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2010.01.15

【デジタル一眼レフの買い替え】
新しい機種を購入する決断のポイントとは?(その2)

今回も、前回に続いて、デジタル一眼レフの買い替えを決めるポイントについて、考えてみたいと思います。ただし、今回は、同じグレードでの新旧の違いではなく、普及機から上位機種に切り換える場合にテーマを限定。その場合に、搭載機能や取扱い方法がどう変わるのかという点を、詳細に比べてみましょう。

一眼レフの普及機と上位機種の機能比較

一眼レフの場合は、年式は同じでもグレードが異なる機種が、各メーカーから発売されています。普及機と上位機種の間では、それぞれに搭載された機能や、操作方法が異なる部分もあるので、機種をステップアップすると、同じメーカー製であっても、実質的な使い方が変わることがあるのです。カタログスペックの優劣だけでなく、普及機と上位機種では、使う人によって好みにも差が出るので、カメラ選びでは、どのグレードの機種が本当に使いやすいのか、じっくり検討してください。

シーンモード選択の有無

一眼レフの場合、普及機と、中級機以上の機種では、撮影時に使うモード設定の候補そのものにも、大きな違いがあります。普及機の場合は、被写体別にプログラムAEのオプションパターンを選ぶ、「シーンモード」という機能が必ず付いていて、この点では、コンパクトデジカメとの間に使い勝手の大差はありません。

しかし、ハイアマチュア機や、フラッグシップ機になると、モード設定の候補の中に、「シーンモード」そのものが存在せず、普通のプログラムAEと、絞り優先AE、シャッター速度優先AEと、マニュアル露出モードという、4つの露出モードがあるだけです。したがって、上位機種を使う場合は、シャッター速度と絞り値の関係を、数字として理解しておかないと、十分に搭載機能を使いこなすことが難しくなります。

なお、中級機には、「中の上」と、「中の並」の2タイプがあるので、「中の並」の場合は、普及機同様にシーンモードが使えます。「中の並」といっても、使う人の撮影テクニックの水準が、それくらいだという意味ではなく、あくまで、カメラに搭載された機能の性能レベルのことなので、ベテランやプロが中級機を使っても、何ら問題はありません。

メモリーカードの種類

現行機種の場合、一眼レフの普及機では、SD系メモリーカードが採用されることのほうが多いのですが、中級機以上の機種では、従来製品を踏襲して、いまでもCFカードの採用例が多く見られます。したがって、普及機から中級機に買い替えると、メモリーカードも買い直しになることがありますので、事前に、カメラに適したカードを確認してください。なお、超高級機の場合は、SD系とCF系のカード合計2枚をセットできるので、メモリーカードの買い直しは、しなくても問題ありません。

APS-Cサイズと35ミリ判フルサイズ

デジタル一眼レフに内蔵されている画像センサーには、大きく分けて2つのサイズがあり、小さいほうが「APS-Cサイズ」、大きいほうが「35ミリ判フルサイズ」と呼ばれます。35ミリ判フルサイズの寸法は、実際には35mmではありませんが、35ミリ判フィルムの露光面積に一致するので、このような名前が付いています。

画像センサーサイズが違う2タイプの機種でも、同一メーカーであれば、レンズマウントだけは共通です。したがって、35ミリ判フルサイズで使うレンズを、APS-Cサイズの機種に装着して撮影できます。ただし、その逆は不可で、APS-C専用レンズを、35ミリ判フルサイズの機種で使うことはできません。つまり、35ミリ判フルサイズの高級機にステップアップすると、レンズも強制的に全面買い直しということになります。

APS-Cサイズの機種には、それだけに特化したデジタル専用レンズという製品があり、新品をレンズキットで購入すると、必ずデジタル専用レンズが付いてきます。この専用レンズは、レンズが作る丸い像の直径そのものが小さいので、35ミリ判フルサイズのカメラでは流用して使えません。

微妙なAPS-Hサイズ

これは、キヤノンユーザーだけに必要な知識です。キヤノンのフラッグシップ機である、EOS-1シリーズには、35ミリ判フルサイズ対応の「Ds」と、もう1つ、それより少しだけ画像センサーのサイズが小さい設計の「APS-H」サイズを採用した「D」の2タイプがあります。

