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2009.03.13

【“顔ニャン識”機能の使い方!?】
目的に応じてAF設定を使い分ける方法

「顔ニャン識って、何だよっ!?」って。。。まあ、ただのAFなんですけどね。いま発売されているコンパクトデジカメなら、ほとんど全メーカー・全機種に搭載されていると言っても良い、「顔認識AF/AE機能」は、実は人間の顔にしか反応しません。だから、人間以外の被写体、例えば、ネコや犬などの動物の顔とか、風景や乗り物を撮る場合には、必然的に、ほかのAF設定を選択することになります。また、そのときの被写体の位置は、自分で認識して、AFの補助操作を行う必要があるわけです。ということで、今回は、顔認識ではない、ごく普通のAF機能を、より効率的に使いこなす方法を考えます。

AF機能の設定

まず、AF(オートフォーカス)機能に関しては、設定するべきモード(機能項目)の種類そのものが4つあります。

1つ目の機能項目は、フォーカスモード。これは、AF/MF(手動フォーカス)の選択です。

2つ目の機能項目は、AFモード。これは、シャッターボタン半押しでフォーカスロックするシングルAF(ワンショットAF)か、あるいは、動く被写体を追尾するコンティニュアスAF(サーボAF)かの選択が基本です。

そして3つ目の機能項目は、AFフレーム選択。これは、ピント合わせの指標になる測距点(AFフレーム)の位置を、画面内のどこにするかというもので、上下左右など複数ある候補から選びます。このAFフレーム選択は、手動と自動を選べますが、さらに自動選択では、人物専用の顔認識機能と、一般撮影用の自動選択機能を選べる機種が多くなっています。今回の話で注目するのは、このAFフレーム選択のうち、顔認識機能ではないものを選ぶ場合です。

なお、一眼レフの場合は、従来の光学ファインダーで使う「位相差検出方式」と、液晶ライブビューで使う「コントラスト検出方式」の区別があるので、4つ目の機能項目として、AF方式の選択を考える必要があります。一眼レフで顔認識AFができるのは、コントラスト検出方式が併用可能な機種を、ライブビューモードで使う場合だけです。コンパクトデジカメの場合は、原則がコントラスト検出方式、つまり、撮影用の画像センサーだけでAF測距にも対応する方式なので、原理的には、いずれの機種でも顔認識AFが搭載できることになります。

現行機種のカメラ製品全般では、AF関連の機能項目に関して、基本的に、この4つのモードを選択・設定する必要があります。ただし、コンパクトデジカメのエントリークラス(いわゆる初心者用)については、一部の選択機能が省略されていることもあるので、詳細は、各製品のカタログや、購入した製品に付いている取扱い説明書で確認してください。

顔認識以外のAF機能の活用

デジカメのカタログを見ると、顔認識機能が付いている機種なら、そのことをアピールするような説明が書いてありますが、それは、顔認識機能しか使えないという意味ではありません。その同じ機種を使って、普通のAFやMF機能だけで撮影することも、もちろん可能です。

顔認識機能とは、あくまでも選択可能なモードの一つ。だから、ユーザーの都合に応じて、解除することもできます。解除する方法は、どの設定の場合に顔認識機能が動作するのか? というデジカメの仕様に関係するので、この点は、使う機種ごとに確かめてください。

顔認識ではない普通のAFの場合、AFフレームの選択は、自動と手動のいずれかを選べます。つまり、複数のAFフレームから、カメラが被写体に合うものを自動的に選択するか、もしくは、あらかじめ自分でボタンを操作して、使いたい位置にあるAFフレーム1箇所を指定するか、ということです。どちらを選ぶかは、撮影する人のお好み次第ですが、しばらく使ってみて、カメラ任せの自動選択と自分の考え方が合わないことが多ければ、手動選択を選んだほうが、実践でのストレスは少なくなります。

エントリークラスの機種では、顔認識機能を使わない場合のAFフレームが、画面中央部のみに固定される例もあります。また、複数のAFフレームを候補として手動選択が可能な機種でも、中央部のAFフレーム1箇所を選んで、常用することも可能です。ほとんど、画面中央に被写体をとらえる構図(日の丸構図)でしか撮影しないのであれば、中央部1点固定でも、実用上は問題ありません。

AF撮影で必要な基本テクニック

AF機能の基本は、画面中央部にあるAFフレーム1箇所だけを使うことです。昔のAFカメラは、中央部だけでピントを合わせる仕様になっていて、高級一眼レフでも、AFに対応した初期の時代は、中央部1点固定式でした。このような中央部1点固定式AFの場合、まず画面中央部を被写体に重ねて、AFでピントを合わせた後、シャッターボタン半押しを維持してフォーカスロックされた状態で、構図だけ仕切り直すというテクニックが不可欠。つまり、完璧な半押し操作を、ユーザーが習得しておく必要があるので、これがスムーズにできるように練習してみてください。シャッターボタンから指を離した場合は、そこでAF測距が止まるので、最初からやり直します。この操作さえできれば、どのようなカメラでも自在にAF機能を使うことができます。

