第２次メガピクセルのデジカメラッシュ

　今年の始めに各社から 200万画素のデジタルカメラが発表、発売が相次ぎ、さらに最近の傾向をみますと、またまた 200万画素クラスのデジタルカメラが新登場してきています。先週、コダックDC280J Zoom を紹介しましたが、ニコンからD1、富士フイルムのFinePix2900 、エプソンCP-800などがここ２カ月の間に発表・発売されてきています。さらに今週はオリンパスがCAMEDIA C-21を８月上旬に発売するとコメントを出しています。
　今年はさらに年末にもこのデジカメラッシュが予測されますが、一方でパーソナルユースから業務用まで、さまざまな新しい使われ方が現われてくることでしょう。

オリパスの 200万画素は小型です

　オリンパスは昔から、小型化する技術が優れていますが、８月上旬を発売予定にしている 214万画素単焦点デジタルカメラCAMEDIA C-21も、現段階では同クラスとしては世界最小・最軽量をうたっています。
総画素数 214万画素のCCD 、明るいF2.4の単焦点レンズ、クラス最高レベルの画質を実現して、重量も 190ｇと超軽量です。測光方式の設定をはじめ ISO感度の設定、シャープネスの切り替え、ホワイトバランスのマニュアル設定などの撮影機能を搭載して、撮影者の意思を反映した撮影が可能になるとしています。さらに撮影準備時間を一気に短縮する上下開閉式レンズバリアをはじめ、次の撮影がわずか1 ～２秒でできる高速記録、撮影画像をすぐ確認できるクイックビュー機能の搭載など、軽快な操作性を徹底的に追求しています。また、ビデオ出力端子がついているので、同梱のビデオケーブルでTVに接続でき、撮った画像をTV画面で楽しむことができます。記録メディアは3.3Vスマートメディアで最大容量32MBスマートメディアにも対応しています。記録画像ファイル形式には、非圧縮のTIFFに加え、日本電子工業振興協会で制定されたカメラファイルシステム規格「Design rule for Camera File system」に準拠するJPEGを採用しています。
［メーカー希望小売価格 89,000円］

手の中にビデオカメラがあります

　松下電器は手の中サイズのタテ型デジタルビデオカメラ コンパクトマルチデジカムＮＶ－Ｃ３を７月１日から発売しました。
ＤＶテープへの動画記録に加え、切手サイズのマルチメディアカードスロットを装備して、テープなしでも最大約２００枚（別売８MBマルチメディアカードで）の静止画記録ができます。マルチメディアカードはＰＣカードアダプター（別売）を使ってパソコンやプリンターに直接挿入できるためパソコン画像取込みやプリントアウトが手軽にできます。また、世界最速ズームと急速充電システムに、新たに電源を入れてわずか３秒で録画開始できる瞬時スタートを実現し、さらにスピーディな操作性を可能にして快適な操作となります。

主な特長

　１／ｆノイズ アンプ技術採用ＣＣＤ搭載＝低域ノイズを半減。
　カードショット機能＝パソコン・プリンターにダイレクトインでき、タイトル入れも容易になりました。
　速瞬時スタート＝撮影チャンスを逃さない僅か３秒で撮影。
　可変速ズーム＝ 0.4秒～低速19秒までの可変速ズーム
充電システム＝別売のVW－VBD33 ・VW－AD9 使用時、15分充電で約１時間連続撮影可能。
広視野角モニター＝上下 120°以上、左右 110°の広視野角。20万画素液晶モニターで画面もクッキリ。
マルチメディアカード搭載＝パソコンなどへの入力が容易でネットワーク化を一段と進展しています。
［メーカー希望小売価格 225,000円］

手軽なコンパクト双眼鏡

　真夏にはキャンプ、海水浴と、遠方をクローズアップして見たい景色や野鳥などが多くあります。そんな時に双眼鏡があると楽しみも倍加します。ペンタックスでは軽量、コンパクトな双眼鏡ペンタックス　ＵＣＦ（タンクロー）Ｍの２機種を７月24日から発売します。

＊主な特長

　小型・軽量＝寸法81（高) ×107(幅）×46.5（厚）mmで、重さ195gと、持ち歩きが楽です。
　歪みのない像＝高屈折率ガラスプリズム、非球面レンズの採用で歪みのない像が得られます。
独自の連動２軸式眼幅調整＝使う人によって異なる眼幅に簡単な操作でスムーズに合わせることができます。
［メーカー希望小売価格 ８×21UCF M 13,000円 10×21UCF M 15,000円］

