張り付いた絞り羽根（ニッコール105/2.5編）

ヘリコイド部と鏡筒部を確りと押さえ反時計方向に回すと分離する。
両者との間に個体固有のピントワシャーが入っており、紛失・組み込み忘れに注意する。

鏡筒より前・後レンズ群を外す。

絞り値環の３本のセットネジ（赤○(1)）を緩め、絞り値環を外す。
絞り値取付環の切掛けにある絞り作動軸を外す。

エクスプロラーで押さえバネを外す。（飛び出さないよう左手指で押さえる）

鏡筒を裏返しにして絞り作動筒を分離する。

油分の湿潤で張り付いた絞り羽根。

絞り羽根にある二か所のダボに指向性がある場合があるので表裏を間違えないようにする。
張り付いた絞り羽根は並行移動して順番に並べる。
ベンジンで油分を洗浄する。

絞り作動筒上に絞り羽根を並べる。
絞り作動軸穴と絞り値取付環の切掛けを合わせ絞り作動筒に鏡筒を被せる。

両者がずれないよう裏返しにする。絞り作動筒を左右に小刻みに振りながら鏡筒部のダボ穴に落とし込む。