写真家 木村琢磨がOMシリーズと巡る胡椒の聖地カンボジア ~再び訪れる乾季の胡椒畑~【前編】

木村琢磨
写真家 木村琢磨がOMシリーズと巡る胡椒の聖地カンボジア ~再び訪れる乾季の胡椒畑~【前編】

はじめに

「自分が好きな胡椒を作っている人たちに会ってみたい」ふと思い立ち、 カンボジアを訪れたのは2025年6月末のことでした。
OM-3とOM-5 Mark IIを持って、 カンボジア南部・カンポット州の胡椒畑へ赴き、 胡椒職人さんたちを取材させていただきました。
前回の取材については、 こちらの記事で。

前回訪れたのは、 ちょうど雨季の真っ只中でした。 晴れの日よりも雨の日のほうが多く、 その雨もスコールと呼ばれる、 滝のように激しい雨。カンボジアには日本のような明確な四季はなく、 代わりに雨季と乾季があります。おおよそ5月~10月が雨季、 11月~4月が乾季。 なかでも11月~2月頃は比較的涼しく、 過ごしやすい季節だといいます。

そして2025年12月18日。 私は2度目のカンボジアを訪れました。もともとは年明けに訪れる予定でしたが、 胡椒の収穫のタイミングを考えると12月中のほうが確実だと教えていただき、 急いで支度を整えて、 再びカンボジアへ向かいました。今回は、 私がカンボジアで過ごした7日間を、 時系列に沿って全3回に分けてご紹介したいと思います。

再び、 カンボジアへ

前回は関西国際空港からシェムリアップ・アンコール国際空港へ飛びましたが、今回は渡航費のこともあり、 中部国際空港セントレアから、 胡椒畑にほど近いプノンペンのテチョ国際空港へ向かいました。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/60秒 F4.0 ISO 200
早朝の中部国際空港セントレアにて。 午前7時を過ぎたばかりだというのに、 多くの人でごった返しています。
■撮影機材:OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
■撮影環境:焦点距離 25mm (35mm換算 50mm) Mマニュアル 1/640秒 5.6 ISO 200
私がいつも利用しているベトナムエアラインの機体。 青いカラーリングがひときわ目を引きます。

同じ目的地でも、 利用する空港によって航空券の価格が大きく変わることがあります。 最寄りの空港だけでなく、 少し範囲を広げて事前に調べておくと、 思いがけず安い便が見つかることもあります。ちなみに日本からカンボジアへ向かう場合、 私が利用することの多い定番ルートは、 ベトナム・ホーチミンでトランジットする便です。金額は平均して片道5万円ほどで、 往復10万円以下のプランを見かけることも珍しくありません。移動時間はトランジットを含めて8~9時間ほど。 初日は移動だけと割り切っておくくらいがちょうどいいです。今回の旅程は12月18日から24日までの7日間。 ただし初日と最終日は移動日にあたるため、 実際に取材に使えたのは5日間ほどでした。

■撮影機材:OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
■撮影環境:焦点距離 12mm (35mm換算 24mm) Mマニュアル 1/500秒 F4.0 ISO 200
カンボジア上空。 日が傾きはじめ、 空に少しずつ朱が差しはじめます。
■撮影機材:OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
■撮影環境:焦点距離 8mm (35mm換算 16mm) Mマニュアル 1/50秒 F5.6 ISO 200
昨年9月に開業したテチョ国際空港。 ひとたび外に出ると、 タクシーやトゥクトゥクの凄まじい客引きにあいます。 写真を撮っているあいだも、 ひっきりなしに声をかけられていました。
■撮影機材:OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
■撮影環境:焦点距離 8mm (35mm換算 16mm) Mマニュアル 1/15秒 F4.0 ISO 800
テチョ国際空港のアトリウム空間。 シンメトリーの美しいデザインが印象的。 35mm判換算16mmの超広角でも狭く感じるほど、 圧倒的な広さがあります。

