【砂丘の風紋は今がチャンス】
静岡県浜岡町の浜岡砂丘

花の便りが聞こえるようになり、東日本以西では梅や菜の花などが咲きだしていますが、まだ本格的とはいえないようです。このような中で「何か変わったものでも撮りたい」と、思っている人には砂丘の“風紋”などを狙ってはいかがでしょう。
この風紋、砂丘に行けば「いつでも撮れる」というものではありません。例えば、日本最大級の鳥取砂丘では、冬は雪や雨が多く、湿度が高くて風紋撮影チャンスにはあまり恵まれません。ところがここ遠州灘に広がる長い浜岡砂丘は冬期から3月にかけてが撮影時期になります。 　また、風に恵まれる必要があります。その点、この時期の浜岡砂丘は『遠州の空っ風（からっかぜ）』と呼ばれる西風がよく吹いているのと、風紋ができやすい天候にも恵まれています。

風紋の撮影は夜間に風（風速5ｍ以上）が強く、それが止んだ翌朝が適しています。もちろん、人の足が入っていないことも条件のひとつになります。さらに光にも恵まれていなければなりません。浜岡砂丘では朝日がその光を作ってくれますので、撮影条件に恵まれた砂丘といえるでしよう。
この浜岡町は静岡県の南端、御前崎から西へすぐの所に位置しており、風光明媚な地域で、近隣の町も風景写真には適した位置にあります。
もっとも、砂丘での農業は砂との戦いで、土地改良と、いたちごっこで大変、苦労されているようです。
［交通アクセス］
電車・バスの乗り継ぎは不便です。車が必要です。
東名菊川インターから20～30分
［問合せ］
浜岡町企画商工課 0537-85-1112

●桜の開花予想が出ました●
東京都心では4月の第1土日曜日が満開か

　東・西日本における桜（ソメイヨシノ）の開花予想が発表されました。もっとも早いのが宮崎市の3月23日で、東京都心と福岡市が26日、名古屋28日、大阪30日と予想されています。昨年よりも2～7日ほど遅いようですが、平年よりは1～2日、早めだそうです。このソメイヨシノは、その時期の温度によって異なりますが、咲きだしてから1週間程度で、8分咲きから満開になります。
花そのものを撮るには満開よりも7～8分咲きがきれいに写ります。満開後の花吹雪を撮るには気候にかなり左右され、運も必要のようですが、辛抱強く、チャンスを待つ方法もあります。花吹雪は満開から3～4日目が多いようです。タイミングをうまくつかまえ撮影してください。