カメラのキタムラカメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

カメラのキタムラはアップル製品修理の正規店です

閉じる

Macを初期化する手順を紹介!事前に確認しておきたい準備や注意点とは|Apple製品の正規修理サービス

Macを売りたいときや、動作不良がどうしても直らないときには、初期化が必要です。しかし初期化には事前の準備や決まった手順があるため、自分でするのは怖いという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事ではMacを初期化する際の手順や注意点を解説します。大事な仕事のデータや写真・動画などの思い出を守るためにも、初期化する前に一読しておくと安心です。分かりやすくトピックを分けてご紹介します。

iPhoneを落とす男性の手

Macの初期化とは?

Macの初期化とは?

初期化とは、使用中のMacの設定やアカウント情報、保存データを消去して工場出荷前の状態にすることです。パソコンの売却時には個人情報保護の観点から必要になり、動作不良時にはストレージの軽量化や設定のリセット等のために行います。

しかし、動作不良時のパソコンの初期化はリスクも伴うことには注意が必要です。安易に行わず、最終手段として実行することをおすすめします。

Macを初期化するメリット・デメリット

Macを初期化するメリット・デメリット

Macの初期化には個人情報の保護やストレージの軽量化といったメリットがありますが、反面デメリットもあります。ここでは初期化したときのメリットとデメリットをご紹介します。初期化するか決める際の判断材料のひとつとしてご覧ください。

出荷状態のクリーンな状態に戻せる

Macを使い続けていると不要なデータが蓄積して動作が遅くなったり、ウイルスにかかったりしてしまうことがあります。初期化すれば、それらの症状をまとめて解決可能です。

不要な動画や写真の削除はMacに詳しくなくても難しくありません。しかし、ウイルスの除去やシステムに関わるデータの削除はある程度の知識が必要です。特にデータの削除は慎重に行うことをおすすめします。Macの起動や動作に必要なデータを触ることなく、購入状態のクリーンな状態に戻せるのは初期化の大きなメリットです。

再設定の手間がかかる

初期化は不要なデータのみを消してくれるわけではありません。インターネット接続の設定やOSのアップデートなど、環境設定の再構築が必要です。購入後にインストールしたアプリケーションも再インストールしなければいけません。

また、セキュリティ関連のアップデートもされていない状態になるので、ウイルス感染のリスクも高まります。インターネットへの接続は、OSのアップデートやアンチウイルスソフトを導入後に行うことを徹底しましょう。

Macを初期化する前の事前準備

Macを初期化する前の事前準備

Macを工場出荷前の状態に戻すことのデメリットを踏まえた上で初期化するなら、その前にいくつかやっておくことがあります。事前に必要な準備は大きく分けて4つです。きちんと行わないとより面倒なことになる恐れがあるので注意しましょう。

※方法や手順は2021年6月時点の最新OSを基準に説明します。

iCloudやTime Machineでデータをバックアップする

Macに入っている大切なデータをiCloudにバックアップします。クラウド上ではなく外付けのストレージデバイスに保存したい場合は、「Time Machine」を使えば簡単にデータの移行が可能です。

iCloudへのバックアップ手順

  1. アップルメニューから「システム環境設定」を開き、Apple IDをクリックします
  2. iCloudを選択します
  3. サインインし、iCloud Driveを選択します
  4. バックアップしたいデータにチェックを入れます

「デスクトップ」や「書類」フォルダをiCloud Driveに追加するには、iCloud Drive横のオプションをクリックし、「”デスクトップ”フォルダと”書類”フォルダ」をオンにして完了します(ケースに応じてiCloudストレージのアップグレード画面に移行します)。

iCloudのサインアウト

Macとその他のアップル製品の端末との連携を解除するために、iCloudからサインアウトします。また、売却のために初期化をする場合は「Macを探す」機能のオフも必要です。

  1. メニューバーのアップルマークを選択します
  2. 「システム環境設定」をクリックします
  3. 「iCloud」を選択します
  4. アカウント情報の下にある「サインアウト」を選択します
  5. iCloudにコピーを残す項目が表示されるので、チェックマークを外します
  6. 右下にある「続ける」をクリックします
  7. アップデートが完了すればiCloudのサインアウト完了です

各種アプリのサインアウト

動作不良解消のために初期化を行う場合は必要ありませんが、売却を考えている場合はアプリからのサインアウトが必要です。ここでは、「ミュージック」からサインアウトする手順を説明します。「iMessage」もほぼ同様の手順でサインアウト可能です。

