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お祭りのスナップを撮るVol.276 2016年07月01日更新

夏休みに入ると私の地元では公園でお祭りが開かれます。神社のお祭りではなく自治会が主催する子供たち向けのもので、飲み物や食べ物も50円とか100円という子どものお小遣いでも楽しめるのんびりした感じでした。いわゆる町内会のお祭りです。子供会の会長をやっていたときには、私も綿あめのお店をやりました。お祭りは子供にとってちょっとワクワクする楽しいイベントです。「夜に外で遊ぶ」ことだけでも子供たちにとっては楽しいことのようです。今回はお祭りのスナップを撮ってみましょう。

金魚すくいは低いアングルから撮る

金魚すくいは他の食べ物や飲み物のお店と違って「泳いでいる金魚を捕まえる」という意味で他の夜店とは違う楽しさがあります。うちでも子供たちも金魚すくいには他とは違うテンションで臨んでいた気がします。親としては「後で水槽に入れて飼わないと」と思うと微妙に面倒ではありますが、生き物を飼うのも子供にとっては良いことだ、と思うことにしていました。金魚すくいは水槽の上にかがんで金魚をすくうことになるのでどうしても子供の顔は下向きになります。ですから立ったまま上から撮っても子供の後頭部しか撮れません。顔が見えるように撮るにはなるべく低いアングルからカメラを構える必要があります。作例1は子供の斜め前にしゃがんで、なるべく低い位置から撮りました。手元まで写るように広角レンズを使いましょう。また縦位置で撮ったほうが、縦に画面が長くなるのでおすすめです。

作例1金魚すくいはローアングルで

作例1金魚すくいはローアングルで

日没後30分くらいまでが撮影しやすい

夜のお祭りはたいてい夕方くらいから始まります。作例2は18:50くらいに撮っています。この時期ならちょうど日没に近い時間帯です。まだ、空に明るさが残っているので真っ暗にはなっていません。これくらいの時間だと子供の周りの様子も写しやすいので撮影する時間帯としてはおすすめです。ただしこの状況では子供の顔が暗くなってしまうためストロボを使って撮りましょう(作例3)。この時ISO感度を低く設定しているとストロボが当たっている子供だけが明るく写り、背景が真っ暗になってしまうことがあります。作例2と作例3はISO感度を2000に設定しています。手持ちで撮るならこれくらい高いISO感度に設定したほうが手ぶれも少なく、背景の様子も写すことができるので安心です。

作例2暗くなってきたらストロボを使う

作例2暗くなってきたらストロボを使う

作例3背景の明るさに注意

作例3背景の明るさに注意

日が暮れた後は背景が暗くなる

作例4はさらに約30ほどたった時間に撮った写真です。もう空が暗くなってしまっている時間帯なので、背景の様子が暗くてわかりにくくなっています。もちろんストロボを使えば子供は明るく写すことができますが、背景に提灯を入れるなど工夫しないと、後ろが真っ暗になってしまうので気をつけましょう。

作例4暗くなると背景がきれいに写らない

作例4暗くなると背景がきれいに写らない

金魚を主役にしてもう1カット撮る

同じようなパターンの写真に変化をつけるため金魚を主役にして子供の顔はぼかして撮ってみました。金魚がビニール袋に入っているので光が反射しないようにストロボは使わず、+補正で明るくして撮ってみました。アルバムにするときのことを考えてちょっと違うパターンの写真も撮っておくと変化が出ます。その場の状況にもよりますが自分なりに工夫してプラスワンのパターンを考えてみるのも大事です。

作例5金魚を主役に

作例5金魚を主役に


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