プロ用カラーネガフィルム４種新発売

　コダックは感度・彩度による４種類の使い分けが可能で、同じ特性を持ち一定の色調で仕上がるプロフェッショナル ポートラ フィルムシリーズを新発売しました。
このシリーズは、感度と彩度の違う、１６０NCフィルム、１６０VCフィルム、４００NCフィルム、４００VCフィルムの４種類です。数字はISO 感度（１６０はISO 感度１６０、４００はISO 感度４００）を表し、また、NCはNatural Color （自然な色）、VCはVivid Color （鮮やかな色）を意味しています。感度と彩度による４つの製品分類によって、よりわかりやすい使い分けが可能になっています。撮影条件に応じた感度と好みの彩度でのフィルムの選択が容易になりました。従来のベリカラーと切り替わります。
　４種類のフィルムは色再現性、露光ラチチュードの広さ、スキャニング特性などの点で同じ特性を持ち、感度が違うフィルムを使用してもプリントに仕上がったときの色再現性は同じです。撮影条件だけを考えてフィルムを選択することができます。

主な特長

　ミックス光源下でも優れた色再現性＝昼光と蛍光灯の下での撮影など、ミックス光源下で撮影しても優れた色の再現性が得られます。このため複雑な光源下での撮影を楽に行うことができます。また、布地や花の紫などの難しい色も忠実に再現します。
　広い露光ラチチュード＝露光ラチチュードが広く、屋外撮影などでの光量の変化に対応しやすくなっています。また、アンダー露光やオーバー露光で撮影しても優れたプリント結果が得られ、撮影の失敗が少なくなります。また、ハイライトからシャドーまでのディテールの再現性に優れています。

一番大切な人を撮影してハワイへ行こう

　コダックは家族の絆を描いた映画「お受験」が７月３日に全国で封切りになるのに合わせて「あなたの一番大切な人　お受験写真コンテスト」を８月１５日まで実施しています。
「お受験」は、リストラにあえぐ中年ランナーの父親、受験ブームに触発された母親、塾通いに苦しむ娘が織り成す親子、家族の絆を描いた作品です。作品審査と抽選により５組の家族（１家族４名様）を４泊６日間のハワイ旅行にご招待するほか、コダックのデジタルカメラDC240 Zoomを３名様にプレゼントします。

Kodak お受験写真コンテスト概要

　応募要領
１）「あなたの一番大切な人」の写真をコダック・カラープリント（Ｌサイズ）にして送付。
２）写真の裏に写された人の氏名、応募者との関係、大切な理由を記載。
３）一人一作品に限定。
　応募先＝〒135-8505 東京都江東区木場5-10-11 宍倉ビル６Ｆ
「Kodak お受験写真コンテスト ハワイツアー」係り
　応募者からの問合せ先： 03-5245-5322

＜ホームページチェック！！＞

キヤノン デジタルアートギャラリーほか展示内容の案内
http://www.canon-sales.co.jp/Event/Gallery/gallery.html

キヤノンがコンパクトな液晶プロジェクター
リアルXGA 対応の“キヤノン パワープロジェクター LV-7300”を発売
http://www.canon-sales.co.jp/Whatsnew/1999-kami/pr_lv7300.html

お役立ち情報満載のデジカメプリント特集「夏編」はこちら
http://www.fujifilm.co.jp/fdi/99magazine/index.html

＜ＢＯＭがおすすめする今週のこの1本・この1枚！＞

★今週のオススメビデオ「リング２」７月８日レンタル開始

　鈴木光司のベストセラー小説を映画化し、大ヒットを記録した「リング」。だが、その呪いの謎はまだ終わっていなかった。前作の主演コンビ、松嶋菜々子と真田広之も友情出演している。深田恭子など、若手スターの競演も見所。
　“見た者は一週間後に死ぬ”という“呪いのビデオテープ”を生み、人々を恐怖に陥れた貞子の死体が井戸から発見された。３０年前に殺されたこの死体を解剖した警察は、恐るべき事実を知る。解剖結果によると、彼女の死亡時期は１、２年前。つまり貞子は数年前まで生きていたのだ。いち早くビデオの謎を探究していた高山竜司はすでに亡く、事情を知る浅川玲子は行方不明。高山の恋人であった高野舞は、彼の死の謎を解き明かすため、残された手掛かりを手繰り寄せていく・・・。

★今週のオススメＣＤ「ＰＵＦＦＹ／ＦＥＶＥＲ★ＦＥＶＥＲ」

　７月１０日レンタル開始
　ＰＵＦＦＹ名義では２作目のフル・アルバム。「たららん」「夢のために」他、シングル４曲を含む全１５曲。今作も奥田民生ほか豪華作家陣を迎え、和み系ナンバーを中心に楽しませてくれる。オープニングから緩やかに温度を上げてゆき、ラストの「誰がそれを」を聴き終えた後には、ほんのりとした暖かさが手の中に残っているようなアルバムである。ラストの「誰がそれを」は、ＰＵＦＦＹの「ヘイ・ジュード」とでも言いたい、優しくスケールの大きな曲。
　ＰＵＦＦＹが過去に出した曲のタイトルやフレーズを詞に織り込むというワザもさることながら、圧倒的に感動的な空気を感じられる。亜美ちゃんのカントリー・ポップ、由美ちゃんのフォーク・ソングといった、二人のソロ・ナンバーも聴きどころ。