  1. 「ミュージック」を立ち上げます
  2. 画面上部のメニューバーの「アカウント」を選択します
  3. 「認証」にカーソルを当てます
  4. 「このコンピュータの認証を解除」をクリックします
  5. Apple IDとパスワードが要求されるので入力して、「認証を解除」を選択すれば完了です

デバイスペアリングの解除

初期化の準備で忘れがちなのがデバイスのペアリング解除です。マウスやキーボード、スピーカーといったパソコンのデバイスをBluetoothで使っている方は多いのではないでしょうか。

デバイスとMacのペアリングは難しくありませんが、解除を忘れると、デバイスをひとつずつペアリングモードに戻した上で再びペアリングしなければなりません。ワイヤレスのデバイスがデスク周りに多い方は、特に忘れずにチェックしましょう。

Macの初期化手順

事前準備が終わったらいよいよ初期化作業に入ります。インターネットに接続していることを確認してMacを再起動し、以下の手順で初期化しましょう。以下はアップル シリコン搭載の Mac を初期化する方法です。

  1. 起動オプションが表示されるまで電源ボタンを押し続けます
  2. 「オプション」が出たら選択し、「続ける」をクリックします
  3. 管理者パスワードを入力し、画面の案内に従ってApple IDでログインします
  4. ディスクユーティリティを選択し、「続ける」をクリックします
  5. ディスクユーティリティのサイドバーの「内蔵」から「Macintosh HD」というボリュームが表示されていることを確かめます
  6. ディスクユーティリティで内蔵ボリュームを追加したことがある場合は、それらを削除 (-)します
  7. サイドバーで「Macintosh HD」を選択し、ツールバーの「消去」ボタンをクリックします
  8. 名前を「Macintosh HD」、フォーマットを「APFS」と指定します
  9. 「ボリュームグループを消去」をクリックします
  10. Apple IDを入力する画面が表示されるので、指示に従います
  11. Macを消去するか再確認されたら、「Macを消去して再起動」をクリックします

売却するための初期化はここで終わりですが、動作不良のための初期化では、この後に初期設定をする作業が残っています。なお、初期化は画面に表示されている予測時間より長くかかること多いので、時間に余裕があるときに行いましょう。

Macを初期化する際の注意点

Macを初期化する際の注意点

初期化の際はいくつか気を付けなければいけない点があります。場合によってはMacにダメージが発生することもあるため、あらかじめ把握しておくことが大事です。ここでは、特に注意が必要な3つのポイントを解説します。

安定した通信環境下で行う

初期化するには想定外の時間がかかることがあります。初期化の途中でインターネットが途切れてしまうと、初期化がうまくいかないだけでなく予想外のエラーが起こったり、Macが深刻なダメージ負ったりするかもしれません。

正常に初期化を実行するためにも、長時間安定的にインターネットに接続できる環境で行いうことが大切です。

充電器に接続して行う

MacBookを初期化する場合は、初期化中に電源が切れてしまうと不具合が起こる恐れがあるため、必ず電源を確保できる環境で行いましょう。

ちなみに、以前は「MacBookを充電器に接続したまま動作させるのは良くない」といわれていましたが、現在の製品では問題ありません。充電器につないだままでもバッテリーに負荷がかからないよう、電流を制御する機能が備わっているためです。

機能がオフになっているか確認する

初期化する場合は「Macを探す」機能をオフにする必要があります。これを忘れると、アクティベーションロックというセキュリティ機能が働き、他の方の手に渡ったときにMacの起動ができません。「Macを探す」をオフにする手順は次のとおりです。

  1. 「システム環境設定」を開きます
  2. 「Apple ID」、「iCloud」の順にクリックします
  3. 「Macを探す」のチェックを外します
  4. Apple IDのパスワードを入力し、「続ける」をクリックして完了です

Macを初期化できないときの要因と対処法

Macを初期化できないときの要因と対処法

Macの初期化中にエラーが発生し、うまくいかないケースがたびたび見られます。そのようなときは、「データストレージ」「アカウントの管理権限」「通信環境」「タイムゾーン」のいずれかが原因かもしれません。初期化を妨げている原因をひとつずつ解説します。

データストレージに問題がある

ひとつ目に疑うのは、HDDやSSDといったデータストレージです。初期化に必要なデータが削除されているケースや、データストレージの不具合によってドライブに影響が出ているケースなどが考えられます。

