富士フイルム instax mini Link 2が登場|より多機能になったスマホプリンター

ShaSha編集部
富士フイルム instax mini Link 2が登場|より多機能になったスマホプリンター

はじめに

 富士フイルムからスマートフォン用チェキプリンターの新製品「instax mini Link 2」が2022年7月28日に発売されました。スマートフォンで撮影した写真をその場でチェキプリントできるという製品です。スマホ写真をチェキの形で残したり、手軽に友人にシェアしたりといった楽しみ方ができます。

 本製品は、“描こう、遊ぼう、もっと自由に。”をテーマに、前作「instax mini Link」で好評だった各種機能に加え、空間描画が楽しめる新機能「instaxAiR」や、プリント色調の新モード「instax-Natural Mode」「instax-Rich Mode」の2種を搭載するなど、更にパワーアップしています。

 今回は製品発表会で実機を触った感想や、専用ケースや新発売のチェキフィルムなども交えてレビューしていきます。

デザインや仕様をチェック

 全体的な素材感やデザインは前機種「instax mini Link」を踏襲している印象を受けます。プリンターとしてはやはり圧倒的にコンパクトで、外観寸法で91.9mm×36.4mm×124.8mm(突起部除く)と、写真のように女性の手のひらにもちょうど収まるサイズ感です。ワイワイと盛り上がるパーティーやアウトドアなどにも持っていきやすいコンパクトさだと感じました。

 充電はMicro USB端子を採用。製品右側に充電ポートが設けられ、充電中は製品中央のLEDライトが点灯する設計となっています。

 上部には、本製品の新機能「instaxAiR」を使用する際に押下する「Featureボタン」が新搭載。

 製品正面中央には引き続き電源ボタンが設置。前機種よりもボタン領域が広くなっており、押しやすくなった印象を受けます。「instax」ロゴ部分がLEDライトでカラフルなカラーに点灯します。

 カラーバリエーションはソフトピンク、クレイホワイト、スペースブルーの3色展開。ソフトな色調と丸みのあるデザインによって、女性が普段使用するカバンや小物と並べた時により馴染みやすい印象を受けますね。

instax mini Link 2のPrint Mode

 スマートフォンで撮った写真をその場ですぐプリントできる機能は、前機種instax mini Linkと同様。専用アプリでスマートフォン内の写真を選べば約15秒でプリントアウトできます。さらに、そのままinstax mini Link 2を逆さまにし電源ボタンを押すだけで、直前にプリントした写真と同じものをリプリントすることも可能です。また、プリントした写真はフレーム付き画像として保存もできるので、チェキの形でInstagramなどのSNSでシェアして楽しむこともできます。

 instax mini Link 2をスマートフォンと接続することでリモートカメラ機能として使用することができ、instax mini Link 2本体を前後に動かすことでズームイン・ズームアウトの直感的な操作ができます。真ん中のボタンを押せば撮影完了するといった、これ1台で様々な機能を持ち合わせている万能プリンターです。

instax mini Link 2のFun Mode

 ただのチェキプリントだけではなく、楽しみながらプリントできる「Fun Mode(ファンモード)」も搭載。2人でいくつかの質問に答えて診断する「性格診断」、相性をその場ですぐ診断する「一発診断」、その時の直感で色を選択する「直感診断」の新モードを搭載したMatch Test(マッチテスト)機能はパーティーなどで盛り上がること間違いなしですね。

 また、各種フレームを選んでプリントできるFrame Print機能や、複数の写真を組み合わせたコラージュ写真がプリントできるCollage Print機能など、多くのプリント機能を搭載しています。

新機能「instaxAiR」

 instax mini Link 2に新搭載されている目玉機能として「instaxAiR」機能をご紹介します。

 「instaxAiR」は、製品上部にある「Featureボタン」を押下しながらプリンター側面のLEDライトを使用してドローイングすることで、文字や絵を描くことができる機能です。まるでプリクラのような落書きが簡単・直感的にできることで、より印象的な写真に仕上げることが可能です。キラキラと星が光るようなエフェクトや、シャボン玉のエフェクト、桜のエフェクトなど好みのものをアプリで選択して描くことができます。

 スマートフォン上で指で描画することも可能で、友人などとその場で写真をデコレーションすることでより一層素敵な思い出の共有ができます。また、「instaxAiR」は静止画だけでなく短い動画も撮影してシェアすることができます。プリントされたQRコードを読み込むことで動画を再生することができるので、その場の雰囲気や思い出を残しておきたいときにおすすめの機能です。

選べる画質モード

左:instax-Natural Mode 右:instax-Rich Mode

 instax mini Link 2ではアプリ上でプリントの画質を2種類から選択できます。チェキプリントならではの柔らかい風合いが楽しめるinstax-Natural Mode、彩度が高く白飛びを抑え色彩を豊かに表現できるinstax-Rich Modeという2種類です。アナログなエモい雰囲気を出したいならinstax-Natural Mode、スマートフォン画面で見たままの色味がいいならinstax-Rich Modeがおすすめです。

その他にも様々な機能がたくさん!

■引用:instax mini Link 2スペシャルサイト

 これらの新機能以外にも、instax mini Link 2にはたくさんの機能が満載!描いた絵や文字を抜き出して、画像と組み合わせてプリントできる「Sketch, edit & print」や、同社製品の「FUJIFILM X-S10」で撮影した画像を直接「instax mini Link 2」に送信できる機能なども搭載。これ一台で何役もこなしてくれる万能チェキプリンターに仕上がっています。

専用ケースや新チェキフィルム

 今回、専用のプリンターケースも登場。本体がぴったり収まる収納スペースと、撮影したチェキや充電ケーブルなどを入れておけるスペースがあります。プリンターも精密機器ですので、移動時はしっかりプロテクトしておく必要があります。

 また、同時発売でチェキフィルムの新製品「SPRAY ART(スプレーアート)」が発表されました。instax mini Link 2の新機能「instaxAiR」とも相性が良さそうな落書き調のデザインを採用し、よりポップにチェキのプリントをしたい方におすすめです。

さいごに

 今回はスマートフォン用チェキプリンターの新製品「instax mini Link 2」をご紹介しました。従来製品よりも大幅なアップデートがあり、より一層パーティーや結婚式などで活躍のシーンが増えそうな製品となっている印象を受けました。スマートフォンで撮影した写真をその場でプリントできるので、みんなにシェアしたり文字やイラストを描いたりして盛り上がることと思います。

 「チェキのプリンター、気になっているんだよね…」と思われている方がいらっしゃれば、是非一度手に取ってみてください。その小ささからは考えられない性能にびっくりすること間違いなしです!

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