セントレアを9時に発つ便に乗り、 テチョ国際空港に到着したのは夕方17時を過ぎた頃でした。 今回は滞在期間も短く、 前回よりスケジュールもタイトだったため、 空港からは車をチャーターして宿へ向かいました。テチョ国際空港から、 宿のあるカンポット州までは車でおよそ2時間半。 宿に着いたのは現地時間で20時頃、 あたりはすっかり闇に包まれていました。カンボジアは、 都会と田舎の輪郭がはっきりしている国だと思います。 前回訪れたシェムリアップは都会的で、 夜になっても街明かりが明るく、 にぎわいが絶えませんでした。

一方で、 今回私が主に滞在しているカンポットは、 シェムリアップに比べるとずっと素朴で、 のんびりとした空気が流れています。 繁華街らしい場所もあるにはありますが、 それも街のごく一部だけ。 もしかすると、 みなさんが思い浮かべる「カンボジアらしい風景」は、 こうしたカンポットのような土地の雰囲気に近いのかもしれません。私はこの景色と空気感が好きです。 ここにいるだけで気持ちが落ち着きます。このまま眠ってしまうのも少し惜しくて、 宿の近くをOM-3片手に少しだけ散歩することにしました。 カンボジアでは放し飼いの犬、 あるいは半分野良のような犬たちを本当によく見かけます。 彼らはあたりまえのように道を歩き、 ときには気づかないうちに私の後ろへ連なってついてきていることもあります。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/100秒 F1.8 ISO 6400
半ば野良のような大型犬が、 ここでは当たり前のようにたくさんいます。 こちらからちょっかいを出さなければ何かしてくることはありませんが、 とはいえ気をつけるに越したことはありません。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm 換算 34mm) Mマニュアル 1/5秒 F2.5 ISO 1600
カンポットの夜景。 街の明かりが川面にやわらかく反射しています。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/60秒 F1.8 ISO 1600
あっという間に店も閉まり、 あたりは真っ暗に。 ふと、 野良犬と目が合いました。

おとなしい犬が多く、 これまで噛まれたことはありません。 とはいえ、 用心に越したことはないと思います。日本ではいつも、 どこか急かされるように生きています。 けれどカンボジアに来ると、 不思議なくらい何も急ぐことがなくなります。 仕事は好きだ。 けれど、好きでいることと疲れないことは別なのだと、 ここに来るたびに気づかされます。

乾季の胡椒畑に

12月19日、 滞在二日目。この日は、 現地でコーディネートをしてくださる胡椒ソムリエの木下レイナさんと合流し、 胡椒畑へ向かいました。木下レイナさんは、 前回の取材でもコーディネーターとして協力してくださった方で、 私がカンポットペッパーと出会うきっかけを作ってくださった方でもあります。
現地カンボジアからカンポットペッパーの魅力を発信されており、 シェムリアップでは胡椒専門店『RAYS SHOP』も経営されています。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 50mm (35mm換算 100mm) Mマニュアル 1/400秒 F2.8 ISO 200

【木下レイナさんプロフィール】
1997年10月16日生まれ三重県四日市市出身。
高校在学中にベトナム、 インドへ渡航。 悲惨な貧困格差と自分の恵まれた環境とのギャップに違和感を感じ、 旅の中で出会ったカンボジアに海外移住を決意。
カンボジアで食べた胡椒「カンポットペッパー」に衝撃を受け、 現地カンボジアにて胡椒専門店『RAYS SHOP』胡椒カフェ『Rays Mrech Kampot Cafe』をオープン。”カンポットペッパーを世界に”の目標を掲げ日本とカンボジアでカンポットペッパーの魅力を伝える。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/800秒 F4.0 ISO 400
カンポットの朝。 青い空にヤシの木、 野良犬、 トゥクトゥク、 そしてノーヘルで二人乗りするバイク。 その光景を見ると、「ああ、 カンボジアに来たな」と実感します。