簡単な対処法としては、システム終了後に再起動してみることです。起動時に「?」が表示される場合や、逆に何も表示されない場合はデータストレージに問題がある可能性があります。

通信環境が不安定

初期化する過程では、インターネットに接続した状態で行う作業もあります。通信環境が不安定だとそこで止まってしまうため、インターネット環境を見直しましょう。

大元の通信環境に問題がある場合は根本から改善するしかありませんが、有線接続にすればうまくいったり、Wi-Fiの暗号種類を変更すればスムーズにつながったりと、試せることはいくつかあります。可能なら場所を変えて別のインターネット環境下でチャレンジするのもよいでしょう。

タイムゾーンの設定が正しくない

長い期間使っていなかったり、設定をしてから時間が経っていたりすると、タイムゾーンの設定が狂っている可能性があります。初期化時に「インストールアプリケーションを検証できない」という表示がされたら、タイムゾーンの設定を疑いましょう。以下の手順で確認できます。

  1. メニューバーのアップルマークをクリックします
  2. 「システム環境設定」を選択します
  3. 日付と時刻を選択します
  4. タイムゾーンが「アジア」になっていない場合はアジアに、または「現在位置から設定」を選択します

初期化してもMacの調子が悪い場合はアップル正規サービスプロバイダで修理しよう

初期化は動作が重たくなったときや不具合が出たMacを直すのに有効な手段です。専門的な知識が必要なくてもできるのが利点ですが、初期化したからといって全ての症状を修理できるわけではありません。ソフト面ではなくハード面に問題がある場合は、初期化や自宅でできる対処法では直せないことがほとんどです。

そのようなときは、カメラのキタムラの修理サービスをご利用ください。アップル正規サービスプロバイダとして、技術力の高いスタッフが対応します。なお、待ち時間なしでご来店いただくなら、Web経由での予約がおすすめです。初期化してもMacの調子が悪いときは、ぜひカメラのキタムラにお任せください。

カメラのキタムラに任せれば安全にMacを初期化できる!

カメラのキタムラはハードウェアの故障だけではなく、自分で初期化するのが難しい方のご相談も承っております。Macの扱いを熟知したスタッフが安全に初期化を行いますので、安心してお任せください。

「Macの調子が悪いけど原因が分からない」「原因は特定しているけど自分ではどうしようもない」という方は、カメラのキタムラに一度ご相談ください。

まとめ

Macのキーボードを虫メガネでのぞく

Macの調子が悪いときは初期化で改善できる場合があります。しかし、初期化は万能薬ではないことは知っておきましょう。どうしても直らない場合、Macの修理を自宅でするにはどうしても限界があります。下手にいじって症状が悪化するケースを考えると、専門家に任せるほうが安心で近道です。

カメラのキタムラなら、アップルの正規サービスプロバイダとして全国68店舗でMacの修理を受け付けています。web予約なら待ち時間なくご利用いただける他、店頭での対応もスムーズです。Macの修理依頼を検討している方は、ぜひカメラのキタムラにご相談ください。

このページに掲載されている情報は2021年7月現在のものです

iPhoneお役立ち情報一覧へ戻る


Apple製品(iPhone・iPad・Mac・AirPods・Beats)の修理は
Apple正規サービスプロバイダのカメラのキタムラへ

ご予約の方を優先対応致します。
ご予約をいただいてない場合、長時間のお待ち時間発生やお預かりでの修理対応になる事がございます。

お客さまへのご案内

カメラのキタムラ Apple製品修理カウンターでは、安全対策を実施し、営業しております。
皆さまのご理解・ご協力をお願いいたします。

カメラのキタムラ Apple正規修理サービスの新型コロナウイルス対策

来店前の注意事項

店舗にてスムーズに修理対応を行うためにiPhone・iPadなどのApple製品について、データのバックアップやAppleIDとパスワードのご確認、ご加入の各携帯電話会社の保証内容、Beats製品の修理に関してなど、来店前にご準備いただく必要のある項目をおまとめしております。必ず注意事項をご確認うえ、お近くの店舗まで来店予約を行っていただきますようお願い致します。
また、「iPhone(iPad・iPod)を探す」に関しても、修理受付時にはオフにしていただく必要があるため、あらかじめ解除方法についてご確認ください。

来店予約前の注意事項