初心者におすすめのカメラ『富士フイルム X-T30 III』|写真家 渡邉真弓

渡邉真弓
初心者におすすめのカメラ『富士フイルム X-T30 III』|写真家 渡邉真弓

はじめに

「カメラを始めたい」
あなたが、そう思ったきっかけは何ですか?

それは、茜色に見事に染まる空をみたとき、愛すべき人やペットとかけがえのない時間を過ごすとき、美味しいものを食べたとき…。
実は、写真を始めるきっかけは、あなたのまわりに無限に転がっている。

・カメラを毎日持ち歩きたい
・日々のちょっとした幸せを撮りたい
・自分の見た世界を写真に残したい

そんな人におすすめしたいのが、2025年11月に発売されたばかりの最新機種「FUJIFILM X-T30 III」だ。

カメラを毎日持ち歩きたい : 重さとサイズに注目

毎日持ち歩くのであれば、重さとサイズが重要。
FUJIFILM X-T30 IIIは重さ約378g、サイズは幅118.4mm、高さ82.8mm、奥行き46.8mmと小型軽量でコンパクト。持ち歩きがとても簡単で、カバンにポンと入れて出かけられる。撮りたいときにさっと取り出せるのも嬉しい。

■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影環境:32mm 1/110秒 f/6.3 ISO640

毎日持ち歩くなら、デザインにもこだわりたい。
FUJIFILM X-T30 IIIは上部に3つのダイヤルが並ぶ。

向かって右側が「フィルムシミュレーションダイヤル」、ファインダーすぐ左にあるのが「シャッタースピードダイヤル」、一番左が「露出補正ダイヤル」。この3つは、電源を入れなくても設定の確認ができるのがポイントだ。

■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影機材:32mm 1/220秒 f/6.3 ISO640
■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影環境:33mm 1/1000秒 f/6.3 ISO640

日々のちょっとした幸せを撮りたい : 高い描写力と新世代エンジンを搭載

FUJIFILM X-T30 IIIは、裏面照射型約2,610万画素の「X-Trans CMOS 4」センサーと最新の画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載しており、処理性能とAF精度が向上している。描写が良く、その場の雰囲気を十分表現できるカメラだ。日常にひそむ繊細さを丁寧に捉えてくれる。

■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影環境:13mm 1/480秒 f/8 ISO640
■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影環境:33mm 1/5400秒 f/6.3 ISO640
■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影環境:33mm 1/9秒 f/6.3 ISO640

さらに嬉しいのが、被写体検出AFが搭載されたこと。
被写体検出AFとは、人物の顔・瞳、動物、鳥、車、バイク、自転車、電車などを検出し、ピントをあわせたまま自動的に追尾する機能。FUJIFILM X-T30 IIIと一緒だと、様々なシーンの撮影が楽しめる。

自分の見た世界を写真に残したい : 多様な色表現とはじめのレンズ

写真にとって色は大切な要素。どのように表現するかは、「自分らしさ」「私らしい写真」につながっていく。
そこで欠かせないのが「フィルムシミュレーション」。
フィルムシミュレーションは、富士フイルムが90年以上にわたり培ってきた写真フィルムの画質設計をデジタル技術で引き継いだもの。FUJIFILM X-T30 IIIは20種類のフィルムシミュレーションが搭載されている。
フィルムシミュレーションごとに特徴があり、同じ被写体でもフィルムシミュレーションを変えるだけで、発色やコントラストの表現が変化する。

▼NOSTALGIC Neg.(ノスタルジックネガ)

■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影機材:33mm 1/160秒 f/6.3 ISO640

▼Velvia/ビビッド

▼クラシッククローム

フィルムシミュレーションの選択は「フィルムシミュレーションダイヤル」で行う。

ダイヤルには代表的なフィルムシミュレーションとして「PROVIA/スタンダード」「Velvia/ビビッド」「ASTIA/ソフト」「クラシッククローム」「REALA ACE」「ACROS」があり、ダイヤルを回すだけで選択が可能。全20種類から選びたいときは「C」が便利。
さらに、「FS1」~「FS3」では、「FSレシピ」としてフィルムシミュレーションと各種パラメーターを調整した設定を保存することができる。

最初は、難しく考えず、自分のイメージに近いフィルムシミュレーションを選んでみよう。お気に入りができてきたら、自分だけのFSレシピを作ってみる。自分のレベルにあわせていろいろな楽しみ方ができるのが特徴だ。

そしてもうひとつ大切なのは「はじめのレンズをどうするか」だ。
おすすめしたいのは、フジノンレンズ「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」。

FUJIFILM X-T30 IIIはボディ単体のほか、レンズとあわせて購入することができる。
ボディとレンズがセットになったものをレンズキットというが、そのレンズとして登場するのがフジノンレンズ「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」だ。

XC13-33mmF3.5-6.3 OISは、X-T30 IIIと同時に発表された最新のレンズ。全長37.5mm・質量125gと、とても小さく軽いので、X-T30 IIIとの相性も抜群。35mm判換算で20mmから50mm相当で、日常使いにぴったりだ。

13mmで撮影
33mmで撮影
■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影機材:33mm 1/350秒 f/6.3 ISO640

また、ズーム全域で最短撮影距離20cm、テレ端での最大撮影倍率0.25倍と、被写体に近づいて撮影することもできる。4段の手ぶれ補正を搭載しており、さらに、逆光シーンでも扱いやすく、日々の撮影で安心感のある描写をしてくれる。

ちなみに、この記事の作例写真はすべてXC13-33mmF3.5-6.3 OISで撮影している。
FUJIFILM X-T30 IIIとXC13-33mmF3.5-6.3 OISで重さは約500g。ペットボトル1本分。本当に軽いので驚いた。
FUJIFILM X-T30 IIIとXC13-33mmF3.5-6.3 OISは、カメラを始める人におすすめしたい組み合わせだ。

■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影機材:33mm 1/90秒 f/6.3 ISO640
■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影機材:25mm 1/140秒 f/7.1 ISO640
■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影機材:33mm 1/300秒 f/6.3 ISO640
■撮影機材:FUJIFILM X-T30 II + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影機材:13mm 1/1600秒 f/3.5 ISO640

おわりに

「カメラを始めたい」
・カメラを毎日持ち歩きたい
・日々のちょっとした幸せを撮りたい
・自分の見た世界を写真に残したい

あなたの気持ちにしっかりと寄り添って、一緒に日々を歩んでくれる。
FUJIFILM X-T30 IIIはそんなカメラ。
日常はもちろん、旅、動物、イベントなど、多彩なシーンできっと相棒となるだろう。

「カメラを始めたい」と思った今が、きっといちばんいいタイミング。
FUJIFILM X-T30 IIIと一緒に、あなただけの日々を残していってくださいね。

■撮影機材:FUJIFILM X-T30 III + XC13-33mmF3.5-6.3 OIS
■撮影機材:31mm 1/280秒 f/6.3 ISO640

 

 

■写真家:渡邉真弓
札幌在住。日常をモチーフに「時の有限性」「薄れゆく記憶」について考察する作品を制作。「写真と一緒にくらしを楽しむ」をキーワードに、写真教室、写真にまつわる執筆・企画提案、撮影など幅広く活動している。北海道カメラ女子の会代表、フォトフェスCuiCui 事務局代表、京都芸術大学通信教育部美術科写真コース非常勤講師。地方自治体と地域振興プロジェクトも展開中。

 


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