カンポットには、 私の好物があります。それは「ノンバンチョック」と呼ばれる、 米粉を原料にした麺料理です。 日本の食べ物でたとえるなら、 にゅうめんに少し近いかもしれません。ノンバンチョックの特徴は、 原料となる米を水に浸して発酵させるところにあります。 よく似た料理に「クイティウ」という同じく米粉の麺料理があるのですが、 この発酵の工程が大きな違いです。

スープは「プラホック」と呼ばれる魚の発酵調味料に、「クルーン」と呼ばれる香草のペーストを合わせたもので、 独特の味と香りがあります。 とはいえ、 発酵食品に慣れた日本人には案外親しみやすく、 すっと馴染む味でもあります。食べ方は、 そのままでもいい。 けれど、 香草が入れ放題なので、 好きなだけ手でちぎって加え、 自分好みに仕上げてもいいです。私は麺と香草が1:1になるくらい、 山盛りにして食べるのが好きです。そういう、 いい意味での雑さが、「ああ、 カンボジアに戻ってきたな」と感じさせてくれます。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 25mm (35mm換算 50mm) Mマニュアル 1/400秒 F4.0 ISO 200
これがノンバンチョック。 私の大好物のひとつです。 カゴに盛られた香草を手でちぎり、 好きなだけのせていただきます。

朝食を食べたら胡椒畑へ向かます。 畑までは宿から車で1時間もかかりません。 前回はバイクを借りて向かいましたが、 車だと土埃を気にせずに済みますし、 天気にも左右されにくいです。 前回は雨季だったので、 しっかり雨にも打たれました。胡椒畑に到着すると、 職人さんたちが出迎えてくれました。

今回は、 畑に住み込みで働く職人さんのご家族のお子さんに、 お土産として日本の駄菓子を持っていきました。 日本のお菓子が口に合ったかどうかはわからないけれど、 異国の味に触れて、 少しでも何か感じてくれていたら嬉しい。私自身もまた、 カンボジアの文化や味に触れるなかで、 すっかりこの国に惹かれてしまったひとりです。 今では第二の故郷と呼んでもいいくらい、 カンボジアという場所がしっくりきています。
もちろん、 たまにしか来られないからこそ、 そう感じるのかもしれません。 けれど、 それを差し引いても、 私がカンボジアという国を好きなことに変わりはありません。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm 換算 34mm) Mマニュアル 1/800秒 F4.0 ISO 200
胡椒畑の建屋はとてもシンプルで、 毎日がキャンプのような感覚です。 空も広い。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/320秒 F1.8 ISO 200
畑に到着すると、 職人さんたちはちょうど昼食後の休憩中でした。 畑の皆さんに、 日本のお菓子をお渡ししました。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/320秒 F1.8 ISO 200
カンボジアにもさまざまなお菓子が売られていますが、 駄菓子のようなものはあまり見かけません。 日本の駄菓子は、 職人さんたちの口にも合ったようでした。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/250秒 F1.8 ISO 200
職人さんたちの多くは、 昼食後をハンモックで昼寝しながら過ごします。

畑に到着したら、 まずはお昼ご飯。 さっき朝食を食べたばかりなのですが、 カンボジアではとにかく食べる機会が多いし、 食べることそのものが楽しみでもあります。畑には料理を担当している職人さんがいて、 朝昼晩とカンボジアの家庭料理を振る舞ってくれます。カンボジアの家庭料理は、 基本的にご飯と一緒に食べることを前提としたものが多く、 なかでもスープ料理が多いように思います。 とにかくスパイスをたっぷり使った料理が多いので、 私のようなスパイス好きにはたまりません。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
■撮影環境:焦点距離 60mm (35mm換算 120mm) Mマニュアル 1/500秒 F2.8 ISO 1600
胡椒畑での昼食。 この日は白身魚の入ったスープをご飯にかけていただました。 具だくさんで、 スパイスもしっかり効いていて美味しい。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/1250秒 F1.8 ISO 400
食後にいただいたフルーツ。 オンバルマテという、 塩・砂糖・唐辛子を混ぜた調味料にディップして食べます。 驚くほど酸っぱいですが、 常夏の暑さに負けないために食べるのだといいます。

