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おうちで子供のスナップ絵を撮るVol.308 2017年02月10日更新

今年はお正月が暖かかったせいか、梅が咲くのが昨年よりも早く、地元でよく撮りに行くポイントではもう六分くらい咲いている感じです。梅だけでなくいつも通る道沿いを車で走っていたとき、川沿いの河津桜をちらっと見たら、既に開いてる花がありました。「え~!いくら何でも早すぎでしょ。確かに早目に咲く花だけど、あなた桜でしょ!」なんか蕾がふくらんできたな、と思ってたらもう咲いてるのか。と言ってもまだまだ外で過ごすには寒いのでお出かけも少なくなりがちな2月です。暖かい時期なら子供たちも外で遊ぶのでしょうが、そうすると親も一緒に外で過ごすことになるので、思い出してみるとうちでもこの時期は「おうちでお絵かきでも」ということが多かったです。今回はおうちで撮る子供のスナップについてです。

窓からの自然光をメインに

屋内で撮る場合の光についてですが、室内の照明よりも窓からの自然光をメインにしたほうがきれいに撮れます。夜なら仕方ありませんが、昼間なら窓からの自然光を使って撮るようにしましょう。室内の照明はたいてい部屋の天井の中央にあることが多く、この状態だとベタッとした感じの光になりがちです。具体的に言うと立体感が出しにくく、人工の照明には色がのっている場合もあるので色もきれいに出ないことがあります。窓はたいてい部屋の側面にありますからサイドからの光になり、光の向きによる立体感の表現に向いています。できれば大き目の窓がある部屋で自然光を使って撮りましょう。

順光よりは逆光気味がおすすめ

作例1は子供がリビングのテーブルでお絵かきしているところを窓側から撮りました。この部屋の窓は横幅も広く、高さも2メートルくらいある大きな窓なので、この窓からの光がメインになります。また、壁と天井の色は白なのでちょうどいい具合に光が回ります。明るく撮りたかったので+補正して撮りました。窓からの光が柔らかいのでこれでも悪くはありませんがちょっと逆光気味で撮りたかったので窓とは反対側から撮ったのが作例2です。完全な逆光ではなく、ちょっと逆光気味と言った程度ですが、子供の肌の質感や髪の感じもこのほうが透明感があってきれいです。もちろん好みにもよりますが、ちょっとドラマチックな雰囲気が出せる逆光のほうが光としてはおすすめです。

作例1 窓側から撮影

作例1 窓側から撮影

作例2 窓と反対側から撮影

作例2 窓と反対側から撮影


手元が見えたほうが様子が伝わる

作例2では子供の手前に飲み物のカップが置いてあります。このままだと手元が見えないのでちょっとカップをどかして撮ったのが作例3です。子供がお絵かきをしているところなので手元が見えるようにしたほうが何をしているのか見た目にわかるようにしたほうがいいでしょう。それに手の表情なども写真で伝えることができます。お絵かきに限らず工作などでもそうですが何かを作ったり描いたりしているところを撮るときは手が写るようにしたほうが雰囲気が出ます。子供の写真を撮ろうとするとついつい顏だけに意識が集中しがちですが、手の表情もまたかわいいのでできれば手も入るように撮るといいと思います。

作例3 手元が見えるように

作例3 手元が見えるように


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