなく、夏はたいていキャンプに行くのが習慣になっています。テントに泊まったりバーベキューをしたりするのはいつもの生活とは違うことをやっている楽しさがあり、私は大人ですが夏のキャンプが結構好きです。今回はキャンプでのスナップのヒントを紹介します。

ストロボで日中シンクロ

ストロボでの日中シンクロは何回か紹介しました。特に夏の日が高い時間帯に屋外にいるときは帽子をかぶっていることが多くなります。人物の写真をその状態で撮ると帽子で顔が陰になっていますから、周りの景色に合わせた露出で撮ると顔が暗く写ってしまいます(作例1)。このようなときはストロボを使って撮ると人物委の顔を明るく写すことができます(作例2)。作例1と2はコンデジで撮りました。コンデジのストロボは小さいので光量も小さいのですが、近くで撮るスナップならこの程度の明るさは確保できます。あまり遠く離れたところにいる人物を撮るにはむきませんが、近くから撮るなら十分顔への光を補ってくれます。

作例1 帽子で顔が陰になっている

作例1 帽子で顔が陰になっている

作例2 日中シンクロで顔を明るく写す

作例2 日中シンクロで顔を明るく写す


夜のスナップはISO感度高め+ストロボ

作例3は夕食の時に撮ったスナップです。キャンプは特に自然の中にいる状況ですから夜は暗く、街中のような人工の照明がありません。必然的にストロボ絵を使うことになります。しかし昼間の屋外で撮るときのようにISO 感度の設定が低いままだと、ストロボの光が届くところだけが明るくなってしまいます。そうすると人物だけが写っていて背景が真っ暗になってしまい、キャンプに来たその場の雰囲気が伝わりません。夜、スナップを撮るときはISO 感度を高めに設定したうえでストロボを使うのがおすすめです。作例3もコンデジで撮りましたが、ISO 感度を1600に設定しています。高感度に設定することで後ろにあるテントが暗くつぶれずに写っていますし、ストロボを使うことで人物も明るく写すことができます。状況によってはノーストロボで撮りたくなることもあると思いますがストロボなしで撮ろうとすると特に人物がぶれてしまうことが多いので、高感度とストロボを使ったほうが失敗は少ないと思います。

作例3 高感度+ストロボ

作例3 高感度+ストロボ

みんなで撮るときはテントなどの前で

作例4はこの時キャンプに行った子供たち全員で記念に集合写真を撮った作例です。せっかくキャンプに来ているのでキャンプに来たことがわかる絵にしたいと思い、テントの前で撮りました。きた場所の風景がきれいなところ、例えば海や山並みなどを背景にするのもいいと思いますがテントが背景に入っているとキャンプに来た感が強調されます。この時もストロボを使って撮りました。ノーストロボでも問題があるわけではない明るさなのですが、小さなストロボでちょっと顔を明るく出すと子供たちの表情をはっきりと写すことができるので、試してみてください。

作例4 集合写真はテントの前で

作例4 集合写真はテントの前で


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