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カメラの「なんだこれ?」の正体Vol.079 2012年8月31日更新

カメラを使っていて、「あれ?なにこれ?」と思ったことはありませんか。
知っていればどうってことないことも、「おかしい」の原因がわからないと
「もしかして故障かも」と不安になったり「え~どうやったらもとにもどるの?」と焦ったり、
大変な思いをしてしまいます。
今回はこんなときにあわてなくてすむように、いくつかの豆知識(一部ですが)を紹介します。

作例(1)蛍光灯による色ムラ

作例(1)蛍光灯による色ムラ

古い蛍光灯には注意

蛍光灯は連続的に光っているわけではなく超短時間発光を繰り返すことで光を照らしています。要するにストロボみたいな瞬間的な発光を絶え間なくビカビカやっているわけですが、人間の肉眼ではそれが感じられないので連続的にずーっと光っているように見えるわけです。
作例(1)は照明が蛍光灯だけという状況で撮った写真です。下半分と上半分の色味がちがうのがわかると思います。これは蛍光灯の発光の色ムラによるものです。べつにカメラのせいではありません。最近の蛍光灯はもっと安定した色の光になっていますが、古い蛍光灯を使っている場所では要注意です。これは蛍光灯の光の色が不安定で、発光するたびに色味の違う光を発光してしまっていることが原因です。一回ごとの発光が同じ色ではなく例えば一回目の発光は赤っぽく、次の発光は青っぽいという不安定な発光をする蛍光灯でこのようなことがおこります。
この作例はスポーツの写真なのでできるだけ高速シャッターを使いたいと思い1/400秒で撮りました。そうすると画面上のほうと下のほうの露光が同時ではなく露光のタイミングに時間差が出来てしまうため同一画面綯いなのに違う色の光で露光されてしまうことがあるのです。これを防ぐにはもっとシャッター速度をおとすしかありません。1/125秒くらいが大体のカメラのシンクロ速度ですから、それより遅いシャッター速度にしておけばこのような色ムラは避けることが出来ます。


作例(2)長時間露光ではノイズ低減作業に時間がかかる

作例(2)長時間露光では
ノイズ低減作業に時間がかかる

ノイズ低減をオンにすると書き込みに時間がかかる

これは昨年の花火のときにも書きましたがノイズ低減をオンにしているとノイズ低減の作業中は次の写真が撮れません。夜景など長時間露光になるほどノイズ低減には時間がかかります。いくら焦ってシャッターボタンを押してもシャッターが切れないので知らないと焦りますがこれも故障ではありません[作例(2)]。

電源をオンオフしたときにヘンな音がする

これは私も最初「故障か?」と思いました。外で撮っていたときには気づかなかったのですが、静かな部屋で電源をオンオフにしたときに「キュイン」という小さな音が聞こえたのです。しかしこれもまた故障ではなくイメージセンサークリーニングの音でした。イメージセンサークリーニングを「行わない」にセットするとこの音は消えました。


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