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ジャガイモ掘りのスナップを撮るVol.269 2016年05月13日更新

外で過ごすのが気持ちの良い季節です。梅雨に入ると雨が多くなりますが、まだお天気の良い日が多いので、この時期にはうちではよくお芋ほりに行きます。地元にジャガイモを掘らせてくれる畑があるので新ジャガをたくさん掘ってきました。「収穫」は子供たちにとって楽しいイベントです。楽しい一日のスナップを撮って家族のアルバムに一ページをくわえましょう。

一人を撮るなら横より縦のほうが撮りやすい

お芋ほりは手元を写さないと何をしているのかがわかりにくくなってしまいます(作例1)。手元までフレーミングに入るように写しましょう。しかし、お芋ほりの場合周りにほかの株が生えていたり畝を崩さないように気をつけなければならなかったりするので、かなり近くから撮ることになります。その結果、広角レンズを使っていても顔と手元をフレーミングに入れるのが難しい場合がよくあります。このような場合は、広角レンズを使って縦位置で撮ると上下に広くフレーミングすることができるので、お芋も一緒に撮ることができます(作例2)。

作例1手元が写らない

作例1手元が写らない

作例2縦位置だと上下に広く撮れる

作例2縦位置だと上下に広く撮れる

低いアングルから撮る

根菜の収穫は地面を掘って採るものなので、しゃがんでいることが多くなります。子供がしゃがんでいるわけですから撮るほうが立ったまま撮っていると、上から見下ろすような角度になります(作例3)。このままでは背景が地面だけになってしまいますし、子供も上を向かなければならないため眩しくて目を細めるような感じになり、かわいい表情を撮ることができません。できれば自分もしゃがんでカメラを構え、子供の目線と同じくらいの高さから撮ったほうがいいと思います。このほうが表情も引き出しやすいです。また背景も地面だけでなく畑の周りの様子も写すことができます。写真になったとき背景に空が少しでも入っているのと入っていないのでは空間の広がりが全く違うイメージになります。

作例3立ったまま撮った

作例3立ったまま撮った

作例4しゃがんで撮った

作例4しゃがんで撮った

明るい屋外でもストロボを使う

お芋ほりは地面を掘るので下を向いている状態になります。晴れた屋外でもこのような状況では周りの明るさに露出を合わせると顔が陰になって暗く写ることがよくあります。特に帽子をかぶっている場合は顔が余計暗くなりますから、このような時はストロボを使って日中シンクロをすると便利です。明るい屋外ではストロボは必要ない、と思っている人も多いかと思いますが、部分的に暗い部分を明るくするにはストロボを使うと便利です。日中シンクロはストロボをメインの光源として使うのではなく、暗い部分だけを照らす補助的な光として使う方法です。一眼レフなら内臓ストロボを出して撮ればストロボが発光します。この時、注意したいのはファインダー内のインジケーターです。ストロボを使うにはシャッター速度を高速に設定することができません。そのため、インジケーターが露出オーバーになっているのに気が付かないで撮っていると、露出が飛びすぎて真っ白な写真が撮れてしまうことがあります。PモードにしてISOオートをONにしておけばまず大丈夫だと思いますが、普段Aモード(絞り優先)やM(マニュアル)で撮っている場合はインジケーターに注意して、一枚撮ったらモニターで確認するなどしたほうがいいでしょう。

作例5ストロボで日中シンクロ

作例5ストロボで日中シンクロ


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