構図の修正を伴うAFの使い方以外に、現行機種の多くでは、ターゲットにするAFフレームの位置を、中央ではなく周辺部に変更する機能が付いています。事前に、稼動させるAFフレームの位置を切り替えておけば、シャッターを切る状態の構図でピント合わせができるので、より素早く撮影に対応できるのです。

ここでAFフレームを選択する方法は、自分でボタンを操作して設定するか、あるいは、カメラに任せるかのどちらか。しかし、いずれにしても、シャッターボタン半押しの深さで指を一時停止して、ピントの位置を画面上で確認してから、シャッターボタンを押し込んで撮影する手順になります。だから、AF機能を使いこなすには、半押しの感覚だけは、必ず覚える必要があるわけです。もし、どうしても半押しができない場合は、一眼レフを選び、MFモード限定で使うことになるでしょう。

実践的な撮影の流れ

デジカメの電源を入れて、AFフレームの選択モードを、自動・手動のどちらにするか決めます。手動の場合は、実際に使うAFフレームの位置も、選択しておきます。なお、エントリークラスの機種では、中央にあるAFフレーム1箇所しか選べない場合があるので、それについては、AFフレームの位置は特に考えません。

次に、ズーム機能で画角を調節した後、シャッターボタンに軽く触れて、AFを作動させます。まだ、この時点では、半押しだけで、シャッターは切りません。測光モードが分割系(これが標準)になっている場合は、自動露出であれば、ピントが合った時点で、画面全体の露出値もAEロックされるので、まずはズームから先に調節して、実際に写る範囲を決めてから、次にピントを合わせるという順番で操作します。コンパクト機の場合、電動ズームなので、逆の順番では操作が難しいと思われます。

ここで、液晶モニター(コンパクトデジカメの場合)や、光学ファインダー(一眼レフの場合)の表示を確認しましょう。AFが正常に機能してフォーカスが合っていれば、選択済みのAFフレームが光って表示されるはずです。その表示位置が、狙った被写体に重なっているかどうかも、必ず確かめましょう。画面内の変なところでAFフレームが光っていたら、ピント合わせを失敗していますから、やり直しです。AFフレーム選択がカメラ任せの場合に、ピント合わせの失敗が多いときは、自動から手動へ設定を切り替えてみてください。なお、ピントが合った状態の表示方法については、各メーカー・各機種によって異なるので、製品同梱の取扱い説明書などで確認してください。

液晶モニターなどで合焦が確認できたら、すみやかにシャッターを切って撮影します。AF合焦からシャッターを切るまでの待機時間が長いと、特に被写体が近い場合は、合ったはずのフォーカスが、自分の体の動きによってズレやすくなるので、スムーズに操作したいところです。フォーカスロックした後に、構図を仕切り直す場合も、動かす範囲はなるべく少なく、あくまで微調整にとどめましょう。

もし、ピントが、思い通りの被写体ではなく、ほかの部分に合ってしまった場合は、シャッターボタンを一度すべて解放し、もう一度、ピント合わせを最初からやり直します。被写体が近すぎる場合は、ピントが合わないことがあるので、そのときはカメラの位置を変えてみましょう。

実際に撮影した写真の例

野良ネコ1匹の場合

動物の顔には髪型がないので、左右は対称。それが1匹だけなら、画面の中央で撮る構図が基本です。この写真は、ごく普通のコンパクトデジカメで撮影したもので、中央部にあるAFフレームを使って、シンプルにピントを合わせています。被写体がネコ1匹だけなら、構図の微調整もほとんどいらないので、自動制御では顔認識できなくても簡単に撮影できるのです。こういう単純な構図の撮り方であれば、いまのデジカメの露出性能は完璧。カメラの宣伝で「誰でも簡単!」と言っているのは、実は、このように単純な背景と被写体1つだけ、しかも静止した状態にある、日の丸構図(中央に被写体がある構図)の撮影を指していることが多いのです。しかし、写真は、いつも必ず、こうした都合の良い構図だけで撮れるとは限りません。特に、相手がネコのような、動く被写体の場合は。

野良ネコ2匹の場合

こちらは、カメラの自動制御にとっては、ちょっと難しい構図。撮影に使ったのは、同じコンパクトデジカメです。ネコが2匹いる場合、ピントを合わせるべき被写体は、画面の左と右に寄るので、この写真のように中央部が空きます。しかし、最初から、この構図でカメラを構えて撮影すると、AFフレームが中央部1点の場合は、後ろの石にピントが合って、ネコがボケてしまうので要注意。そのような撮影ミスを防ぐには、事前に中央部以外のAFフレームを選ぶか、あるいは、一旦フォーカスロックしてから、構図を仕切り直す操作が不可欠です。この写真は、片方のネコにフォーカスロックした後で、構図を少しずらして撮影しています。ちなみに、3匹以上のネコを撮る場合でも、どれか1匹を選んで、ピント合わせのターゲットにして撮影すればOK。ちなみに、人間を撮る場合は、顔認識機能がAFフレームの手動選択と同じことを勝手にやってくれるので、ここでの操作は、すべて省略できます。

 
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