カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

閉じる
メニュー

365日フォトコンテスト|2016春夏|結果発表トップタイトル
たくさんのご応募ありがとうございました。ここに審査結果を発表させていただきます。

当サイトに掲載されている写真・テキスト等を無断で複製・転載することを禁じます。

腕だめしコース

「こども&赤ちゃん」

総評:皆さん大変上手になってきていると感じました。どの作品を見ても個性的で、微笑ましい作品ばかりで、笑顔が絶えないような審査でした。これまではこどもが大きく写っている作品が当たり前でしたが、最近の傾向としてはもう少し広い視野で家庭や家の中を撮っているものが増えてきて、男性による子育てなどの要因で、撮る人に余裕が出てきたのかもしれません。イベントを写したものよりも、何気ない日常を捉えた表情豊かな作品が多くなってきています。ただカメラがコンパクトで性能が良くなっているとはいえ、もう少し勉強すれば上位に入ってくるのにと、残念だった作品も見受けられました。

沼田早苗 氏 審 査 員
沼田早苗 氏

ぬまた さなえ/大竹省二氏に師事、1978年にフリーランスとなる。「財界」「ヨミウリウィークリー」の表紙撮影、商業写真、取材撮影などを手がける。写真展には「私の写交録」「みんな・みんな・蒼き狼」「もう一人の日本人」「中央アジア・トルコの素顔に触れて」「彩菜」「アンゴラ難民とザンビアの人々」「歴史と共に生きる・ヨルダン・シリア」「アメリカ音楽紀行」などがある。福音館書店より写真絵本「ぼくのおじいちゃんの顔」を出版。

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

グランプリ
「鍵っ子デビュー」
今津 稔(神奈川県横浜市) 横浜/横浜モアーズ店

寸評:カギっ子が自宅に帰ってきたその場をカメラが捉えているというあり得ないシチュエーションが面白いですね。ランドセルを開けてカギを取り出してドアを開けるという一連の動作がユーモラスに写っています。寂しさがあるはずなんだけれど悲壮感はなく、微笑ましい作品になっています。背景は一般的なマンションの通路で消火器も写っていてリアリティーもあり、これまで見たことがないような作品に仕上がっています。

「ペット&動物」

総評:全体的にレベルが上ってきており、腕自慢部門との差が小さくなってきていると感じました。バリエーションが広がってきているので、これまでになかったような作品も選出しています。またペットとの生活を感じさせる作品も多くなってきたように思います。こういった飼い主でないと捉えられないような表情を写した作品ももっと増えてきてほしいと思います。上位に選んだ作品の大きなポイントは、技術的なレベルの高さに加え、被写体に「愛情が感じられるか」という点です。最近では行動展示など身近に撮影できる動物園も多くなってきており、赤ちゃんが生まれたといった情報をよく調べているなと思いました。

増田勝正 氏 審 査 員
増田勝正 氏

ますだ かつまさ/1945年東京都出身。犬、猫、ペット専門の動物カメラマンとして30年以上従事。アイメイト(盲導犬)のボランティア活動にも参加し、自ら犬、猫の繁殖・育成にかかわっている。犬、猫のスタンダード、歴史、使役犬、生態、行動等造詣が深い。

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

グランプリ
「美味しいね!」
西部剛志(広島県広島市) 広島/五日市店

寸評:大きな動物の親子というモチーフは、大と小の対比が大きく力強く写ります。この作品はサイの親子が一緒に食事をしているシーンを捉えたものですが、どちらもとても表情が優しく、親子愛が伝わってきて見ていてとても暖かな気持ちになります。光の具合も表情も肌の質感もよく見えるような柔らかい感じでちょうどいいですね。

「自然」

総評:全体的に年々レベルが上がり、今年もさらに良い作品が増えた気がしました。雑誌に私めが書いた講評やインタビュー記事などを皆様がよく読んでくださっているのだろうと嬉しく思います。写真は「イメージ」、「ビジュアル」つまり「視覚的な」もので、見た目の価値を問うのですから、美しさにこだわりをもったプリントが増えたのも、甲乙つけるのに苦労した理由の一つだったと思います。オリジナリティ(独創性)のある作品を探す楽しみを頂き、また様々な勉強をさせて頂き、深く感謝しております。

池本さやか 氏 審 査 員
池本さやか 氏

いけもと さやか/1993年、朝日新聞社入社写真部勤務、写真を始める。1995年、水中写真家・中村征夫氏に師事。2000年、パリの写真学校に留学。2002年以降、東京 を拠点に海の中や人間の活動など幅広く撮影、テーマは「Life on Earth」。
http://sayaka-ikemoto.image-i.net

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

グランプリ
「飛沫」
菅原直八(福島県須賀川市) 郡山/ザ・ビッグ郡山店

寸評:カワセミの捕食シーンはいつも多数応募がありますが、この作品は歴代の中でも文句無しに、群を抜いて素晴らしいと思いました。ピント、タイミング、アングルや露出の良さはもとより、何より難しいのが背景。まるで舞台をセッティングしてあったかのようです。表情もわずかに見えているところや羽の形、魚の形、水滴の散らばり具合がまた実に良く、完璧です。1枚、プリントを譲って頂き、我が家の壁に飾りたいほど、脱帽です。