職人さんたちの手仕事

午後からは、 職人さんたちに協力していただき、 胡椒の収穫風景を取材させていただくことになりました。 前回訪れたのは雨季だったため、 収穫よりも畑の手入れや準備の作業が中心で、 なかなか撮ることのできなかった場面のひとつです。

そして、 前回訪れた時とは光の質が明らかに違うことに気づきます。 今回は乾季に訪れていることもあり、 日差しの強さも、 畑に落ちる光の表情も、 雨季とはまるで異なっていました。 実際に数値として本当に違うのかは別にして。 けれど、 写真を撮る人間だからこそ、 そう感じるのかもしれません。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/5000秒 F1.8 ISO 200
乾季の胡椒畑は日差しが強い。 空の青さも、 差し込む光の強さも、 雨季とはまた違って見えます。

胡椒の表情も、 雨季と乾季とではやはり違って見えます。 雨季の瑞々しさも魅力的ですが、 乾季の胡椒は、 より力強く、 生き生きとした表情を見せてくれます。やがて、 職人さんたちが収穫作業に取りかかりました。 私もカメラを構えてその様子を追おうとするのですが、 とにかく動きが早い。 こちらがひと呼吸置くあいだに、 もう次の房へと手が伸びています。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/640秒 F1.8 ISO 200
職人さんたちの手さばきには圧倒されます。 とにかく所作が速く、 ひとつひとつの動きに無駄がありません。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/125秒 F1.8 ISO 200
収穫された胡椒は足元のカゴへと入れられていきます。 みるみるうちに、 カゴの中は胡椒でいっぱいになっていきます。

まずは、 次にどの胡椒を摘み取るのかを見極め、 その動きを予測しながらフレーミングしなければなりません。 ですが、 こちらが構図を整えているあいだにも、 胡椒は次々と摘み取られていきます。こちらも胡椒職人さんの気持ちになって、 次にどの実へ手が伸びるのかを想像しなければ、 なかなか思い描いたシーンは撮れません。しかも胡椒畑の光は意外と難しい。 木々がつくるまだらな日陰のせいで輝度差が大きく、 ハイコントラストな仕上がりになりやすいのです。そのため、 カメラ側でコントラストを抑えたり、 ダイナミックレンジ拡張の設定、OM SYSTEMのカメラであれば諧調オートなどを使ったりして、 絵を安定させていきます。

RAW現像を前提にするなら、 ハイライトを飛ばしすぎないよう、 ややハイキー寄りの露出で撮っておき、 あとから最終調整を加えるほうが仕上がりは安定しやすいです。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/1600秒 F1.8 ISO 800
職人さんを観察していると、 手元の胡椒を摘みながら、 すでに視線は次の実へ向いていることがわかります。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/1000秒 F1.8 ISO 800
乾季の日差しが胡椒畑に降り注ぎます。 逆光で撮影し、 あえてハレーションを起こすことで、 光の強さを表現しました。

職人さんが胡椒を摘み、 足元のカゴへ実を入れていきます。 そんな作業がしばらく続くうちに、 私も少しずつ職人さんたちの動きに慣れてきました。写真を撮っていて、 いつも思うことがあります。それは「被写体のことを知ること」です。 結局のところ、 これに尽きます。写真家として独立する前、 私は広告写真のスタジオに勤めていました。 そこでは技術はもちろんのこと、「撮り方以前に、 まず撮る相手のことを知れ」と繰り返し教えられました。

当時の私は、 写真とは技術だとばかり思っていました。 けれど広告写真の現場では、 特定の被写体だけを撮るわけではありません。 風景、 人、 料理、 服、 建築、車……さまざまなものを撮影する機会があり、 そのたびに、 撮るためにはまず相手を知らなければならないのだと学ばされました。その実感は、 写真家となった今も変わりません。 ライフワークとして撮っている風景も、 カンボジアの胡椒職人さんたちも、 私にとっては同じです。

