きょうだいの写真を素敵に残そう!|日常を“宝物”に変える5つのコツ

2025/6/21(土)に開催されるソニープロカメラマンセミナーでは、本記事でもレビューしているAya(綾)さんが登壇して「いつもの公園写真をエモーショナルに ~ “撮れたらいいな”を“撮れる”に変えるカメラの話 ~」を開催します。もっと素敵なお子さまやご家族の写真を撮りたいと考えている方へオススメのセミナーです。普段からαを使って撮影を楽しまれている方をはじめ、SONYのカメラやレンズを使ってみたいと考えている方も方奮ってご参加ください。セミナーの詳細は文末に記載しています。
はじめに
皆さん、初めまして!フォトグラファーの綾です。毎日全力疾走で逃げる4歳と2歳の息子たちを追いかけながら写真を撮っています。同じようにきょうだいのお子さんがいらっしゃる方から、「動き回ってピントが合わない」「バランスよくきょうだいを撮影するのが難しい」といったお悩みをよく伺います。今回は、私が日頃の撮影や講座でお伝えしているポイントをもとに、ご家庭のカメラでも実践しやすい5つのコツをご紹介いたします。
ピントを合わせる位置を先に決める
きょうだいを2人同時に撮影する際は、ピント位置の優先順位を明確にすると失敗が減ります。
主役を決める
メインで写す子を決めてみましょう。
今回は次男よりも手前に滑ってくるであろう長男の目にピントを合わせています。

■撮影環境:f/1.8 1/640秒 ISO200 焦点距離55mm
こちらも手前に走ってきた長男にピントを合わせています。

■撮影環境:f/2.8 1/3200秒 ISO250 焦点距離70mm
ソニーの瞳AFのおかげで自動で目にピントが合うので、本当に助かっています…!
横並びになってもらう
どちらか片方だけでなく2人ともくっきり写したい場合は、子どもたちがレンズから同距離になるよう横並びに立ったり座ったりしてもらいましょう。

■撮影環境:f/1.6 1/400秒 ISO250 焦点距離85mm
こちらの写真はブランコなので、なるべく2人の前後差ができないように自分の立ち位置に気をつけています。

■撮影環境:f/1.8 1/1600秒 ISO200 焦点距離55mm
「シリーズもの」で成長を物語る
同じ声かけ・同じポーズで繰り返し撮ると、写真がストーリー性を帯びます。同じ場所できょうだいのシリーズものを撮影できたら素敵だと思いますが、お天気や体調、機嫌などを考慮すると続けるのはなかなか難しいので、ポーズだけ決めてしまえばOK!ということにしています。私のおすすめは「ぎゅーして!」。2人の表情や身長などの変化を残すことができます。
家のソファーでぎゅー!

■撮影環境:f/2 1/160秒 ISO320 焦点距離55mm

■撮影環境:f/2 1/400秒 ISO200 焦点距離55mm
公園でぎゅー!

■撮影環境:f/1.8 1/2000秒 ISO200 焦点距離55mm

■撮影環境:f/1.8 1/2000秒 ISO400 焦点距離85mm
お出かけ先でぎゅー!

■撮影環境:f/2.8 1/2000秒 ISO400 焦点距離31mm
比較しやすいように、「ぎゅー」の写真を撮る時はなるべく「横向き」で撮影するようにしています!
いつか「ぎゅーシリーズ」でアルバムを作れたらいいなと思っています。
おそろいコーデで「特別感」を演出
色味を3色以内に抑える
同系色やリンクコーデにするだけで、写真全体に統一感が生まれやすいです。
色味を3-4色に抑えると、ごちゃつきが少なくなります。
例えばこちらの写真はアイボリーのニット帽、カーキのアウター、茶色のパンツの3色です。

