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ビギナー向け一眼レフの特徴Vol.146 2013年12月13日更新

12月はボーナス月であるということもあり、いろいろな業界で年末セールが行われます。カメラ業界も例外ではありません。いろいろなカメラがあるので、特に最初の一台を選ぼうと思うとどのカメラがいいのかわからないという人もいると思います。今回はデジタル一眼レフを購入するという設定で考えてみました。一眼レフと一言に言っても機種によっていろいろな違いがあり、安い買い物ではありませんから慎重に選びましょう。今週はまず初心者用のビギナーモデルについてお話してみます。

(図3)シーンモード

(図3)シーンモード

初級者にやさしい機能いっぱいのビギナー向けモデル

一番リーズナブルなのが初級者用モデルです。小さく軽い設計で、持ち運びも便利です。たいてい2本くらいズームレンズがついたレンズセットで購入することが出来ます。しかもそれで10万以下ですからお得感が高いのはいうまでもありません。こういったモデルは初心者ユーザー向けに作られていますから、初心者さんにやさしい機能が搭載されています。必ずついているのがシーンモードなどの簡単設定が出来る撮影モードです。たいていイラストであらわされていますが、代表的なものとしてはポートレート、マクロ、スポーツなどのモードがあり(図3)それぞれの状況に適した撮影モードになるようにカメラが自動的にいろいろな設定をしてくれる機能です。また、そのとき使っているレンズによってなるべく手ブレしにくいシャッター速度を選んでくれるなど、「カメラのほうで細かいことは考えてくれます」という撮り方が出来ます。

でも上級者にはちょっと使いにくいビギナーモデル

しかし、設定を変えるときに誤って設定を変えてしまわないように、わざわざちょっと面倒な手順で設定を変えるようになっているという特徴もあります。以前、友人が「ちゃんと合わせたはずなのにピントが全部外れている」と電話してきました。彼女はAFフレームを画面上端のものに設定してしまったことに自分で気がつかず、一日中中央のAFフレームに被写体をあわせて撮影していました。それですべての写真でピントが背景にあってしまい全部後ピンの写真になってしまっていたのです。このように「誤って設定を変えてしまった」という事態を避けるためにビギナーモデルでは、設定をかえるのにわざと面倒な手順を踏まなければならないようになっている機種もあります。たとえば[写真(1)]のカメラでは右上のボタンを押してからセレクターでAFフレームを変えるようになっています。上級者向けのモデルではワンアクションでAFフレームを変えることが出来ることを考えると、こういった設定やカメラが勝手に考える機能は上級者にはかえって使いにくいものだと言えます。本当の入門者用カメラと考えたほうがいいでしょう。

写真(1)AFフレームの選択に手間がかかる

写真(1)AFフレームの選択に手間がかかる

楽しい機能が充実している

ビギナーモデルの特徴として写真を楽しむための機能が充実しているということがります。なかにはカメラにWi-Fiが内蔵されていて撮った写真をすぐにスマートフォンなどに送ることが出来るものもあります。また、バリアングルモニター[写真(2)]もビギナーモデルに採用されていることが多い機能です。私も正直「私のカメラにこの機能があったら便利なのに」と思ったことが何度かあります。もちろんアングルファインダー〔別売りのアクセサリー)を使えばいいじゃないか、という考え方もありますが、カメラ単体でローアングルやハイアングルの撮影が出来るというのは魅力的です。連射速度や、AF速度などレスポンスの面では上級モデルに勝てませんが、やはり光学ファインダーを搭載した一眼レフは撮りやすいです。特に動く被写体を撮りたい人にはたとえ初級者用であっても一眼レフがお勧めです。

写真(2)バリアングルモニター

写真(2)バリアングルモニター


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