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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2009.04.24

【撮影画面のアスペクト比を使いこなす】
サービスサイズとして使える特別仕様のプリント規格

キタムラのお店プリントには、一般的に、最も多く使われているLサイズやDSCサイズのほかに、広い意味でサービスサイズに分類される、幾つかのプリントサイズがあります。これは、店頭でお渡ししている、お客様「控え」と、写真プリントの納品袋にも、最初から選択候補として書いてあるものです。今回は、その種類と使い方について解説します。なお、ここでは普通のLサイズと、DSCサイズの説明は、省略します。

HV(ハイビジョンサイズ)

価格: 通常1枚/37円(ネットプリント特別価格30円)
用途: デジカメの16:9モード、デジタルビデオカメラの16:9静止画モード、APSフィルムのHモード

LサイズやDSCサイズと同じ印画紙を使用し、縦方向(短辺)の寸法は89mm。これに合わせて、16:9の画面比率が得られるように、横方向の寸法を158mmとしてプリントします。Lサイズより、少し横長のプリントになります。プリントに使う印画紙の面積が、Lサイズより大きくなるので、画質を維持するには、最低で230万画素以上の記録画素数が必要。価格だけはLサイズと同じなので、気軽に利用できます。

HVサイズの主な用途は、コンパクトデジカメや、一部のデジタル一眼レフなどで、記録画像のアスペクト比(縦横比)を切り替えて、16:9モードを選んだ場合。そのとき、カメラの中では、4:3、または3:2の標準画面から上下を削って16:9に合わせていることが多いので、記録可能な画素数は目減りするわけですが、こうして撮影された画像をプリントすると、フル画素で撮った標準画面用のDSCまたはLサイズの場合より、HVサイズのほうが、結果的にはプリントした面積が大きくなります。この点がややこしいので、混乱しないように気を付けてください。

デジカメプリントでは、印画紙のプリント面積が大型化するごとに、画質維持に必要な推奨画素数(最低ライン)も上がります。HVサイズでは、引き伸ばしの倍率(拡大率)がLサイズとは違いますから、印画紙が大きくなった分だけ、推奨画素数は増えるわけです。カメラで撮影するときは、画面の横方向(長辺)を一定に保って、縦方向(短辺)の刈り込みでアスペクト比を切り替えるのに対して、印画紙にプリントするときは、その逆に、縦方向(幅)を一定に保って、印画紙の長さを横に延長することでアスペクト比を対応させるため、比率と画素数の関係が、カメラと印画紙の間で、ひっくり返ってしまうわけです。

それと、もう一つ。このHVサイズには、「ハイビジョンサイズ」という名前が付いていますが、これは、デジタルハイビジョン映像(動画)の規格を意味しているのでは、ありません。その真意は、「アスペクト比が16:9である」という、ただそれだけのことです。デジカメの一部機種に搭載されている、ハイビジョン静止画映像信号をケーブルへ出力する機能とは、まったく関係がないので、混同のないように注意してください。

プリント規格のHVサイズこと「ハイビジョンサイズ」は、あくまでも静止画の写真を、印画紙にプリントするためにあるもの。そのため、動画のハイビジョン映像で使われている規格以上に、たくさんの記録画素数があってもプリントは可能で、むしろ、そのほうが画質は良くなります。動画ハイビジョンの記録画素数は、フル画質モードで1920×1080画素ですが、この場合の画素数は、HVサイズの推奨画素数となる、230万画素には届きません。だから、印画紙の「ハイビジョンサイズ」とは、決して「ハイビジョン動画から静止画1コマを取り出してプリントするためのサイズ」という意味ではないのです。この点は、少々、誤解を招きやすいので、意識して覚えておいてください。こんな裏事情があって、デジカメの16:9モードは、ハイビジョン動画の規格よりも記録画素数が多いのです。

では、なぜ、こんなややこしく、誤解を招きかねない名称のプリントサイズが存在するのか? その経緯は、フィルム時代に遡ります。「ハイビジョンサイズ」の名称が誕生したのは、デジカメが普及するよりずっと前、1990年代にAPSフィルムが開発された頃。当時は、写真といえばフィルムのみだったので、印画紙に焼き付ける写真に対して、デジタルの「画素」という考え方そのものが、まだ存在しませんでした。だから、動画映像の規格と、写真プリントの規格を、一般ユーザーが混同することは、まず、あり得ないだろうと当時は思われていたようで、おそらくは、新しい流行にひっかけた比喩のつもりで、「ハイビジョン」という名称が使われたものだと思われます。ちなみに、その当時にも、アナログのハイビジョン実験放送は既にありましたから(ただし対応の受像機を持っている視聴者は少なかった)、「ハイビジョン」という言葉が一人歩きして、「16:9画面」の代名詞という意味で引用されたようです。

HVサイズでは、16:9モードが標準仕様となる、現行機種のデジタルビデオカメラで撮った、静止画(写真モードの画像)もプリント可能。静止画撮影時に、動画ハイビジョン規格を上回る画素数で、16:9の画像を撮影する機能があれば、プリント推奨画素数の基準はクリアできます。また、APSフィルムの場合も、最大面積となるHモードを使えば、このHVサイズでのプリントが可能です。(キヤノンEOS-1Dシリーズで採用されているAPS-Hサイズは、実際にはアスペクト比3:2なので、HVサイズの印画紙には対応していません。)

