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※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2010.02.12

【デジタル一眼レフのコストパフォーマンス】
最高級フラッグシップモデルの値段は、本当に高いのか?

デジタル一眼レフには、最も価格が安い普及機から、最も高いフラッグシップモデルの高級機まで、いろいろなグレードがあります。その価格差は、カメラボディだけでも、ざっと10倍以上。初心者の方や、機材にあまり興味がない方は、「そんなに高いカメラを買って、いったい何に使うのだろう?」と思われることでしょう。もちろん、値段が高いカメラには、高いだけの理由があるのですが、しかし、普及機の10倍もするフラッグシップ機の値段は、果たして適正水準なのか、どうか? 具体的な数字で、検証してみました。

値段を比べる条件

今回の検証では、同じメーカーのデジタル一眼レフどうしで、普及機と高級機を比べた場合の価格差や、同一グレードに相当するデジタル一眼レフのメーカー間比較ではなく、デジタル一眼レフのフラッグシップ機と、フィルム一眼レフのフラッグシップ機を取り上げて、同じ撮影目的を果たすために必要となる総コストを比較しました。つまり、フィルムしかなかった時代に比べて、デジタル化された、いまの機材は高いのか? それとも安いのか? という問題です。

ここでは、一眼レフを使って写真を撮影し、その画像をJPEGデータとして、メモリーカードに保存する条件、つまり、カメラで撮影した写真を画像データの状態にして、キタムラのWEBサイトから写真プリントをオーダーできる状態にするまでの工程にかかる、コストの合計額を比較します。ただし、レンズは同一メーカーの機種なら、デジタル機・フィルム機ともに共通なので、コストには含めません。また、電池代もコストには含めず、画像作成に使うパソコンソフトは、いずれかの機材の付属品を使うものとします。

以下、デジタル一眼レフの場合と、フィルム一眼レフの場合に分けて、総コストを計算してみましょう。

デジタル一眼レフの最高級機

現行機種のデジタル一眼レフでは、最も値段が高いグレードに相当するフラッグシップモデルの代表例として、キヤノンの「EOS-1Ds MarkIII」を取り上げます。この機種では、撮影した画像は、原則としてJPEG形式で保存されます。メモリーカードは、デジタル一眼レフ用として一般的な、コンパクトフラッシュ(CF)のうち、キタムラネットショップで通常販売している商品では、最も容量が少ない2GBの製品を選択します。

-キヤノン EOS-1Ds MarkIII 本体価格: 税込み 69万8,000円

-サンディスク SDCFH-002G-J61A UltraII CF(2GB) : 税込み 3,980円

(価格は2010年2月1日現在)

以上合計額= 70万1,980円

フィルム一眼レフの最高級機+その他の機材

前述したデジタル一眼レフのフラッグシップモデルは、35ミリ判フルサイズ対応機なので、撮像サイズが同じ、35ミリ判フィルム一眼レフのフラッグシップモデルを比較の対象とします。キヤノンでは、現在でも、最上位機種となる「キヤノン EOS-1V」1機種のみ、フィルム一眼レフを発売中です。フィルムは、ポジフィルムの36枚撮りを使用。フィルムには、別途、リバーサル現像代金が必要です。また、現像後のフィルムから、デジタル一眼レフと同等レベルの高画質なデジタル画像を作成する機材として、パソコンとフィルムスキャナ、およびメモリーカードを追加します。

-EOS-1Vボディのみ 本体価格: 税込み 22万6,800円
(パワードライブブースター付きボディ: 税込み 27万3,000円)

-フジクローム プロビア 100F 36枚撮り: 税込み 960円

-リバーサル現像代金(スリーブ仕上げ): 税込み 850円

-ノートパソコン(市販品): 税込み 約10万円

-ニコン SUPER COOLSCAN 9000ED: 税込み 34万8,000円

-サンディスク SDCFH-002G-J61A UltraII CF(2GB) : 税込み 3,980円

(価格は2010年2月1日現在)

以上合計額= 68万0590円 (ボディ本体のみの場合)
(パワードライブブースター付きボディの場合 以上合計額= 72万6790円)

最終的にデジタル画像を使うとすれば、どちらが安い?

