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ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

インテリアを撮るVol.192 2014年11月07日更新

11月に入り、七五三の季節になりました。神社の近くを通りかかると、着物を着てパパママに手を引かれた子供たちをよく見かけます。洋風のイベントではハロウィーンが終わったところで、次はクリスマスでしょうか。クリスマスが近づくと街もクリスマスっぽいイメージになってきますが、ご家庭でもツリーを出したり、赤と緑の飾り付けを増やしたりと、クリスマスのインテリアを楽しむ方が多いのではないでしょうか。今回はインテリアを撮ってみましょう。

できれば外が明るい時間帯がおすすめ

仕事でインテリアを撮るときは、一般のご家庭よりもお店などのインテリアを撮ることがほとんどです。夜のお店(バーなど)の場合は夜撮りますが、そうでない場合は一般的にインテリアは明るい時間帯に撮るのがおすすめです。外光が入らないような作りの建物であったり、窓からの夜景が売りであるような物件は別ですが、明るい外光をメインにしながらも室内の照明も全部つけて撮影する、というパターンがインテリア撮影のスタンダードです。前にも書いたことですが、特に一階は上の階に比べて暗いので晴れた日の午前中がおすすめです。光についてはメインは自然光、照明はアクセントに、くらいのバランスがちょうどいいと思います。作例5はだいぶ外が暗くなってしまっているので、室内の照明がメインになってしまっています。この時間帯では外光は青が強く、作例のような場合室内の照明は黄色っぽい光なので、ひかりの色の違いが目立ってしまい、色のバランスをとるのが難しくなります。

写真5発光部を上に向ける

写真5発光部を上に向ける

ストロボダイレクトは避ける

作例1は室内のインテリアを撮った写真ですが、ちょっと暗いイメージですね。ちなみに露出補正はしていません。この場合は壁が白でテーブルが暗い色なので露出が難しいという問題があります。また、部屋の広さの割には窓が小さめであまり外光がたっぷり入るという状況ではありません。特にテーブルが暗く沈んでしまっているので、ストロボを使って撮ってみたのが作例2です。確かに明るくはなりますが、あまりにべったりしたストロボの光が強くて、味気ない写真になってしまいました。やはりストロボをダイレクトに使うのは避けたほうがよさそうです。

作例1ノーストロボ.JPG

作例1ノーストロボ.JPG

作例2ストロボダイレクト

作例2ストロボダイレクト

天井バウンスで撮る

内臓ストロボの場合、ダイレクトで使うしかないのですが、外付けストロボには発光部の向きを変えることができるものがあります。(写真5)たいていは上と左右に発光部の向きを変えることができるようになっています。作例3は発光部を上に向けて天井バウンスで撮った写真です。作例3のような不自然な感じにはなっていません。これはストロボの光を天井に向けて光らせて、その反射光で部屋を明るくするという方法です。よく、やわらかい光としてに使われている、間接照明のようなものだと思ってください。外付けストロボに多いタイプではありますが、外付けストロボのすべてが首ふり可能とはかぎりません。ストロボを購入するときにはよく確認してから決めてください。首ふり可能なストロボはどちらかというと高価な方のストロボに多く、価格安めのものの中には発光部を動かせないものもありますでの注意してください。

作例3ストロボ天井バウンス

作例3ストロボ天井バウンス

作例4外が暗いと人工光の色が目立つ

作例4外が暗いと人工光の色が目立つ


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