P(パノラマサイズ)

価格: 通常1枚/84円
用途: APSフィルムのPモード、35ミリ判フィルムカメラのパノラマモード

Lサイズを横に2つ並べた状態と同じ面積になる、横長のプリントサイズ。縦方向(短辺)は、Lサイズと同じです。店頭でお渡しするお客様「控え」には、「PA」と書かれている場合があります。これも、HVサイズと似た、ワイドな画面が特徴のプリントですが、デジタルカメラには、フィルムカメラとアスペクト比が共通のパノラマモードを搭載した機種がほとんどないので、実際には、1990年代のフィルムカメラで撮影し、インターネットではなく、お店で現像を注文する使い方が多数派でしょう。とはいえ、サービスとしてはネット経由でも注文可能です。ただし、値段を比べれば、HVサイズのほうが格段に割安です。

1990年代に発売されたAPSフィルムを使うカメラには、アスペクト比を切り替える機能があったので、パノラマモードを選ぶことができました。また、普通の35ミリ判フィルムを使うカメラにも、フルサイズの上下を覆って露光することで、横長に写ったパノラマモードとする機能を選択可能な機種が存在しました。これらの機能は、デジタルカメラが主流となった現在には受け継がれていませんが、当時のフィルムカメラを所有している方は、現在でもパノラマ機能を使って写真を撮影し、パノラマ専用のサイズでプリントすることができます。

現在のデジタルカメラと、1980年代以前のフィルムカメラの場合は、このPサイズを選ぶことは、実際のところ、限りなく0%に近いので、必要がないと思った方は、このPサイズについては、特に覚えなくてもOKです。キタムラでは、デジカメプリント、ネットプリントのほかに、店頭で注文を受けるフィルムからのプリントサービスも継続しているので、こういった商品も、結果的には混在することになるわけです。

なお、デジカメの一部には、別々にシャッターを切った複数コマの写真を1枚につなげることで、広い範囲を写す方式の「パノラマ機能」というものがありますが、その「パノラマ」は、印画紙のPサイズにはプリントできません。合成方式によるパノラマ画像は、横方向の長さが一定しない場合があるので、印画紙の定型規格である「パノラマサイズ」と寸法が適合しないからです。このように同じ綴りの用語を、異なる2つ以上の意味で使っている例は、写真業界では、わりと多いものなので、混同しないように注意してください。

KG(ハガキサイズ)

価格: 通常1枚/37円(ネットプリント特別価格30円)
用途: デジタル一眼レフ、コンパクトデジカメの3:2モード、フィルムカメラ、APSフィルムのCモード

普通のLサイズを、少し拡大して、ハガキと同じ大きさにプリントするサイズです。ハガキの寸法は、デジタル一眼レフやフィルムカメラの画面比率である3:2と、ピッタリ一致するので、こうした機種で撮影した写真のプリントには、KGサイズが適しています。価格は、Lサイズと同じ。面積が大きい分だけ、お買い得感があります。デジタルの推奨画素数は、一応、Lサイズと同等の200万画素以上ですが、いまどきのデジカメは、それより画質性能が良く、記録画素数には余裕があるので、KGサイズは常用におすすめ。また、フィルムからプリントする場合は、店頭のみのご注文となって、価格は通常の37円ですから、LサイズよりはKGサイズを選んだほうが、同じ値段でもサイズが大きい分、割安ということになるでしょう。

このKGサイズは、Lサイズとは、印画紙の規格(幅)そのものが別になり、縦方向(短辺)の長さは、102mm。官製ハガキより、プリントのほうが、ほんの少しだけ大きめです。ちなみに、この写真プリントでは、「ハガキサイズ」とはいっても、裏面に切手欄はありません(裏は普通の印画紙)。もし、本当に郵送用として使いたい場合は、これとは別商品となる「ポストカード」(年賀状などで使われる官製ハガキ貼り付けタイプか私製ハガキタイプ)を選んでください。店頭でお渡しする、お客様「控え」には、KGサイズを選んだ場合に「ハガキ」と記入されていることがありますが、それは、あくまで印画紙が「ハガキサイズ」という意味です。DPE用語では、「ポストカード」は、「ハガキ」の直訳ではありません。「ハガキ」はプリント印画紙の規格、「ポストカード」は郵送可能なように、郵便はがきに写真を貼り付けて加工した商品の名前で、まったく別のものになります。

KGサイズそのものは、フィルム時代からあったので、デジタル・フィルムのどちらからもプリントは可能ですが、アスペクト比は3:2のみです。Lサイズに対するDSCサイズのように、4:3専用の変形仕様が存在しないので、デジカメの画面モードを3:2に合わせておくのが、KGサイズ活用のコツ。標準が4:3になるコンパクトデジカメや、フォーサーズ系の一眼レフでは、あらかじめアスペクト比を3:2に切り替えてから撮影してください。

 
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