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卓球の試合を撮るVol.267 2016年04月29日更新

もう卒業してしまいましたが、子供が卓球部に入っていました。がっつり体育会系の性格ではなかったわが子にとって、おとなしい部員が多い卓球部は居心地が良かったようです。あんまり強くはなかったけど試合に出るときはカメラを持って応援に行ったものでした。運動部にとってメインは夏の大会ですが春に試合がある部活もたくさんあります。運動部の試合でもその種目によって撮影条件がかなり違いますが、今回は「卓球の試合の場合」の撮り方のヒントを紹介したいと思います。

連写を使うのもあり

球技の場合は画面に球が入っていたほうが、臨場感が出ます。卓球の場合かっこよく撮るにはやっぱりスマッシュを打つところかなと思い、スマッシュを打ちそうなところを重点的に狙ってみました。卓球は意外と打球が早く、打った瞬間はけっこうなスピードになるそうです。ですから球がラケットに当たった瞬間後はフレーミングに球を入れた写真を撮るのがなかなか難しいと考えていいでしょう。私はほとんど連写を使わないのですが(枚数がべらぼうに増えてしまって後で整理するのが大変だから)スポーツの写真はタイミングになれていないと撮りたい瞬間をとらえることができませんから、「ちょっと自信ない」という場合は連写を使っていいと思います。

打つ瞬間のちょっと前からがシャッターチャンス

スマッシュを打つところを狙ってみると打つ前のバックスイングのあたりからがかっこよく撮れるタイミングになるようです。作例1はスマッシュを打つちょっと前、作例2が打つ瞬間、作例3が打ち終わった後になります。写真としては作例1、2のほうが作例3よりもかっこよく写っていますし、球も画面内に入っています。連写で撮るなら作例1くらいのタイミングからシャッターを押せばかっこいい瞬間がとらえられると思います。

作例1打つ前

作例1打つ前

作例2打つ瞬間

作例2打つ瞬間


作例3打ち終わったあと

作例3打ち終わったあと


タイミングに自信がなければサーブの瞬間を狙ってみる

ネットを挟んで球を打ち合うラケットスポーツは特に動きが予測しにくく、スマッシュの瞬間はラケットの振りも早いので慣れないと撮りにくいという現実があります。なかなかうまくシャッターチャンスをつかめない場合の保険ですが、サーブの瞬間を狙うという方法もあります(作例4)。サーブは止まった状態で打つのでファインダーで動きを追いながら撮るよりずっと落ち着いてタイミングを狙うことができます。また、打つタイミングもつかみやすいのでスポーツ写真初心者の方にも比較的簡単に撮ることができます。

作例4サーブの時なら撮りやすい

作例4サーブの時なら撮りやすい

試合前後のスナップも撮っておこう

子供のスポーツ写真の場合、シャッターチャンスはなにもゲーム中だけではありません。試合の合間にお友達を応援しているところもいいですし、勝ったときのうれしそうな表情や負けたときの悔し涙も、時がたてばよい思い出になります。試合が終わったら撮影をやめてしまうのではなく、その日一日の思い出を撮るつもりでいろいろな表情のスナップを撮っておきましょう(作例5)。

作例5シャッターチャンスはゲーム中だけじゃない

作例5シャッターチャンスはゲーム中だけじゃない


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