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フルサイズミラーレスEOS R発表!ということでEOS Mのこれまでをまとめてみた【~kiss Mまで】

※記事の内容は記事公開時点での情報です。閲覧頂いた時点では商品情報や金額などが異なる可能性がございますのでご注意ください。

  • 公式ブログ担当者
  • 2018年09月13日
  • 雑記

N社のフルサイズミラーレス一眼の発表にわくなかついに。

キヤノンもフルサイズミラーレスを発表「EOS R」【なんと発売前に公開!注目の比較記事も掲載の特集ページへ】

・・・ということで、例に倣って今回はEOS Mを振り返っていきましょう。【過去記事・ニコンのNikon1を今振り返ってみよう!】

え、もう6年前になるの。という感じですが初代EOS Mは2012年9月発売このころにはすでに店頭で働いていましたが「いよいよキヤノンから出るぞ」ということで、店頭にも情報を求めにお客さまが集まってきたことを覚えています。スマホでの情報収集の時代ですが、リアル店舗に集まるのはキタムラならではかな。とも思いましたね。もちろんエリアによって違うとは思いますが。コミュニケーションが専門店にはあふれていますからね♪

ダブルレンズキットにはマウントアダプターが付属。これには驚きました。まずダブルズームではなくて「ダブルレンズなんだ」と。つまり望遠撮影は既存のEFレンズを準備すればマウントアダプターを用意して撮影ができる。ということですね♪ちなみにこのタイミングでマウントアダプターをゲットした方はあとあと、ラッキーだったと思います(これ以降、ボディのモデルチェンジのたびにマウントアダプターが品薄になる事態に。) 遅れてキットレンズを分離させた「単焦点/ズームレンズ」のキットもそれぞれ販売されます(こちらにはアダプター付属なし)【キタムラネット中古で当時のカメラをチェック】

ちなみに「新色」としてのちに登場した「ベイブルー」は触れておくべき逸品。貴重な一台となっています。カラーリングが人気で、今でも手に取る方が多いのではないでしょうか。カメラのキタムラネット中古でも品切れ状態。こういう隠れた人気モデルは多々あります。分かる方の手にわたるとなかなか出てきませんからね。詳しいデータはありませんが、後発の追加色だったこと、そして1年も経たぬうちに後継機種が発売されたことからも、生産数は少なかったのでないかと考えられます。(のちにM2においてもベイブルーは追加色で登場)

そして初代M、発売のほぼ1年後、早くもM2が登場(2013年12月)。まるでコンデジのような周期でモデルチェンジしたことは当時驚きました。まだ前例ないところですからね。当時の販売店、というかワタシたちの販売トークは「一眼レフとの併用」の提案がほとんどだったと思います。今はまるカブり。競合している向きがあるのに、ここからの進歩はすごいです。

初代MのウィークポイントだったAF速度が2.3倍に高速化したことがこのM2の目玉。「・・・それってどうなの?」華がある触れ込みではないように感じますが、それだけ基本スペックを求める声が大きかったということです。

ちなみに初代Mもファームウェアを配布。AFの高速化がはかられました。発売時はダブルレンズキット、さらに広角レンズが追加されたトリプルレンズキットがラインナップ、のちに待望のダブルズームキットが登場(2014年8月)。販売店としては運動会や入学・卒業シーズンで販売できる製品に。【キタムラネット中古・続々入荷中!】

M3(2015年3月発売)は初のファインダー搭載モデル(外付け)。初代M、M2のときに改善に動きながらも課題になっていた撮影のテンポ・・・というか撮影の快適さも向上しました。当時のスタッフが「一眼レフを売るように」このカメラを薦めていたのは印象的でしたね。

スタイリッシュなデザインにテコ入れが入ったのもこのM3。外付けファインダーが装着されることで一気にメカニックな風貌に。これは他社のミラーレス機の個性が大変豊かだったことも背景にあると思います。近未来的なソニーNEX(α)、レトロ路線のオリンパスPEN(OM-D)、ハードに加えソフト面でもオールドファンの心を掴んだフジフィルム。本格派への道をいち早く歩んでいたパナソニック、多様化する規格のなかでファンを楽しませてくれたのはペンタックス。実に華やかなミラーレスの戦国時代。そのなかに一眼レフのキヤノンとニコンはいましたね。そのメーカーにしかできないこと、のようなものを見つけていった時代だったように売り場に毎日立っていたワタシは振り返ります。

ダブルズームキットがスタートから導入されたのもこのカメラが初めてで、非常にオススメしやすかったことをよく覚えています。形状としてグリップのインパクトが増していることもミラーレスの本格化を感じます。先述した「マウントアダプター」の品薄はこのときがとくに印象的ですね。

