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ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー

料理の撮り方Vol.109 2013年03月29日更新

今回は料理の写真を撮ってみましょう。「料理」はずっととっておけるものではありません。形にして残すことの出来る絵や手芸の作品と違って写真にでも撮らなければ後に残すことの出来ないものです。食べてしまう前に一枚撮っておきましょう。室内のテーブルと自然光でできるだけきれいに撮れる方法を紹介します。

脇役を用意する

以前料理の撮り方で説明しましたが、主役の料理のほかに脇役を用意しておきましょう。グラスや箸、スプーンやフォークなどのほかに別にもう一皿用意してもいいでしょう。それともう一つ、下に敷く布などがあると便利です。テーブルクロスを使っているならそれでもいいしランチョンマットなども使えます。ただし汚れていないきれいなものを使いましょう。また、複雑なプリントのある布よりもシンプルなものがお勧めです。料理によっては複雑なプリントでも大丈夫な場合もありますが、シンプルなものを用意しておくとなんにでもあわせられるので便利です

作例(1)F8で撮影

作例(1)F8で撮影

作例(2)F2.8で撮影

作例(2)F2.8で撮影

イメージっぽくとるなら背景をぼかす

[作例(1)]は下に白いざっくり系の布を置いて撮りました。サラダを主役にしてパンをのせたお皿とグラスとスプーン、フォークを使いました。こういった料理の写真は縦位置のほうが構図がまとめやすいので縦位置にして、後ろに脇役が入るようにセットしてあります。ピントはゆで卵に合わせてF8で撮っています。これもありだと思いますが、ちょっと昔っぽい感じの写真になりますね。最近は背景をぼかしてふわっとしたイメージにする写真がほとんどですから、[作例(2)]では絞りを開放(F2.8)にして後ろの脇役をぼかすように撮りました。写真の撮り方にも流行があり、昔の料理写真は後ろのほうまでカリカリにピントを合わせる写真が多かったのですが最近ではあまりカリカリな撮りかたははやらないようです。

料理にぐっと寄ってみる

[作例(3)]はアップルパイの一部をアップにして撮ってみました。アップルパイ自体は半分くらい切れてしまっていますし、ピントもほんの一部にしか合っていませんが、イメージっぽい写真にはなっています。ピントを合わせるポイントですが、この作例の場合はテーブルにこぼれた粉砂糖がポイントなのでその近くのスライスりんごにピントを合わせました。作例はすべて一眼レフで撮っていますがこれくらい近寄ればコンデジでもかなりピントが薄くなるはずなので、ボケを生かした写真を撮る事ができます。近接撮影では、近くに寄れば寄るほどピントが浅くなる、ということを覚えておきましょう。

作例(3)料理の一部をアップに

作例(3)料理の一部をアップに


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