「旅」

総評:バラエティーに富んだ作品が集まりました。外国人観光客を被写体にしたものも増えてきました。その中で選ばれるのは、話し声が聞こえてきそうなものや、状況がリアルに伝わってくるようなもの、ドキドキ感のあるもの、見る人がそこへ行ってみたいと感じる作品です。被写体との距離が遠かったり、後ろ姿であったりといった作品は、旅の出会いの中でのコミュニケーションが不足しているのかなと感じてしまいます。またインクジェットプリンターによる作品の応募も多いのですが、用紙の選択が作品と合ってなくて上位に上がってこれなかった作品も見受けられましたので、紙質も表現と捉えて吟味することも必要かと思います。

清水哲朗 氏 審 査 員
清水哲朗 氏

しみず てつろう/1975年横浜市生まれ。23歳でフリーランスに。独自の視点で自然風景からスナップ、ドキュメントまで幅広く撮影。「路上少年」で第1回名取洋之助写真賞受賞。2012年、15年間のモンゴル取材をまとめた写真集「CHANGE」を現地で上梓。2014年、日本写真協会賞新人賞受賞。個展開催多数。公益社団法人日本写真家協会会員
www.tokyokarasu.net

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

グランプリ
「旅の酒場」
池知 隆(高知県南国市) 高知/高須店

寸評:グランプリを選ぶにあたって、人を通じてその土地の空気感が見えてくるような作品を選ぼうと考えていました。この作品はスマホを持っているお店のおばちゃんに目が行きますが、店全体が写っていて、奥でお酒を飲みながら話をしているお客さんもいて、どんな料理が食べられるのかもよく見える構図が素晴らしい。作者がどんな旅のドラマを経験したのか、その空気感が凝縮された作品に仕上がっています。

「自由」

総評:近年デジタルカメラは多彩な機能が搭載され、パソコンでの画像処理も身近になってきています。そのおかげで一昔前では難しかった表現が可能になり、今回のコンテストも表現が多様になってきています。審査をやっているとどこかで見たことのあるパターンの作品だなと感じることもありますが、今の時代だからこそ撮れる、今だからこその作画をねらった作品というのも多くなってきているようです。一方で新しい技術に頼らず、これまでのセオリーを基本にしながら、自分なりの表現を磨いている方も増えてきており、こういった多様性はとても良い傾向だと感じています。

川合麻紀 氏 審 査 員
川合麻紀 氏

かわい まき/横浜生まれ。彩り写真家。独特の色表現と爽やかでやわらかい描写を得意とし、「The colors of nature」をテーマに花風景や、アフリカ、セイシェル等の自然や動物の撮影取材を行っている。雑貨、子供、ペットフォトなどオールマイティー。写真展多数。TV出演、写真教室、写真雑誌執筆等、わかりやすい写真指導でも人気。(社)日本写真家協会会員。
http://kawaiphoto.cocolog-nifty.com/blog/

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

腕自慢自由グランプリ
「あたたかな光」
大重一美(宮崎県北諸県郡) 都城/イオン都城店

寸評:普段の女性のしぐさを切り取った何気ないように見える作品ですが、場所選びや光の具合をよく計算していて、光る髪に目線が行くような構図が見事です。光を被写体にした作品と言えるでしょう。背景にも気を配り、光線の丸ボケも主役を食わない程度に程よくまとめており、イメージ作りがとても上手な作者だと感じました。

「スマホ」

総評:スマホ部門というのは本当に様々なアイデアが詰まった作品が集まる部門だというのが第一印象です。これはやはりスマホという機材が、狙って撮影するというよりも、目の前の予想もしない面白いハプニングを写真に収めることに向いているからではないかと思います。良い写真を撮らなければいけない、傑作を狙わなければいけないという観念と無縁なので、自由な発想で自由に撮るというある意味では理想的な撮影スタイルが実現できているのではないかと感じています。どの作品にも、プライベートな発見がいっぱい詰まっているフォトコンテストになったと思います。

奈良 巧 氏 審 査 員
奈良 巧 氏

なら たくみ/1958年秋田県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、小学館勤務。女性セブン、GORO、TOUCH、SAPIO、週刊ポスト、DIME、サライなどを経て50歳で早期退社。編集部時代に篠山紀信氏、竹内敏信氏、田沼武能氏、石川梵氏、赤城耕一氏などを担当。現在は雑誌記者、カメラマン、編集者。季刊「フォトコンライフ」に「奈良巧カメラ」連載中。

グランプリ1名:賞金5万円と楯写真をクリックすると拡大表示

腕だめしスマホグランプリ
「糸」
福田利佳(埼玉県さいたま市) さいたま/イオンモール浦和美園店

寸評:応募作品を千点近く見た中で、瞬間にこれだと感じました。ひいおじいちゃんとひ孫さんでしょうか。庭に面した暖かい居間で老人と小さい子が見つめ合っている様子に、「糸」というタイトルが組み合わされ、時代を超えたつながりのようなものを感じさせる1枚に仕上がっています。光の使い方も美しいし、大きいおじいちゃんと小さいお子さんの対比も素晴らしく、完成された構図です。

カメラのキタムラ スタジオマリオ FUJIFILM フォトコンライフ 日経ナショナル ジオグラフィック社 NPO法人フォトカルチャー倶楽部 一般社団法人 日本フォトコンテスト協会(JPO)
NPO法人 フォトカルチャー倶楽部
全社高価買取キャンペーン
全社高価買取キャンペーン