胡椒のことを少しでも知ること。
そこで働く人たちの生き方に触れること。同じ場所に立ち、 同じものを見ること。

そうして初めて見えてくるものがあるのだと、 撮影を通して実感します。胡椒の収穫には一定のリズムがあります。 ひと房摘むたびに、 葉が「シャシャー」と揺れる音がします。 その音が一定のテンポで繰り返されて、 まるで胡椒の葉が音楽を奏でているようにも感じられました。摘み頃の実の表情も、 少しずつわかるようになってきます。 次に摘まれるのはあの房だな、 と先読みできる瞬間も出てきます。

とはいえ、 私のようにたまにしか畑を訪れない写真家が、 職人さんたちの経験や熟練した技術にかなうはずもありません。 それでも、 ごく稀に、 こちらの感覚と職人さんの動きがぴたりと重なる瞬間があります。 その時の心地よさは格別で、 そういう時には、 思い描いていた一枚がきちんと写っています。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/1000秒 F1.8 ISO 800
胡椒の木のあいだから、 職人さんの横顔を撮影しました。 たっぷりと陽を浴びた胡椒の木はほんのりとあたたかい。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/1600秒 F1.8 ISO 800
胡椒の収穫は、 まさに人海戦術。 日ごとに成長していく胡椒を、 職人さんたちが一斉に摘み取っていきます。

胡椒の実の収穫が終わると、 次は「脱粒作業」です。 読んで字のごとく、 粒を外していく作業のことで、 先ほど収穫した生胡椒の実を一粒ずつ手作業で房から外していきます。この脱粒作業を経ると、 収穫した胡椒の重量はおよそ半分になるらしいです。
4kg収穫しても、 実際に使える粒は2kgほどになるということ。この作業にも、 職人さんたちの熟練した技術があります。 私も手伝わせていただきましたが、 思うようなペースではなかなか実を外せません。職人さんの手元を見ていると、「サッサッサッサッ」と一定のリズムで実を外していくのに対して、 自分は「サッ……サッサッ……サッ」といった具合で、なんとももどかしい。

房の持ち方や、 実を外すときのコツを教えてもらい、 少しずつ一定のペースでできるようにはなりました。 それでも、 私がひと房を終えるあいだに、 職人さんたちは2つ、 3つ、 早い人なら4つほど作業を終えてしまいます。 しかも隣の人と会話をしながらだったりするのだから、 本当にすごいなと感じます。

脱粒作業を私も手伝わせていただきました。 一粒一粒を、 手作業で丁寧に軸から外していきます。優しく、 丁寧に。 けれど手早く作業を進めなければ、 いつまで経っても終わりません。 大変な仕事です。  撮影/木下レイナさん
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
■撮影環境:焦点距離 60mm (35mm換算 120mm) Mマニュアル 1/320秒 F2.8 ISO 1600
この生胡椒は、「ペッパーキャビア」と呼ばれる若い胡椒の実の塩漬けに使われるもの。 ひとつの房には、 大きさの異なる胡椒の実がいくつもついています。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
■撮影環境:焦点距離 60mm (35mm換算 120mm) Mマニュアル 1/800秒 F2.8 ISO 1600
手慣れた職人さんたちは、 周りの人と会話を交わしながら、 淡々と脱粒作業をこなしていきます。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/125秒 F4.0 ISO 400
職人さんたちが一斉に取りかかると、 胡椒の房から粒がものすごい速さで取り外されていきます。 脱粒を終えると、 重量は収穫時のおよそ半分にまで減ります。

今回は、 OM SYSTEMの新製品である50-200mm PROも持ってカンボジアを訪れました。
前回は、 OM-3に単焦点レンズ、 OM-5 Mark IIに8-25mm PROという組み合わせがメインだったので、 今回は少し絵作りを変える意味もあって、 OM-1 Mark IIとあわせてこのレンズも持っていきました。望遠で撮影することで、 職人さんたちの作業を邪魔することなく、 手元のアップも狙うことができます。

