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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2017.03.24【Vol.314】

小雨の桜を撮る

小雨の桜1

小雨の桜2

小雨の桜3

どんな撮影も天気の良い晴れの日に行いたいと誰もが思うところ。出掛けに雨となるちょっと撮影のテンションが下がるのも事実です。しかしながら、風景を撮影していると急な天候の変化もつきものです。雨が降ったからといって撮影を即中止にすることなく、雨の日だからこそ見える被写体の変化をつかんで撮影してみるのもいいのではないでしょうか。

いよいよ桜の咲く季節となり晴れ渡る青空と桜をPLフィルターでコントラスト調節しながら清々しく見せる写真はまさに日本の風物詩とも言えます。そして、突然の春の嵐のように急な天候不順と桜の開花時期が重なることもよくあります。土砂降りだと撮影に支障が出てしまいますが、傘をさすかささないか程度の雨であれば、景色全体にうっすらと靄がかった湿度感ある雰囲気を狙うことができます。晴れた日のようにコントラストよく、桜の薄いピンク色の鮮やかさは見ることはできませんが、落ち着いたトーンの濡れた桜の木々や花びらの見せる色あいも、晴れた日には見ることのできない風景として魅力的ではないでしょうか。

加えて、雨の日に撮影した桜の写真をプリントする際、メリハリの効いた高光沢紙ではなく、落ち着いた調子の半光沢や微粒面紙、アート紙などでプリントするとしっとりとした風合いで雰囲気ある作品に仕上がっていきます。作例は同日、同じ場所で小雨の降るなか撮影したものです。薄曇りのライティングで桜全体を柔らかい光がフラットに降り注いでいるので、余分な陰影が桜に落ちることはありませんでした。

限られた期間にしか見れない桜だからこそ、天候に臆せず、むしろその時の天気を味方につけてその年の桜を表現して見てはいかがでしょうか。

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