■撮影環境:f/1.4 1/400秒 ISO200 焦点距離85mm
男の子は子供服の選択肢が少ないこともありますが、大体この色味を選んでおけば、どこでも馴染むことが多いです。
次の写真は、ボーダーの緑、サロペットのベージュ、ネイビーのスニーカーの3色です。
遊具の色とボーダーの色がリンクしているのは偶然です。そんな偶然を見つけるのも写真の面白いところですよね。

■撮影環境:f/1.8 1/1000秒 ISO200 焦点距離55mm
肌着が見えにくい服を選ぶ
首元から肌着が見えにくい服を選ぶように気をつけています。もし見えてしまった場合は、Lightroomなどで消すことも可能ですが、やはり手間がかかってしまうので、首元が空きすぎない服を選ぶようにしています。

■撮影環境:f/1.8 1/400秒 ISO200 焦点距離35mm
キャラクター物のお洋服について
「子どもがキャラクター物のお洋服が好きで、写真の雰囲気を整えるのが難しい」というお悩みも耳にします。息子たちはまだ「キャラクター物の服を着たい!」とは言わないのですが、普段の靴下やハンカチを大好きなキャラクターものにしてあげています。
自分で服を選んでもらうと案外無難なボーダーを選んだりします。笑
もしカラフルなキャラクターものに興味を持つようになったら、カラフルな遊具のある公園や遊園地で写真を撮りたいなと思っています!

■撮影環境:f/2.8 1/1000秒 ISO200 焦点距離90mm
公園撮影は「光を読む」だけで見違える
特別なロケーションがなくても、光の向きと質を理解すればぐっと雰囲気が高まります。
晴天の日中は木陰を利用し、柔らかい光で捉えるように気をつけています。

■撮影環境:f/1.8 1/2000秒 ISO200 焦点距離55mm
朝や夕方には背景に太陽を入れ、逆光で髪の縁がふわりと光る“キラキラ写真”を狙いましょう。
普通の公園での光や構図の捉え方については6/21の講座で詳しくお伝えするので、楽しみにしていてください!
色味を統一して「作品」へ仕上げる
撮影シーンが増えるほど、色味がばらつきやすくなります。私はAdobe Lightroomで現像する際、オリジナルプリセット「Aya_Baby&Kids」を適用して、全体のトーンを一括調整しています。
写真全体の雰囲気をそろえると、アルバムやSNSに投稿したときの統一感が高まります。
プリセットは販売もしておりますので、もしよかったらぜひチェックしてみてください!
https://ayaaya-0806.stores.jp/items/65d36461835a6715ae90e701
プリセット適用前

■撮影環境:f/1.8 1/2000秒 ISO200 焦点距離55mm
Lightroomプリセット「Aya_Baby&Kids」プリセット適用後

■撮影環境:f/1.8 1/2000秒 ISO200 焦点距離55mm
プリセット適用前

■撮影環境:f/2 1/160秒 ISO320 焦点距離55mm
Lightroomプリセット「Aya_Baby&Kids」プリセット適用後

■撮影環境:f/2 1/160秒 ISO320 焦点距離55mm
さいごに
きょうだい写真を残すうえで大切なのは、「いま」の空気感を楽しみながら撮ること。
完璧な笑顔よりも、ふとした仕草や自然なやりとりに、その子らしさやきょうだいの絆が表れます。
子どもの成長はあっという間。何気ない日常こそ、後から振り返ったときに一番の宝物になります。
ぜひ、今日から気負わずに、遊びや会話の中でシャッターを切ってみてくださいね。