撮影に夢中になっているうちに、 山盛りだった生胡椒も、 職人さんたちの手にかかればあっという間に粒だけになっていきます。その生胡椒の粒がとても美しく、 まるで宝石のようだと思うほど、 きらきらと輝いていました。生胡椒は日本ではなかなか食べる機会がなく、 口にすることがあるとしても、 塩漬けにされたものがほとんど。けれど、 ここカンボジアでは本当の生胡椒を味わうことができます。 カンボジアを訪れた際は、 ぜひ一度食べてみてほしいです。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 200mm (35mm換算 400mm) Mマニュアル 1/1600秒 F2.8 ISO 1600
新製品の50-200mm PROを使って、 職人さんの作業を妨げない距離から手元をクローズアップで撮影。 高い解像力によって、 被写体の立体感もきれいに表現できました。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 121mm (35mm換算 242mm) Mマニュアル 1/250秒 F5.6 ISO 400
脱粒された生胡椒の実の山。 まるで宝石のような輝きを放っています。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 79mm (35mm換算 158mm) Mマニュアル 1/640秒 F2.8 ISO 800
脱粒された生胡椒が集められていきます。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 64mm (35mm換算 128mm) Mマニュアル 1/60秒 F5.6 ISO 200
これが、 木下レイナさんがRAYS SHOPで販売しているペッパーキャビア。もともとは綺麗な緑色の粒ですが、 加工の段階で黒胡椒のような色味へと変わっていきます。 お酒のお供にもぴったりです。

今回は、 OMシリーズを使って、 胡椒ソムリエの木下レイナさんによる胡椒の解説動画も撮影しています。 ぜひこちらもあわせてご覧いただきたいです。
メインカメラにはOM-1 Mark IIを使用し、 8-25mm PROとの組み合わせで、 ほぼ一発撮りで収録しました。 作業風景の撮影には、 OM-3やOM-5 Mark IIも使用しています。OM-1 Mark IIの映像はOM-Logで収録し、 撮影後にDaVinci Resolveでカラーコレクションを行って仕上げました。 一方、 OM-3とOM-5 Mark IIで収録した職人さんたちの作業風景は、 OM-Cinema機能を使って撮影しています。

OM SYSTEMのカメラは、 どの機種も手ぶれ補正が非常に強力で、 ジンバルがなくても安定した映像を収録できます。 海外取材のように、 機材を少しでも減らしたい場面ではとても頼りになります。

胡椒ソムリエの木下レイナさんに、 胡椒畑で胡椒の解説動画をしていただきました。かなりラフに撮影していますが、 手ぶれ補正と被写体認識のおかげで、 撮影はかなりスムーズでした。急遽お願いしたにもかかわらず、 悩むことなくすらすらと言葉が出てくるレイナさんのトーク力のおかげで、 ほぼリテイクなしで撮影できました。解説シーンはOM-1 Mark IIに8-25mm PROを組み合わせて撮影しています。 動画撮影にちょうどいい組み合わせです。

胡椒職人さんの仕事は、 収穫や加工だけではありません。 むしろ、 胡椒を育てることこそが、 いちばん大切な仕事なのだと思います。
これは、 胡椒の木を添え木に誘引していく作業です。 植物でできた紐を使い、胡椒の木に生える付着根(ふちゃくこん)を添え木に固定していきます。 胡椒の木には節があり、 その節ごとに付着根と呼ばれる、 いわば「胡椒の手」のようなものが生えています。 この付着根が添え木をしっかりと掴むことで、 胡椒の木は添え木に沿って上へ上へと伸びていきます。

胡椒を添え木に固定する。 言ってしまえばそれだけの作業なのですが、 ここにも職人さんの知識と熟練の技術が生きています。 たとえば、 紐で固定する際に団子結びのようにきつく結んでしまうと、 胡椒の木が成長したときに締め付ける形になり、 成長の妨げになってしまいます。 だから、 しっかり結ぶのではなく、 紐をねじるようにして固定します。 そうすることで、 胡椒の木が成長したときに自然と紐が外れるようになっているのです。