このうちAPS-Hサイズは、APS-Cサイズとはまったく違うもので、普及機専用のEF-Sレンズが使えません。使用レンズは、35ミリ判フルサイズ用のみで、実際の画角は、表示焦点距離の1.3倍程度となります。少しややこしいですが、APS-Hサイズのほうが高速連写に対応しやすいので、キヤノンでは、このように1機種2タイプの商品構成になっているのです。ちなみに、歴史的に見ると、キヤノン1社の中でも、APS-Hサイズのほうが、35ミリ判フルサイズよりも先に登場しました。

絞りボタンとサブ電子ダイヤル

デジタル一眼レフの普及機では、マニュアル露出モードで絞り値を変える場合に、ボディ背面の上にある絞り設定ボタンを押しながら、シャッターボタンからは指を離して、1つだけある電子ダイヤルを回転させる方法を採用した機種がほとんどです。

これに対して、中級機以上の機種では、ボディ背面の右に、絞り値だけをコントロールできる、もう1つの独立した電子ダイヤルが付いています。つまり、シャッター速度専用と合わせて、1台に2つの電子ダイヤルがあるわけです。普及機とそれ以外では、この部分に操作上の大きな違いがあります。

レンズ側に絞りリングがあった昔の時代を知っているベテランユーザーにとっては、デジタル一眼レフでも、背面電子ダイヤルがある中級機・高級機のほうが使いやすいだろうとは思うのですが、デジタルしか知らない世代のユーザーには、もしかすると、普及機の絞り設定方式のほうが、わかりやすいという考え方も、あるのかもしれません。

ボディ上面にある液晶パネルの有無

デジタル一眼レフの普及機では、液晶モニターといえば、ボディ背面に1つだけ付いている、大型のカラーモニターのことをいいますが、中級機・高級機では、そうではない場合が大半です。

各メーカーとも、中級機以上の機種では、背面にある撮影済み画像の確認用カラーモニターのほかに、もう1つ、ボディ上面部に設けられた、数字や記号だけを単色表示する液晶パネルがあり、撮影データや各種の設定値は、上面の液晶パネル側に表示されます。このような表示方式は、フィルム用一眼レフの場合も同じです(フィルムカメラでは現像するまで撮影結果がわかりませんから、カメラの裏蓋には、デジタルカメラのように画像を撮ってすぐ確認できる液晶モニターはありません)。

撮影データが上面部に表示されていると、情報の一覧性が高く、レンズのズーム位置やピントの目盛りまで、まとめて確認できるので、マニュアルモードで撮るときに便利なのです。上位機種を使う場合は、このような背面液晶モニターと上面液晶パネルの使い分けにも、習熟する必要があります。

ステップアップのゴール

普及機に対する上位機種には、ハイアマチュアモデル(中級機)と、プロ用フラッグシップモデル(最高級機)があります。この中で、どの分野のプロカメラマンからの要求も必ず満たすような、オールマイティの性能を持つ最高級機を、交換レンズや周辺機器まで含めたシステムとして、完全にラインアップしているメーカーは、キヤノンとニコンの2社だけです。それ以外のメーカーでは、ハイアマチュア用が最上位の機種となる例があるので、現状としては、最初の1台を選んだメーカーによって、ステップアップのゴールとなる機種のグレードも、変わることになります。

ただし、プロ用機材とは、例えば、商業広告用の商品撮影に使うような、スタジオ機材(大型の多灯フラッシュ)との連携なども含めた、総合的な意味での「プロ用」という位置づけなので、機動性を重視する風景写真の撮影が中心となる場合は、必ずしも、メーカー自らが「プロ用だ」と言っているカメラを使わなくても構いません。「プロ用のほうが、なんとなくカッコいいから」という理由だけでフラッグシップ機を使うと、質量が重くて持ち運びに苦労することもあります。

そうであるなら、もし超高級機のカメラボディ1台を買う予算があるとすれば、その予算を中級機のボディと交換レンズに配分して、実践で使えるレンズを増やしたほうが、風景撮影では重宝する場合があるでしょう。風景撮影の場合、使うカメラはプロ用よりも、ハイアマチュア用のほうが質量も軽く、実際に撮ってみると、むしろ便利だったりします。それゆえに、カメラの広告に書いてある文面の形容詞だけを鵜呑みにすることなく、「仕様」を具体的に検討して、自分自身の撮影目的に最適だと思う、メーカーとグレードのデジタル一眼レフを選ぶのが得策となるのです。

したがって、カメラのグレードが、それを使っている人のステイタスシンボルになるとは考えずに、必要な機能を撮影目的に合わせて選ぶという発想で、柔軟にメーカーと機種を選ぶのが、賢い買い替えの鉄則となります。

 
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