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バーベキューのスナップを撮るVol.331 2017年07月21日更新

子供たちが小学生だったころは夏休みが近づくと、「夏休みはどこか行くの?」とあいさつ代わりのように聞かれていた覚えがあります。親としては子供に楽しい夏休みを過ごさせてあげたいという思いがあります。私も子供たちには夏休みに○○に行って楽しかった、と思って欲しいし、大人になったときに楽しい思い出になってくれたらなお良い、と思っています。とはいっても家族全員で旅行に行くとなるとお金も段取りも大変なので我が家ではたいてい夏はキャンプに行っていました。食事はバーベキューなのでかなり安く楽しめていました。今回はバーベキューのスナップを撮ってみましょう。

何を焼いているかわかるようにフレーミング

屋外でのバーベキューはいつもと違うお食事で子供たちにとって楽しいものです。何しろ焼くだけなので子供にもお手伝いを頼みやすく子供たちもけっこう喜んでやってくれます。バーベキューで焼いているところを撮るときはやはりバーベキューセットが入るようにフレーミングして撮りましょう。何人かでバーベキューセットを取り囲んでいるところなら横位置でもまとめやすいですが、一人で焼いているときなら作例1のように縦位置でフレーミングすると落ち着きます。広角で近くから撮ることと画面下はバーベキューセットまで入るようにフレーミングするのがおすすめです。望遠で遠くからアップにするより広角で近くから撮ったほうが何を焼いているのかがわかりやすくなるので臨場感が出ます

作例1 広角で縦位置のアップ

作例1 広角で縦位置のアップ

タープの下では+補正で明るく

バーベキューをするときは屋外で食べるのでタープなどで日陰を作って食べるスペースを作ることがほとんどです。作例2は海で撮った写真ですが、山キャンプと違って海岸には木陰がないためタープの下にイスやテーブルを置いて食事するスペースを作りました。このような状況では人物は日陰でも背景が日向になってしまいます。つまり人物が暗く、背景が明るいわけですから露出補正なしで撮ると背景はちょうどよくても人物が暗く写ってしまうことがあります。作例2はタープの下で撮ったので+1補正して人物が適切な明るさになるように露出補正して撮っています。その時の状況やフレーミングにもよりますが人物が日陰になっているときは背景との明るさの差に注意して撮りましょう。

作例2 タープの下では+補正を

作例2 タープの下では+補正を

主役の手前にものがあるときはノーストロボ

人物の顔に日が当たっていない状況では顔が暗く写ることがあり、特に帽子をかぶっていると顔が暗くなるので日中シンクロ(日中の明るいところでストロボを使うこと)を使ったほうが良い場合があります。実際以前日中シンクロをおすすめしたことがありますが手前にものがある場合はノーストロボのほうがナチュラルな感じになります。作例3はストロボを使って撮った写真ですが、手に持ったすいかをカメラに向かって差し出しているのでこのスイカにストロボの光が当たっているのが写真上でかなり目立ちます。この状態だと写真にしてみた時にスイカに直接あたったストロボの光が不自然な感じになってしまいます。作例4はノーストロボで撮っています。光の状態としては作例4のほうがナチュラルな感じになっているのがわかります。人物の手前に何か物を入れてフレーミングするなら日中シンクロせずにノーストロボで撮ったほうが違和感のない写真に仕上がります。

作例3 日中シンクロ

作例3 日中シンクロ

作例4 ノーストロボ

作例4 ノーストロボ



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