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ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

七五三を撮るVol.240 2015年10月16日更新

来月は11月、七五三です。私の子供たちが七五三の時、3人ともに着物を着せていきました。写真は私が撮りましたが、行く前にダンナが「皆で撮るときは交代で撮るよ。そうすれば麻子も写れるじゃん」と言ってくれたので、そうしようと思っていました。ところがいざ出かけてみると、混雑した神社の境内を3人の手を引いて写真を撮りながら歩くのに精いっぱいで、写真を交代で撮ることなどすっかり忘れ、結局私が写っている写真は一枚もなし、ということになってしまいました。いつものことなので私はあんまり気にしてないのですが、ダンナは将来子供たちに「ママ写ってないじゃんって突っ込まれるだろうなあ」と苦笑いしていました。今週は七五三の撮り方を紹介します。

背景に紅葉を入れる

地域によって差があるので一概には言えませんが11月と言えばそろそろ紅葉が始まる地域もあります。私の地元では11月だとまだまだ紅葉の見ごろとは言えないのですが、銀杏はそろそろ色づいてきますし、11月下旬になればカエデも色づき始めます。もし紅葉が始まっていたら色づいた木を背景に入れると写真が華やかな印象になります。もちろん着物自体がきれいな色と柄ですから、それだけでも絵になりますが、写真と言う四角い画面の中で一番広い面積を占めるのは主役よりも背景です。この背景に色があると写真の印象が全くちがいます。神社はそれ自体があまり派手な色ではない場合が多く、たまに赤を使っているところもあるようですが、なかなか華やかな背景と言う感じにはなりません。紅葉を見つけたら背景に使ってみましょう(作例1)。作例2は背景に黄葉を入れました。この木は小さな木でとても全身のスナップの背景にはならない大きさでしたが、アップの写真なら十分背景として利用できました。

作例1紅葉を背景に入れる

作例1紅葉を背景に入れる

作例2アップなら小さな黄葉でも十分

作例2アップなら小さな黄葉でも十分


手のアップを撮る

七五三に限らず子供の写真を撮るとき、たまに「手がかわいいな」と思うことがあります。大人の手とちがって丸い子供らしい手には豊かな表情があります。作例3は子供がお参りするときに手を合わせたところを撮りました。両手を合わせた様子がかわいらしかったので手を主役にするため絞りを開けてピントを浅くしました。ピントは手に合わせ背景をぼかすと主役感が増します。この時手を主役にするためには顔がはっきり見えない角度から撮ったほうがいいでしょう。人の顔、特に目が写っているとそちらに注意が集中してしまいます。人の顔は当然手よりもインパクトがありますから顔が写っているとそちらのほうが目立ってしまうためです。作例3は斜め後ろの角度から撮っています。横顔が見える真横よりも鼻がぎりぎり見えないくらいの斜め後ろくらいから撮るとちょうどいいと思います。

作例3手を主役にするなら顔がはっきり見えない角度で

作例3手を主役にするなら顔が
はっきり見えない角度で

自然な表情も押さえておく

七五三の写真というとカメラ目線で撮る記念写真が多くなりがちですが、リラックスした表情も撮っておくとバリエーションが出ます。うちでは七五三の写真をフォトブックにしましたが、何枚かの写真を組むときに写真にいろいろ変化があったほうが見応えのある楽しいアルバムに仕上げることができます。作例4はパパに手をとってもらって細い石の上を歩いているところを撮りました。このように家族が一緒に写る場合はその家族の表情がよいところを狙うのも大事なポイントです。記念になる楽しいアルバムを作れるようにいろいろなパターンで撮っておきましょう。

作例4自然な表情も撮っておく

作例4自然な表情も撮っておく


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