ちなみにこの年の秋にはエントリーモデル「EOS M10(2015年10月発売)」も登場。M3の本格化の一方でエントリー機の登場。他社もモデルのラインを増やしていったのがこの時期。なかにはもともと2ラインで展開していたブランドがさらにカジュアルな低価格ラインを追加したところもありました。これは当時トレンドワード(流行語)になっていた「カメラ女子」へのアプローチ。

「カメラといえばキャノン」ですから当然といえば当然ですよね。主力機ではなく、振り返るに印象は弱いM10ですがスペック的にはバランスがよく、「この機能がないからこのカメラはイヤ。」とはならない存在でした。ワタシたちにとってはこれがありがたいんですよ。

元来の流れで4は欠番。M5(2016年11月発売)はファインダーが一体化。今までと一線を画するデザインも印象的で、それまでのカジュアルさよりもスペックもさることながら形状的にも撮影がしやすい本格派。というイメージに。M3でつかんだイメージがさらに加速。勝手なイメージで恐縮ですが「一眼らしいミラーレス」がカタチになったカメラです。一眼レフのイメージが強いキヤノンですから、ファンが求めるのも本格的なカメラ。それはフォルムの満足感のようなものも含まれているはず。その期待に応えたのがこのカメラです。この変化には正直痺れました。だからM5を生んだM3ってすごいカメラなんですよ。

スペック面でも他社の独壇場になっていた高速連写を強化。かつて「ミラーレスの弱点」といわれていたAFスピード。そのイメージを増長させた感もあった初期モデルとは反対に、ここからは特徴とも言うべきスペックに。ファインダーの有無を見ていても当初描いていたものとは違った方向に技術が進んでいったのかな。と思ったりはしますよね。あくまで世に出たものだけを知るファンとして、ですが。【キタムラネット中古なら買い取りもスピード査定!】

そしてM6(2017年4月発売)は小型軽量モデル。M5のファインダー一体型からM3と同様の脱着式(外付け)ファインダーの変更。M5の内蔵ファインダーに触れた後ですから、その変化に違和感を感じる方もいると思いますが、これはいたって自然。時を同じくしてキヤノンは主力のエントリー機種のEOS Kissの小型化をすすめていて、その兼ね合い、共存のようなものを考えていたのでないかと感じます。小さくすれば操作性が損なわれていく可能性がある一眼レフ、大きくすることで機能性が増していくミラーレス。言葉のあやともいえますが、そのすみわけは少なからず影響していたんじゃないかな、と今振り返ると感じますね。

さらにM10の流れを汲んだモデルとして登場したM100(2017年10月発売)にもいえますが、初期のMのデザインを意識したデザイン。M3以降を紹介するうえで初期モデルはどうしても比較対象になりがちですが、このデザインが好きなファンもいるはずですから、その完成系のようなものを求める方はM6/M100がおすすめになってきます。新品が手に入るタイミングで言うことでもありませんが、今後の展開次第で、この世代のモデルはじわっと中古で人気が上がりそうな気がしています。

そして、EOS Kiss M(2018年3月発売)が登場しましたね。ここから新しいkissとしてのナンバリングが始まるかもしれないと思うと、これが新しいスタートラインなのかなという感覚も。そして先述の「一眼レフとミラーレスのすみわけ」を考えたときに「ミラーレス一眼こそKissのあり方なのかも」とも思えてきます。このあと、今回の記事を制作するきっかけになった「フルサイズミラーレス一眼 EOS R」が登場するわけですから、「これからはミラーレスなのかな。」とアタマのどこかでやっぱり感じています。【EOSkissシリーズもまとめました:過去記事】

さらに、これからのEOS M(キヤノンのAPS-Cミラーレス)シリーズの展開も気になります。α7とα6000シリーズの組み合わせでミラーレスでシェアを持っているソニーの存在もあります。APS-Cの新モデルも登場するならその内容が非常に気になります。

最近は一眼レフを経由せずにミラーレス一眼を使う方がほとんどです。いまではそんなの当たり前、って感じですよね。ただ、当たり前のウラにはレアなケースもあって、それがワタシたちなのかな、と感じるときがあります。『「新しく登場したミラーレス一眼」をどんなものかと触ってきた一眼レフユーザーです。』技術の進歩のなかでほんとに貴重なことを経験したんだなぁとおもいますね。

今回のフルサイズミラーレス旋風・・・というか発表ラッシュ。複数のメーカーから登場しますがどんな勢力図になるのか、いまから楽しみです。今回は「EOS M」シリーズのこれまでをまとめてみました。これからの展開にも期待、注目ですね。【かつての名機も中古でゲット!キタムラネット中古へ】


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