雨ポートレート撮影のすすめ|Rinaty
はじめに
みなさんこんにちは!セルフポートレート写真家のRinatyです。
突然ですが雨って好きですか?
雨が降ると、天気が悪いなぁとガッカリする人が多いと思います。
ですが雨の日は写真を魅力的にしてくれる最高の撮影日和です!
今日はそんな雨のポートレートの撮り方についてご紹介させていただきます。
雨ポートレート撮影の前に
モデル選び
雨撮影はモデル選びも大切です。雨に濡れても楽しんでくれる人と撮影しましょう。
良い作品が撮れた時に喜びを分かち合えます。
持ち物
雨撮影に必要なものを書いてみました。
●タオル(2-3枚)
濡れた自分を拭くタオル、モデルに使ってもらうタオル、そして機材を拭くタオルです。
濡れた手で機材を触ると操作がしづらいです。そして冷えると風邪を引きやすくなります。多めに持っていきましょう。
●大きなゴミ袋
荷物をまとめて袋に入れておくと、雨の中でも荷物の置き場所に困らず、濡らさずにすみます。
●アメニティのシャワーキャップまたはカメラ用レインコート
カメラボディやストロボ用のコマンダーに取り付けて雨を防ぎます。
●透明なビニール袋
ストロボを使う場合に使います。ストロボは基本的に防水ではないため、被せて雨を防ぎましょう。
●替えの服、靴下、靴
雨の中で夢中で撮影していると服や足元がびしょ濡れになります。風邪を引く原因になるため、傘をささずに撮影する場合は持っていきましょう。レインブーツや長靴、防水の靴を履けない場合は替えの靴や靴下があると快適です。
カメラの雨対策
カメラメーカーによっては防滴性能が優れているものもありますが、それでも壊れてしまう場合があります。バッテリー交換部に水が侵入すると壊れやすくなるため、蓋の周りをマスキングテープなどで覆っておくとさらに安心です。
メモリーカード、バッテリーの出し入れの際は、雨に濡れない場所で交換してください。
また、フードを付けることでレンズ前面に雨粒が付着することを防げますので、活用しましょう。
帰宅後は撮影で使った機材をカバンに入れたままにせず、必ず全て取り出し、水気をしっかり拭き取りましょう。
そしてエアコンを除湿モードにして乾燥させましょう。
放置するとカビやくもりの原因となります。
雨の中での作例
では実際に雨の中で撮影した作例をご紹介していきます。

■撮影環境:ISO80 F3.2 SS 1/125
倉敷の美観地区で撮影した作品。
雨が降っているおかげで、しっとりとした質感で撮影することができました。
この時は赤い傘を持ってモノクロな景色の中でも映えるようにしています。傘をまっすぐ持つと赤被りしやすいため、グッと傾けて顔をなるべく空に向けると顔色も美しく残せます。

■撮影環境:ISO640 F3.5 SS1/80 41mm
人物の2m後ろ、地面から1mくらいの高さにストロボを上向きに光るように設置して撮影しています。
バックストロボは光量を強めにすると雨粒がよく写ります。
白い和傘に光が反射し、その反射を利用して人物の顔も明るく照らしています。

■撮影環境:ISO640 F6.3 SS1/250 49mm
こちらも土砂降りの雨の中で撮影しています。
雨が池に落ちて跳ね返り、雨の日にしか撮れない模様が浮かび上がっています。
さらに雨のおかげで靄がかかり、幻想的な雰囲気で撮影することができました。

■撮影環境:ISO100 F2 SS1/200
土砂降りの雨の中でモデルさんを撮影した作品。モデルさんの2m後、地面からの高さ1mからやや上方向に雨を照らすためのストロボを1つ、そして斜め前に顔を照らすためのストロボを置いています。
桜の隙間から撮ることによって、春らしい前ボケも入れることができました。

■撮影環境:ISO400 F1.4 SS1/200
雨の中で、自宅で撮影したセルフポートレートです。足元にストロボを上向きに1灯だけ置いて撮影しています。
土砂降りの時はメイクも崩れやすく、あまり顔を写したくない時があります。
そんな時でもシルエットなら安心です。

■撮影環境:ISO1000 F2.2 SS1/40 63mm
雨上がりの水たまりで撮影したセルフポートレートです。とても大きな水たまりができていたため、そのリフレクションを活かして撮影しています。ブラックミストのフィルターを使用し、船のライトをにじませて、映画のような雰囲気で撮ることができました。雨が上がった瞬間は狙い目です。

■撮影環境:ISO50 F5 SS1/250
こちらはハーフNDフィルターについた水滴を活かしたセルフポートレートです。
急なゲリラ豪雨の中、雲のディテールを出すためにハーフNDフィルターを取り付け、そこについた水滴を写し込んでみました。とてもかっこいい一枚となりました。

■撮影環境:ISO800 F5.6 SS1/30 158mm
こちらは雨が降る中、彼岸花と撮影したセルフポートレートです。
雨のおかげで艶感が増して、妖艶な雰囲気になりました。
舗装された道の上に立ち、横から雨を照らすストロボ1灯、やや斜め前の方から、顔を照らすためのストロボ1灯を使用しています。
そして望遠レンズで圧縮して彼岸花畑の中に入らずに撮影しています。
さいごに
いかがだったでしょうか?
雨の日は、普段撮れないような独特な写真、キラキラした写真など非日常な世界観で作品を残すことができます。
天気が悪いからといって撮影を諦めるのではなく、雨の日だからこそ撮れる写真をぜひ残して欲しいと思います。
風邪を引かないように体調に十分気をつけて楽しんでください。
■写真家:Rinaty
2021年よりフリーランスフォトグラファーに転身、大阪を拠点として全国で活動中。カメラマン・モデル・ヘアメイク・スタイリング・アートディレクションを全て一人でこなすセルフポートレート写真家として多くの作品を残す。フォトウォークやセミナー等の撮影イベントも多く開催し、上田安子服飾専門学校ファッションフォトグラフィックコースにて講師を務める。その一方でウェディング前撮り、成人式前撮り、プロフィール撮影、キッズ撮影、広告撮影、商品撮影など幅広く活躍している。
日本写真家協会 正会員・東京カメラ部2022 10選