デジタル一眼レフだけを使用して撮影する場合と、「フィルム一眼レフ+フィルム+フィルムスキャナ」の組み合わせを利用する場合を比較すると、結局、機材の初期投資分(最初に購入する費用)のコストだけに限定しても、金額は同じくらいになりました。したがって、「デジタル画像の状態で多目的に写真を活用する」ということが前提なら、フラッグシップモデルの場合でも、手間とランニングコストを考慮すれば、デジタル一眼レフのほうが、お値打ちということになります。以上の結果から、デジタル一眼レフの価格設定は、適正であると言えそうです。

しかし、フィルムカメラの場合は、ネガフィルムで撮影して、そのままデジタル工程を伴わずに、写真をプリントすることも可能。そのため、もし、デジタル的な用途が一切ない方法で、フィルム時代のやり方を踏襲して、写真を撮影・利用するなら、フィルムカメラのほうが格段に、総コストは下がります。

ということは、アマチュア写真愛好家の方が、ステイタスシンボルとしてフラッグシップ機のカメラを持ちたい場合は、デジタルの最高級機ではオーバースペックということに!? その目的なら、フィルム一眼レフを選んで、フィルムだけで撮影を完了し、現像後のデジタルスキャンはしないほうが、総コストは抑えられるのかもしれません。キタムラでは、フィルムの販売と現像サービスを、現在でも変わらずに続けていますから、アンチデジタル派の方は、これからも、どうぞ存分にフィルムを使った写真撮影を満喫してください。

また、カメラを、コレクションアイテムとして考える方の場合、デジタル一眼レフは割高であることも、価格を比べればわかります。フィルム一眼レフの価格には、フィルム代、つまり感光材料の相当額がまったく含まれないのですが、デジタル一眼レフでは、フィルム代の相当額が、1つの部品である画像センサーに、最初から転嫁されているというのが、その理由です。したがって、プロ用のデジタル一眼レフでは、報道系のプロカメラマンが仕事で撮影する場合のように、圧倒的な撮影量をこなすくらいまで、毎日、休まずに使い倒さないと、買った値段のモトがとれません。だから、「カッコいいカメラが欲しい!」という条件だけで、プロ用のフラッグシップモデルを求めるのであれば、やはりフィルム用のほうが、お手頃な値段だと言えそうです。

ちなみに、10年前の価格は?

フィルム一眼レフの「EOS-1V」は、西暦2000年に発売された製品ですが、この時点では、まだデジタル一眼レフは、本格的には普及していませんでした。この当時のパソコンおよび周辺機器の値段に当てはめて、前述の条件で総コストを計算し直すと、パソコンが20~30万円くらいだったので、前述の条件での合計額は、さらにプラス10~20万円高というコスト水準になります。当時のパソコンのほうが、性能は低いはずですが、現在より価格は高かったのです。

そうであるなら、いまのデジタル一眼レフは、当時ならフィルムで撮ってからパソコンを使うしかなかった機能を、すべてカメラ1台の中に内蔵したものとして考えられるので、デジタル画像の作成にかかるコストの総額としては、10年前よりも相当に安くなったと言えるでしょう。ただし、この価格水準が、アマチュア写真愛好家のニーズに適合しているかどうかは、また別の問題です。

ちなみに、1998年時点でも、一応は、キヤノン製のフラッグシップ級デジタル一眼レフとして「EOS D6000」が発売されていたのですが、その性能は、35ミリ判フルサイズではないタイプの有効600万画素CCD仕様で、価格3,600,000円(36万円ではなくて1ケタ多い360万円)でした。したがって、この時点においては、フィルムで撮影した後でデジタルスキャンするほうが、合理的だったことは確かでしょう。いま思えば、この10年間で、デジタル一眼レフは、随分と安くなったものです。

デジタルのフラッグシップ機を買おうかどうか、価格の問題で迷っていた方にとって、今回の話題は参考になったでしょうか? なお、いまのフラッグシップ機の値段は、10年前に比べると、すでに下げ余地がなくなってきているので、これから先は、それほど大きく値段が下がることはないと思われます。

 
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