OM SYSTEM OM-3の機能を活用して表現の幅を広げよう!撮影会レポート
はじめに
2026年5月17日(日)、 OM SYSTEMとカメラのキタムラのコラボ企画として大宰府政庁跡で撮影会が開催されました。
参加された皆様がOM-3をメインに使って初夏の風景を撮影する様子と作品もご紹介します。どうぞお楽しみください。

カメラのキタムラ太宰府店は大宰府政庁跡から歩いて5分ほどの場所です。まずはここでOM-3の使い方やコンピテーショナルフォトグラフィの撮影法などを解説します。
軽量コンパクトだから楽しめる公園スナップ撮影
まずは前日にロケハンして撮影した私の作品をお見せしながら、個性的な写真の撮り方と表現方法を解説しました。大宰府政庁跡は広々としてとても開放的な雰囲気のある場所ですが、どう撮っていいか迷う場所でもあります。この日は全体的に風景を撮るというよりも視点を重視した撮影を行います。



カメラもレンズも小型軽量なので公園を歩きながら目に止まった小さな風景を心のままに写し止めていきます。手ぶれ補正をONにして被写体に大胆に寄って撮影します。接写できるレンズなので印象的な写真に仕上げることができます。
さらにコンピュテーショナルフォトグラフィを使って作品作りを目指します。ハイレゾショット、アートフィルター、ライブGNDなど 手持ち撮影でできる機能はたくさんあります。状況に合わせての使い方を学びます。

■撮影環境:F9 1/80秒 ISO400
接写してシダの葉っぱを大胆に構図に入れました。初夏の色あいを感じる風景です。
撮影 清家道子

■撮影環境:F2.8 1/640秒 ISO400
軽量なマクロレンズはスナップにも使いやすいレンズです。水の映り込みを撮影し、後で上下反転させることで印象的に仕上げました。
撮影 清家道子

■撮影環境:F2.8 1/640秒 ISO400
望遠レンズを使って綺麗なところを切り取ります。公園は全体的に俯瞰して撮ると殺風景な印象になることもあります。こうやって切り取ることで作品になっていきます。
撮影 清家道子

■撮影環境:F2.8 1/800秒 ISO400
アートフィルター「ファンタジックフォーカス」を使ってロマンチックなイメージにしました。アートフィルターは雰囲気を出すのにとても便利な機能です。
撮影 清家道子
太宰府政庁跡へ出発
いよいよOM-3を使って撮影会開始です。
まずは最新の機種 OM-3を全員に貸し出しです。
こんなにコンパクトなのにいろいろな機能がついています。これなら公園スナップでも個性的な作品作りができそうですね。

カメラのキタムラから大宰府政庁跡の入り口までは歩いておよそ5分ほどです。
この日の湿度はそれほど高くなくお散歩するにはちょうどいい感じでした。
それでも時間が経つほどに気温は上がっていき、日陰に移動しながらの撮影会となりました。


成長跡の入り口の小さな池に到着です。日陰で集まりレクチャーをします。
ここで使ってみたいレンズを貸し出します。
人気はやはりM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO。広い公園ですが望遠レンズの方が個性を活かした切り取りが出来たようです。その他、マクロレンズや標準ズームレンズなど ご自身が使っていないレンズも積極的にお借りして皆さん真剣に撮影されていました。

早速水辺で撮影開始です。ちょうど菖蒲が咲いていて 水の映り込みを利用したり前ぼけを使ったりして切り取っていきます。ここでは映り込みが綺麗に見えるポジションの解説をしました。

カメラポジションとカメラアングルを考えながら撮影します。OM-3は手ぶれ補正が優秀なので手持ちで効率よく撮影が行われました。

少し移動して政庁跡地にあるシンボルツリーまで来ました。
木陰に吹いてくる初夏の風を感じながら皆さん笑顔で撮影されています。







アザミがとても綺麗でした。ここでは低い位置から撮影します。太陽の位置を考えながら一番花が輝く立ち位置を探していきます。さていいのが撮れたでしょうか?



