ライトでコスパの良いスナップ撮影向けレンズ「SG-image AF 35mm F2.2」
はじめに
今回紹介するレンズは、35mmフルサイズのイメージセンサーに対応した小型軽量なオートフォーカス単焦点レンズ「SG-image AF 35mm F2.2」です。2026年4月30日に発売なった本レンズは、Eマウント・Zマウント・Lマウントが同時に発売されました。マウントによって多少重量は違うものの、今回使用したEマウント版は約167gと軽量、なおかつコンパクトな筺体でスナップ撮影にマッチしたレンズになっています。
今回は「SG-image AF 35mm F2.2」Eマウント版の写りや特徴・スペックなどをご紹介します。
SG-imageってどんなメーカー?
「SG-image(エスジーイメージ)」というレンズブランド名を聞いた事のない方も多いと思いますが、2023年に中国深圳で設立された新しいレンズブランドです。歴史が浅いブランドになりますが、10年以上にわたって他社ブランドのOEM/ODMを請け負ってきたメーカーが設立した自社ブランドになります。日本では正規代理店(E&Iクリエイション株式会社:愛知県名古屋市)がその取扱いを行っており各量販店などで販売されているレンズです。
「SG-image AF 35mm F2.2」の基本スペックと魅力

今回紹介する「SG-image AF 35mm F2.2」は、フルサイズセンサー対応でありながら、軽量コンパクト設計と開放F2.2の明るさを両立したオートフォーカスレンズです。小型軽量で日常の持ち歩きやスナップ撮影にマッチするサイズ感が良く、街歩きからテーブルフォトまで様々なシチュエーションで扱いやすいレンズになっています。
またレンズの筺体は金属素材が採用されており、質感と小型軽量がバランス良く両立していてチープな感じは無く好感が持てる質感になっています。

「SG-image AF 35mm F2.2」で特に印象的なのは、海外販売モデルでは別売りとなるレンズフードとレンズフードキャップが日本販売モデルには付属しており、独特な形状のフードが独自性を主張し、街歩きスナップ撮影にマッチします。フードに合わせたかぶせ型のキャップも使いやすく、手頃な販売価格を考えると非常にコストパフォーマンスの高いレンズです。



「SG-image AF 35mm F2.2」の基本スペック
| 撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ |
| 焦点距離 | 35mm |
| フォーカス | オートフォーカス |
| レンズ構成 | 5群7枚 |
| 開放絞り | 2.2 |
| 最小絞り | 16 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 |
| フィルター径 | 52mm |
| 最近接距離 | 0.35m |
| 全長×最大径 | 37×69mm(マウント部・フード部除く)※Eマウント |
| 重量 | 約167g(Eマウント) |
| 対応マウント | Eマウント、Zマウント、Lマウント |
| 発売 | 2026年4月 |
写りの方ですが全体的にやや柔らかい描写および、オールドレンズに近い描写をする傾向にあるレンズです。特に逆光や斜光の状態で絞りを開けて撮影した場合に、この傾向が大きく現れます。そういった特徴を上手く利用しながら、街中のスナップ撮影を楽しむのも面白いレンズではないかと思います。

■撮影環境:シャッター速度1/2000 絞りF2.2 ISO100

■撮影環境:シャッター速度1/12800 絞りF2.2 ISO800

■撮影環境:シャッター速度1/200 絞りF13 ISO800
シーンによってはハレーションの発生が見られますが、そういった傾向があるレンズとして上手く使いこなせば、街中スナップ撮影で味わいのある作品を撮ることもできます。
「SG-image AF 35mm F2.2」でやきもの散歩道スナップ撮影

■撮影環境:シャッター速度1/8000 絞りF2.2 ISO100
「SG-image AF 35mm F2.2」を持って、愛知県常滑市の「やきもの散歩道」を散策しながら撮影してみました。レトロな雰囲気のある散歩道は、「SG-image AF 35mm F2.2」にマッチしたシチュエーションです。小型なレンズはストラップでカメラを首からぶら下げて散策しても、首に負担がかかりにくいので、散策のお供にはピッタリです。