■撮影環境:f/2.8 1/4000秒 ISO320 焦点距離70mm
【2025/6/21】Aya(綾)さん登壇の「いつもの公園写真をエモーショナルに」セミナーを開催
2025年6月21日(土)講師にAyaさんをお招きして、「いつもの公園写真をエモーショナルに ~ “撮れたらいいな”を“撮れる”に変えるカメラの話 ~」をテーマにSONYフルサイズミラーレスカメラ”α”の魅力を紹介するセミナーを開催します。もっと素敵なお子さまやご家族の写真を撮りたいと考えている方へオススメのセミナーです。普段から”α”で撮影されている方はもちろん、これからカメラを始めてみたいと考えている方にもオススメのセミナーです。
本セミナーは全国のカメラのキタムラ50店舗でライブ中継にて開催いたします。参加費は無料!講師への質問もできますのでこの機会にぜひお気軽にご参加ください。セミナー終了後、一部の店舗では普段取り扱いのない特別なカメラやレンズが体験できます。開催店舗をぜひご確認ください!
▼Aya氏メッセージ動画
【概要と申込み】
■開催日:2025年6月21日(土):Aya氏「いつもの公園写真をエモーショナルに ~ “撮れたらいいな”を“撮れる”に変えるカメラの話 ~」
■開催時間:【第一部】11:00~12:00【第二部】14:00~15:00
■費用:無料
■場所:カメラのキタムラ ライブ中継先店舗(下記店舗一覧よりご確認ください)
■定員&申込み:希望店舗へお問い合わせ、ご連絡ください
■申込み期限:各開催日前日の店舗営業時間内
【店舗一覧】
募集状況や申込み、ご質問などは申込み希望店舗へお電話ください。
★の表記がある店舗では当日限定のラインナップでカメラやレンズの体験ができます。
■北海道:札幌/羊ケ丘通り店★
■北海道:釧路/釧路店
■青森県:弘前/高田店
■秋田県:秋田/広面店★
■山形県:山形/馬見ヶ崎店★
■栃木県:小山/小山店
■群馬県:太田/太田店
■茨城県:水戸/下市店★
■埼玉県:熊谷/熊谷店★
■埼玉県:埼玉/狭山富士見店★
■埼玉県:鶴ヶ島/鶴ヶ島店
■千葉県:市川/北国分店
■東京都:新宿/北村写真機店
■東京都:東京/羽村店
■神奈川県:平塚/平塚店★
■山梨県:甲府/アルプス通り店
■静岡県:富士/市役所前店★
■静岡県:藤枝/田沼店
■新潟県:三条/ピア店
■富山県:富山/掛尾店★
■石川県:小松/小松店★
■石川県:金沢/有松店
■石川県:金沢/浅野本町店★
■福井県:武生/武生店
■福井県:福井/バイパス南店
■愛知県:豊橋/牧野店
■愛知県:豊川/諏訪店
■愛知県:一宮/中島通り店
■愛知県:名古屋/守山・今尻店
■三重県:四日市/西浦店★
■滋賀県:草津/野村店
■京都府:京都/四条西院店
■大阪府:岸和田/岸和田店
■大阪府:河内長野/河内長野店
■兵庫県:姫路/英賀保店
■岡山県:岡山/東岡山店
■岡山県:岡山/下中野店★
■鳥取県:鳥取/鳥取店
■島根県:松江/学園通り店★
■徳島県:徳島/沖浜バイパス店
■愛媛県:松山/朝生田店
■福岡県:福岡/ミーナ天神店★
■福岡県:久留米/上津店
■福岡県:八幡/折尾店
■大分県:大分/光吉店
■熊本県:熊本/東バイパス中央店
■宮崎県:宮崎/中央店★
■佐賀県:佐賀/南部バイパス店
■鹿児島県:鹿児島/中山バイパス店
■沖縄道:沖縄/北谷店
【Aya(綾)氏プロフィール】
1991年生まれ。大阪府在住。4歳と2歳の兄弟の母。育休中に会社を退職し、SNS向け商品撮影を専門とする在宅フォトグラファーに転身。物撮り写真講座は50秒で満席に。過去にはスマホ写真講座で900名以上の申し込みが殺到した実績も。SNSについても学べる、フォトスクールmonogatari代表。共著「Instagramあたらしい商品写真のレシピ」。