私もこの作業を手伝わせていただきましたが、 やはり職人さんのようなペースで固定していくのは難しい。 固定できたと思っても、 ねじりが甘かったり、 留める位置が悪かったりして、 なかなかうまくいきません。しかも、 相手は何十本、 何百本、 何千本とある胡椒の木。 のんびりしているうちに、 固定する前に胡椒の木のほうが先に成長してしまいます。 一次産業に携わる職人さんたちは、 常に自然のリズムに合わせて仕事をしています。そういう点では、 風景写真を撮るときの自分の姿勢とも、 どこか近いものがあるように思います。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/1000秒 F1.8 ISO 200
牧羊犬ならぬ「胡椒犬」が、 畑まで案内してくれます。ちゃんとついてきているか気になるのか、 途中で何度もこちらを振り返って確認してくれます。
誘引作業も体験させていただきました。 胡椒の木を一本一本、 紐で丁寧に固定していきます。一見すると簡単そうに見える作業ですが、 中腰の姿勢が続くうえに日陰もなく、 しかも相手にする胡椒の木の数がとにかく多い。 なかなか終わりが見えない仕事です。結び方が甘ければ外れてしまうし、 きつく結びすぎれば胡椒の木の成長を妨げてしまいます。 だからこそ、「適度」な結び具合を身につけなければなりません。 撮影/木下レイナさん
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/2000秒 F2.8 ISO 800
まだ膝下ほどしかない赤ちゃんの胡椒の木を、 胡椒職人さんたちが一本一本、 添え木に固定していきます。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm換算 34mm) Mマニュアル 1/1250秒 F2.8 ISO 800
畑仕事は基本的に、 職人さんたち総出で行われます。 胡椒の木の成長に合わせて進めていく必要があるため、 とても大変な仕事です。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm 換算 34mm) Mマニュアル 1/1250秒 F2.8 ISO 800
節の数だけ紐を結んでいくので、 一本の胡椒の木だけでもかなりの数になります。 次に訪れる頃には、 どれくらい成長しているのだろうか。 今から楽しみです。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 17mm (35mm 換算 34mm) Mマニュアル 1/1000秒 F2.8 ISO 800
誘引作業をしている職人さんを、 赤ちゃんの胡椒の木の目線から。 職人さんたちが、 ただただ格好いいです。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 94mm (35mm換算 188mm) Mマニュアル 1/640秒 F2.8 ISO 800
作業する職人さんの手元を望遠で撮影。 結ぶというより、 捻るようにして固定しているのがわかります。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 94mm (35mm換算 188mm) Mマニュアル 1/1000秒 F2.8 ISO 800
紐で固定された胡椒の木。 付着根のある節の位置に合わせて固定しています。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 200mm (35mm換算 400mm) Mマニュアル 1/500秒 F2.8 ISO 800
節から伸びている触手のようなものが付着根。 この根が添え木をしっかりと掴むことで、 胡椒の木は上へ上へと伸びていきます。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 200mm (35mm換算 400mm) Mマニュアル 1/640秒 F4.0 ISO 800
職人さんは男性のほうが多いですが、 女性の職人さんも活躍しています。 男性も女性も同じ仕事を黙々とこなしていて、 その姿はとても逞しく、 格好いい。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II
■撮影環境:焦点距離 25mm (35mm換算 50mm) Mマニュアル 1/2000秒 F1.8 ISO 400
これはまだ胡椒畑のほんの一部にすぎず、 実際にはこの何倍もの広さの畑を、 職人さんたちが管理しています。

日が暮れてくると、 職人さんたちの仕事も終わります。 カンボジアの職人さんたちは、 太陽に合わせて働いています。 陽が昇ると仕事が始まり、 日が暮れると仕事も終わります。
胡椒畑には高い建物がなく、 いちばん高いのは胡椒の木です。 そのぶん視界がひらけていて、 夕陽がとても美しい。 夕陽を浴びながら畑から家へ戻っていく職人さんたちの姿は、 まさにプロフェッショナルそのものでした。 畑の犬たちも走り回り、 テンションが最高潮になっています。