■撮影環境:シャッター速度1/2500 絞りF2.2 ISO100

■撮影環境:シャッター速度1/640 絞りF2.2 ISO100

■撮影環境:シャッター速度1/100 絞りF10 ISO100

■撮影環境:シャッター速度1/3200 絞りF2.2 ISO100

■撮影環境:シャッター速度1/800 絞りF2.2 ISO100

■撮影環境:シャッター速度1/800 絞りF2.2 ISO100
「SG-image AF 35mm F2.2」で京都スナップ撮影

■撮影環境:シャッター速度1/1250 絞りF2.2 ISO400
京都へ旅行に行った際にも、「SG-image AF 35mm F2.2」を持って行きました。旅行の際などにはやはり小型で軽量のレンズは重宝します。カメラバッグに入れて持ち運ぶのではなく、カメラは常にストラップで肩や首からぶら下げて手軽に京都を散策してみました。専用フードがレンズ前面を保護してくれるので、レンズキャップをしない状態で持ち運びしていても安心感があります。
カメラの電源も入れっぱなしで、目についたもの、気になったものを手軽に撮り歩いてみました。焦点距離35mmは、旅行先での建物などの撮影には画角的に難しい事も多いですが、街並みを切り取る、旅先で気になったものを撮るには手頃で扱いやすい焦点距離です。

■撮影環境:シャッター速度1/25 絞りF8 ISO200

■撮影環境:シャッター速度1/80 絞りF2.2 ISO200

■撮影環境:シャッター速度1/800 絞りF2.2 ISO400

■撮影環境:シャッター速度1/2 絞りF16 ISO400

■撮影環境:シャッター速度1/160 絞りF2.2 ISO800
「SG-image AF 35mm F2.2」をAPS-C機を使ってスナップ撮影

■撮影環境:シャッター速度1/400 絞りF2.2 ISO100
(フルサイズ換算焦点距離52mm)
「SG-image AF 35mm F2.2」は、フルサイズセンサー対応の焦点距離35mmのレンズですが、APS-C機のα6700で使用してみました。APS-C機で使用した場合はフルサイズ換算で52mm相当の焦点距離になります。APS-C機でも標準レンズとして使いやすいレンズです。
α6700に装着した「SG-image AF 35mm F2.2」ですが、やはりコンパクトなレンズなのでボディもコンパクトな形状のものによく似合います。ソニーのフルサイズであれば、α7C・α7C II・α7CRなどにフィットするレンズだと思います。


■撮影環境:シャッター速度1/60 絞りF2.2 ISO100
(フルサイズ換算焦点距離52mm)

■撮影環境:シャッター速度1/250 絞りF2.2 ISO100
(フルサイズ換算焦点距離52mm)

■撮影環境:シャッター速度1/250 絞りF2.2 ISO100
(フルサイズ換算焦点距離52mm)

■撮影環境:シャッター速度1/30 絞りF2.2 ISO100
(フルサイズ換算焦点距離52mm)

■撮影環境:シャッター速度1/4000 絞りF2.2 ISO100
(フルサイズ換算焦点距離52mm)
APS-C機になると焦点距離52mm相当になるのでワイド感は薄れますが、街中スナップ、日常使いも単焦点標準レンズとして使えるので、フルサイズ機以外のユーザーでも気になるレンズになりそうです。
まとめ
「SG-image AF 35mm F2.2」は金属を使用した上質なレンズ質感を持ちながら、小型で個性的なレンズフードを装着したモデル。お手頃な価格で購入する事ができ、スナップ撮影の多いユーザーにはマッチしたレンズです。フルサイズ機対応ですが、APS-C機でも52mm相当の単焦点レンズとしての魅力があります。「SG-image AF 35mm F2.2」を使って、気楽に使える単焦点レンズとして日常をスナップしてみてはどうでしょうか。
■写真家:坂井田富三
写真小売業界で27年勤務したのち独立しフリーランスカメラマンとして活動中。撮影ジャンルは、スポーツ・モータースポーツ・ネイチャー・ペット・動物・風景写真を中心に撮影。第48回キヤノンフォトコンテスト スポーツ/モータースポーツ部門で大賞を受賞。
・公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員
・EIZO認定ColorEdgeアンバサダー
・ソニーαアカデミー講師













