はじめに

ソニーからフルサイズ対応E マウントレンズ「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」を、2023年7月28日に発売するとアナウンスがありました。G レンズならではの高い描写力、高速・高性能オートフォーカスはもちろん、世界初（2023年7月製品発表時点）のズーム全域で最大撮影倍率0.5倍（APS-Cカメラ使用時は35mm判換算値0.75倍）を実現する、ハーフマクロ撮影性能を備えたレンズです。また、別売りのテレコンバーターを装着することで最大400mmまでの超望遠撮影と、ズーム全域で最大撮影倍率1.0倍の等倍マクロ撮影が可能な、一台で幅広く使える小型・軽量な望遠ズームレンズになっています。

主な仕様

遠景から近接まで高い描写力での撮影が可能

本レンズは70mmから200mmのズーム撮影と、世界初（2023年7月製品発表時点）のズーム全域で最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影が可能です。高度非球面AA（advanced aspherical）レンズを採用しているので高解像かつ高コントラストであり、ED（特殊低分散）ガラスによる色収差の低減、美しいボケ表現など、Gレンズならではの高い描写性能を実現しています。

全長約149mm、質量約794g（三脚座除く）と、小型・軽量なサイズで携行しやすく機動性に優れ、ポートレートからスポーツ、風景、マクロ撮影など、様々な被写体の撮影に対応します。最短撮影距離は広角側で0.26ｍ、望遠側で0.42ｍと被写体にぐっと近寄れます。

別売りの高性能テレコンバーター（1.4 倍の『SEL14TC』、2倍の『SEL20TC』）の装着が可能で、『SEL20TC』装着時には最長400mm（APS-Cカメラ装着時は35mm判換算600mm相当）の超望遠で美しいボケを描くと共に、遠くの被写体をより大きく撮ることができます。また、ズーム全域において最大での等倍マクロ撮影が可能です。

撮りたい一瞬を逃さない高度なオートフォーカス

高速駆動を実現するソニー独自の XD(extreme dynamic)リニアモーター搭載により、従来モデルのFE 70-200mm F4 Macro G OSSと比べてオートフォーカス速度は最大約 20％高速化（※）しています。動体への追随性能も従来比で約2倍向上（※）しているため狙った被写体を粘り強く追い続け、撮りたい一瞬を逃しません。α1との組み合わせで最高30コマ/秒の高速連写が可能です。
※ソニー測定条件による

動画撮影でも安心な手振れ補正

動体撮影時におけるフレーミングの安定感を重視し、手ブレ補正のアルゴリズムを最適化したMODE3（※）を搭載。カメラボディとの組み合わせで、より効果的に手ブレを補正します。また、XDリニアモーターや最新の絞りユニットを採用することにより、動画撮影中の操作音や振動も抑制します。
※ MODE3を使用するには本体ソフトウェアを最新のバージョンにアップデートする必要があります。ボディとの互換性の詳細はソニーホームページのサポートページを参照してください

直観的に行える操作性

過酷な撮影など使用環境を選ばず安心して操作を行えるよう、フォーカスレンジリミッターや、オートフォーカスからマニュアルフォーカスへ瞬時に切り替えられるフルタイム DMFスイッチを採用。ボディ側からカスタマイズできるフォーカスホールドボタンも3つ搭載し、撮影者が直観的に操作できるよう設計されています。ズームロックスイッチにより意図しない鏡筒の繰り出しを防ぎ、さらにズームトルクの最適化を図り、自動落下を防ぎます。付属の着脱式三脚座を使用することで、さらなる安定感のある撮影ができるでしょう。

最前面のレンズには新たにフッ素コーティングが施され、レンズ表面の指紋やほこり、油などの汚れも簡単に取り除くことができます。防塵・防滴に配慮した設計により、屋外でも安心して使用できるレンズです。

動画での製品紹介

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