この日は、 倉庫に貯めている胡椒の出荷作業も行われていました。 力仕事は一番若い職人さんの役目のようで、 大きな袋を秤に載せて計量し、 それを車に積み込みます。 その繰り返しです。 軽々と持ち上げているのでそれほど重くないように見えるのですが、 実はこの袋、 一つあたり60~80kgもあります。 あっという間に十数袋が車に積み込まれ、 出荷されていきました。さすがにこれは手伝えなかったのですが腰痛持ちには無理だ、仕事で持ち歩く機材も40~50kgになることが多いので、 頑張ればいけたかも……いや、 やっぱり無理だったかもしれません。

■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 200mm (35mm換算 400mm) Mマニュアル 1/2500秒 F2.8 ISO 200
太陽が沈みかける頃、 職人さんたちの一日の仕事も終わります。 夕陽を背に、 職人さんたちが戻ってきます。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 200mm (35mm換算 400mm) Mマニュアル 1/800秒 F2.8 ISO 200
胡椒畑のリーダー、 レアサーさん。 夕方になると犬たちを引き連れて散歩に出かけます。 この時間帯は犬たちのテンションも最高潮。
■撮影機材:OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
■撮影環境:焦点距離 8mm (35mm換算 16mm) Mマニュアル 1/100秒 F4.0 ISO 1600
倉庫に保管している胡椒を出荷するための準備。 袋をひとつずつ計量し車へ積み込んでいきます。
■撮影機材:OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
■撮影環境:焦点距離 8mm (35mm換算 16mm) Mマニュアル 1/50秒 F4.0 ISO 1600
いちばん若い胡椒職人さんが、 胡椒の入った袋を計量し、 そのまま車へ積み込んでいきます。 ひと袋あたり約50~80kgもあるのですが、 それを軽々と持ち上げてしまいます。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 50mm (35mm換算 100mm) Mマニュアル 1/80秒 F2.8 ISO 6400
夕暮れ時は露出がかなり落ちるため、 躊躇せず高感度を使います。 F2.8、ISO6400でもシャッタースピードは1/80秒ほどなので、 職人さんの動きが止まる一瞬を狙ってシャッターを切ります。
■撮影機材:OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
■撮影環境:焦点距離 18mm (35mm換算 36mm) Mマニュアル 1/50秒 F4.0 ISO 3200
平均して60kgほどある胡椒の袋を何袋も運んでいるのに、 その表情にはまだ余裕があります。 彼はまさに、 胡椒畑のスーパーマン。
■撮影機材:OM-3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
■撮影環境:焦点距離 50mm (35mm換算 100mm) Mマニュアル 1/80秒 F2.8 ISO 6400
胡椒畑で生まれ、 胡椒畑で生きる。 これからも職人さんたちの人生を追いかけていきたいです。

乾季の胡椒畑は雨季とはまた違った表情で、 職人さんの仕事内容も違えば胡椒の木の質感も違います。赤道に近い国なので日本の様な四季はないのですが、 雨季と乾季でしっかりとメリハリを感じました。前回の雨季のカンボジアではOMカメラの防滴性能に助けられましたが、 乾季は雨季よりも土煙や土埃が多いので防塵性能に助けられています。また、 小型軽量なOM-3とOM-5 Mark IIのおかげで取材もスムーズで、 新製品の50-200mmPROを持ってきたので前回とはまた違った瞬間を切り取ることができました。

次回は前回訪れた市場とはまた別の港町にある市場と、 実際に胡椒畑に一泊した体験を作品と共に紹介ようと思います。

 

■写真家:木村琢磨
1984年生まれ。岡山県在住のフリーランスフォト&ビデオグラファー。広告写真スタジオに12年勤務したのち独立。主に風景・料理・建築・ポートレートなどの広告写真の撮影や日本各地を車で巡って撮影。ライフワーク・作家活動として地元岡山県の風景を撮影し続けている。12mのロング一脚(Bi Rod)やドローンを使った空撮も手がけ、カメラメーカー主催のイベントやセミナーで講師を務める。

 

 

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