#『写ルンですで27本ノックしてみた。』|フィルムカメラの魅力 国分真央

国分真央
#『写ルンですで27本ノックしてみた。』|フィルムカメラの魅力 国分真央

はじめに

皆様こんにちは!国分です。

今回は人気のFUJIFILM「写ルンです」を使って、野球で言うところの100本ノックならぬ、27本(27枚)を撮ってみました! 撮影時間は約1時間半程度。限られた時間で写ルンですをその日に使い切るという、個人的に楽しくも鍛えられる企画です。笑

写真は記事の関係で全ては載せきれないので、今回は選定した写真を載せています。
(その他の写真はSNS等で載せる予定ですので、気になる方は見比べてみてください!)

今回はいつもよりラフな雰囲気で載せているので、ゆるい気持ちでご覧ください。笑

撮り切る!という気持ちの波

写ルンですは有名なレンズ付きフィルムカメラでもあるので、詳細の製品の説明については省かせていただきますが、その場で撮り切ってみたら写真を撮る力みたいなものが鍛えられる気がして、今回のこの企画を思いつきました。

写ルンですの記事は以前も書いたので、他の作例が気になる方はこちらも合わせてお読みください。

今回の企画の経緯は、少し昔に旧Twitter(X)で、スマホ写真で100本ノック企画をやったことがあったのですが(TLはえげつないことになった…笑)フォロワーさんから「面白いやん」という反応をいただいたので、今回は満を持して(?)フィルムで実施した流れです。

「またやってほしい~!」と言われていたのでずっとやりたかったのですが、今回はスマホ写真と違い、やり直しがきかないので少し緊張。

写真はおおよそ時系列で載せていきますね!

今回はたまに行く公園で決行。着いた時は雲厚めの空。
この日の写真はフラッシュをつけて撮影しています。
天気も微妙だったので、果たして27本撮り切れるのか…と少し心配でした。

写ルンですといえば、青空!雲!とか撮りたかった…。

少し話は逸れるのですが、いつもフィルムを装填したら皆さんは1日で撮りきれますか?
私はプライベートで「撮影するぞ~!」と気合が入っている時は、2~3本フィルムを撮り切り+デジタルでも数100枚は撮る感じです。

ただ、意識しないと撮らない時もあるので、気づいたら現像に出す時には季節が変わっていることもしばしば。

なので、必ずしも1日で1本撮り切る体質(体質と呼んでいいのか分かりませんが。笑)ではないんです。
今回、この企画は自分にとっても少し挑戦的な経験でした。

さらにお目当てのものはなく

曇りでもまだ心に少し余裕があったのは、お目当ての「八重桜」が咲いているからとタカをくくっていたからでした。そう、行くまでは。笑
桜の時期から1~2週間ずれて咲く八重桜を撮りたいなと思い、調べてその場所に向かったのですが、なんともう散っていたのです…。

私が住む甲府あたりは東京とさほど日中の気温は変わらないので、少し遅かったみたいです。
でも花びらがたくさん地面に落ちていたので、それだけ記録。フラッシュを付けて撮ったことも相まって色が強調され、コントラストもあります。

隣にあった藤棚も見事散り終わっていて、惨敗。笑
こちらも足元だけ撮影しました。

藤棚の花びらもフラッシュをつけて撮影したので、色味がはっきり出ていますよね。
コントラストを出したい時は、フラッシュをつけて撮るとメリハリが出るのでおすすめです。

例えば白い砂浜で日差したっぷりだと白飛びしてしまいますが、こういった薄曇り~雨、夜撮影などはフラッシュを常にONでいいと思います。

桜も藤も終わっていたので、少し新緑をスナップ。
ゴミ袋のポツン感が良かったです。こういう何気ないゴミなどが主人公に見えてしまって、たまに撮ります。

写真に色を取り入れてみよう

青空も桜も藤も惨敗だったので、気持ちを切り替えて人工物で色味のあるものを撮影しました!(ビタミンカラーかわいい)
こういうキャッチーな色のものはフィルムでついつい撮りたくなります。

私は普段フィルムもデジタルも同じくらいの比率で使うのですが、「フィルムはアーティフィシャル」「デジタルはナチュラル」を常に頭の隅に置いて撮っている感じなので、フィルムアカウントを見てくださっている方が、作風の違いに少し驚かれることもしばしば。

ただ自分の中でアーティフィシャルな表現はフィルムの方がしっくりきます。
こういう色合いがハッキリしたものや、造られたものを意識して撮った事ことがない方は是非お試しを。
現像から返ってくると結構お気に入りの写真になるかもしれません!純粋に相性も良いです。

そして3枚目は、また影を撮影。(好きだな)

この時は晴れ間も見えてきたので、水色のドアと影も強調されています。(南京錠をアクセントに!)

影で遊ぼう

晴れてきたので、建物の壁際の光と影で遊び心を持ちながら撮影してみました。
昔から人の手が好きで、よく撮る被写体の一つです。

女性の手だと自然の風景や花などが似合うのですが、男性だと人工物や壁などで撮るとストリート感が出ると考えています。
「女性は柔らかさを感じる背景」「男性は強固なものや直線的は背景」の構図が個人的には好きな組み合わせ。

影とパーツを撮ったり、動きのある撮影や人工物の光と影を意識して奥行きのある写真を撮ってみました。
「スケボー禁止!」と書かれた看板を背景に、「スケボー乗っているみたいに飛んで!」と無茶振りをお願いしました。笑

写真に意味を持たせると、撮る楽しさや想像を生み出すことに繋がります。
例えばポートレートなら、動きのある撮影だと楽しくコミュニケーションを取りながら撮影できるので、無茶をしない程度に撮影してみて下さい!

足の写真も、角度を変えるだけでまた違った見方ができるので、壁際での写真は直線を大事に撮ると余白を含めて面白くなりました。
これから夏の時期は日差しの時間も長いので、より光と影で遊べそうです。

この場所はもっと撮れそうだったのですが、ここで27枚使い切り終了しました!

おわりに

いかがでしょうか。
今回はおおよそ1時間半程度で、写ルンです1本を撮り切る企画・作例でした!
自然やスナップ、キャッチーな色合いを取り入れたり、人のパーツや動きのある写真など…etc
お見せした作例はメリハリが付けられたんじゃないかなと思います。

ただ、写ルンですも決して安いフィルムではなくなってきているので、皆さんにこの27本ノックは軽い気持ちでは勧めませんが、短時間で限定的な場所、様々な構図やバリエーションを考えて撮ることは、純粋に撮影時の想像力が鍛えられます。
そういった観点で修行したい方や、構図を考える機会を増やしたい方はぜひ!

もし要望などがあれば、またその場でフィルムを1本撮り切ってみる企画します。
それでは!

 

 

■写真家:国分真央
1990年 東京都生まれ。映像制作会社や写真事務所を経て独立。2020年に東京都から山梨県に移住する。書籍の表紙や広告写真、CDジャケットなど幅広いジャンルで活躍中。独特な色合いと自然が溶け込むような写真が特徴で、独自の世界観を作り上げる。近年はフィルム写真での撮影にも力を入れ、執筆活動も行っている。

 

 

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