オリンパス／世界初、液晶画面を見て撮影できるデジタル一眼レフ
「E-330」（2月下旬発売）

デジタル専用に設計された、「オリンパスE-システム」のデジタル一眼レフカメラ第4弾。今回、一眼レフタイプでは世界初の新機能として、ボディ背面の 2.5型可動式液晶をファインダーの代わりに使用し、コンパクト機と同じ操作感覚で撮影することが可能となりました（ライブビュー機能）。

この新技術について特筆すべきことは、液晶表示だけでなくファインダーも使用可能で、なおかつ、そのファインダーは正統派の一眼レフとしては欠かせない、ミラーを含めた光学式を変わらずに併用している点。および、画像センサーの前に配置されたシャッターユニットによる撮影と、E-システム交換レンズへの対応など、一眼レフとしての機能性と操作性を、まったく犠牲にすることなく液晶ライブビューを可能とした点です。

通常の撮影時に使用する液晶表示では、専用のCCDでファインダー像をそのままモニターに映し出す方式を採用し、撮影用の画像センサーと光学系を分けているので動画撮影はできませんが、フィルムカメラの使用経験がないユーザー層に、一眼レフタイプをアピールする上で、一定の効果は期待できそうです。

ファインダー光学系は、既発売機種の「E-300」と同様のレンズ像をミラーで横方向に導く方式を採用。よって、外装中央部に従来の一眼レフでは特有の突起がありません。新開発された、4/3型Live MOS センサーを搭載。有効画素数は、750万画素です。CFカード、xD-ピクチャーカード両対応。

（メーカー希望小売価格／オープン価格）

パナソニック／光学12倍ズーム一体型の600万画素デジタルカメラ
「LUMIX　DMC－FZ7」（2月17日発売）

一眼レフタイプに準ずる高度な撮影に対応可能な、ズームレンズ一体型デジタルカメラ。前モデル「FZ5」の後継機です。

有効画素数は600万画素、レンズはライカ製の12倍ズームで、広角側の開放Ｆ値2.8を実現。最大ISO1600の高感度と光学式手ブレ補正ジャイロにより、高倍率の望遠撮影でもブレを抑えた撮影が可能です。

撮影モードは、各種自動露出モードのほか、本格的なマニュアル露出にも対応。アスペクト比は、標準的な４：３、一眼レフタイプと同じ３：２、ワイドテレビサイズの１６：９の各比率を選択可能で、動画でも１６：９モードでの撮影が可能です。液晶モニターは、2.5型。12倍ズーム時に、約１ｍまで接写可能なテレマクロ機能も搭載しています。

広角側でも画面にケラレが出ない、花形レンズフードを付属。別売のレンズアダプターを用いることで、テレ／ワイド各コンバージョンレンズ、クローズアップレンズが装着可能です。シルバーとブラックの２色。

（メーカー希望小売価格／オープン）

ペンタックス／小型・軽量で簡単操作の普及タイプ、デジタル一眼
「＊ist DL2」（2月下旬発売）

レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「＊ist DL」（昨年7月発売）の後継機。携帯性に優れた小型・軽量ボディや、簡単でわかりやすい操作性等を継承しながら、ファインダー内のＡＦ測距点数や、多彩なシーンモードなど一部の機能が改良・追加され、より使いやすさが向上しました。

有効画素数は、実用上十分な610万画素で、液晶モニターは2.5型を搭載。ＳＤメモリーカード対応で、電源には単3形電池も使用できます。同社には、Ｄシリーズで兄弟機の「*ist DS2」もありますが、ファインダーにペンタプリズムを採用している「DS2」に対して、この「DL2」では、ペンタミラーファインダーを採用。本体重量 470gという、シリーズ最軽量を実現しています。

プリズムのほうがファインダーでピントのズレを見分けやすいのですが、ＡＦ主体のピント合わせならミラー方式でも特に問題はなく、コストパフォーマンスでも有利。一眼レフタイプのカメラに、初めてトライする方にもおすすめです。

（メーカー希望小売価格／オープン）

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