最後は池の睡蓮の花を撮影しました。お昼過ぎでしたが 花は綺麗にひらいていました。
ここでも良い作品を撮られていた方がいらっしゃいました。花の撮影はやはり楽しいですね。

店舗に戻って皆さんの作品を講評しました。同じ場所なのにそれぞれの個性が光っていて楽しく拝見しました。レンズの個性を活かした作品が多く、しっかりと機材の事を理解していると感じました。
作品講評
O様の作品

■撮影環境:F1.7 1/4000秒 ISO200
紫陽花の初々しい葉っぱをとても素直に撮られましたね。木陰の中に差し込む一筋の光を浴びた小さな葉っぱを主役にしています。これから来る暑い夏の空へ向かうように、すっと上に伸びゆく葉っぱは見ているだけで元気になる気がします。
背景のぼけを生かすにはもう少し右へ立ち位置を変えるともっと丸ぼけが綺麗だったかもしれません。ピントの合わせ方はよかったと思います。
N様の作品

■撮影環境:F3.5 1/200秒 ISO200
政庁跡のシンボルツリーの木を大胆な構図で撮られましたね。N様の撮影している様子を見ていましたが、木の窪みにカメラを置き、バリアングルを使って思い切り自由な発想で撮っておられました。左下に撮影している別の方が写っていますが、たまたまた入ってしまったとの事。でもこの人が構図に入ったことで木の大きさが伝わってきます。せっかくなのでもう少し左に向けて少しあえて人物を大きく入れるとスナップとしてさらに面白かったかもしれませんね。
N.K様の作品

■撮影環境:F4 1/20秒 ISO1600
水辺に映る菖蒲です。実像の菖蒲よりも水に映った菖蒲の方が魅力的に感じるのは 青空と白い雲、そしてそこにそよぐ風が一体となっているからかもしれません。F値を絞り込んで全体にピントを合わせたのもよかったと思います。
オレンジ色の木漏れ日が水玉模様になって美しいながらも楽しい作品に仕上がっています。
N.Y様の作品

■撮影環境:F14 1/1000秒 ISO200
アートフィルターのパートカラー「赤」を使って表現した粋な作品ですね。他の作品もやはり日本画のような絵心を感じました。公園の片隅にある赤い実をつけた植物に心を配り、アートフィルターを駆使してじっくりと良い作品に仕上げています。やや暗めに設定することで深みが表現されていますね。
HM様の作品

■撮影環境:F● 1/640秒 ISO200
なんと大胆で素敵な睡蓮でしょう。花を撮影するときにフィッシュアイを使うのはとても難しいのですが、レンズの歪曲をうまく利用して夏の元気は睡蓮の花を表現しています。やや斜めにカメラを構えて動きを出したのもよかったですね。元気をもらえる作品です。
M様の作品

■撮影環境:F4 1/2000秒 ISO200
マクロ撮影は花の美しいところを切り取る事が多いですが、Mさんは花が咲き終わり、種子を散らしながら次の命へと繋げる姿を綺麗な写真に仕上げています。アザミの種子って生き物のようなとても面白い形をしているんですね。どこにピントを合わせるか迷ったと思いますが種子にピントで正解でした。
HS様の作品

■撮影環境:F6.3 1/1600秒 ISO640
望遠ズームレンズを使って素晴らしい瞬間を捉えましたね。
こういうシーンでは広角レンズではなかなか表現しにくいと思いますが、HSさんは望遠レンズの圧縮効果を上手く使いつつピントをしっかりと目的の場所に合わせ、蜂がちゃんと止まるシャッター速度で撮影できています。瞬時の判断が功を奏しましたね。お見事です。
終わりに
初夏の大宰府政庁跡は花の季節は終わり被写体が見つけにくい時期だったと思いますが、皆さんそれぞれがじっくりと目の前の風景に向き合い、自分らしい視点で撮影ができていたのがとてもよかったと思います。これから暑い夏になりますが、小さな発見を見逃さず自分だけの風景を見つけて撮影を続けてくださいね。皆様お疲れ様でした。
■写真家:清家道子
福岡生まれ。カラーコーディネーターを経て風景写真家となり、九州を中心に撮影活動している。現在企業カレンダーを手がける他 写真雑誌への寄稿、カメラメーカーでの講演、撮影会などを行っている。2020年よりYouTube 清家道子チャンネルで風景写真、風景ショートムービーなどを配信中。
αアカデミー講師
OMゼミ講師
JPS会員















